Nonsection Radical

撮影と本の空間

転進す

2011年11月21日 | Weblog
昨日は雨も上がり、チャンス到来とばかりに隣町に出かけた。
ユニクロで薄い(ホントに薄い)セーターを買いにだ。
ユニクロはちょうど創業祭ということで、イヤな予感がしたので、まずブックオフへ行った(笑)。
1500円以上買うと30%引きの割引券を持っていたのだ。
でも、下調べをしていないので本のリストがなく、今日は下見だけにしておこうと。
ところが(笑)、105円以外の文庫本がすべて250円と均一セールだった。
何を手にしていいのかわからず、棚を端から眺めて行ったけど、いざとなると役立たずになる体質のため、なかなかこれはという本が見つからない。
それに出版不況のためか、新しい本はあまり古本屋へ並ばない状況もある。
短編集を見繕って、以前から探している本を見つけようとしたのだけど、いつものことで書名も作者も思い出せない。
結局見つからないし、レジに持って行ったのは、ほとんどが105円本というセールを活かせない選択となった。
ちなみに昨日は宮部みゆきの「理由」を読み終えた。

ユニクロへ戻り、店内を歩いてセーターを探し、オックスフォードシャツの値段を確認し、さてレジへ行こうかと思ったら、なんか店の中に行列ができているのに気がついた。
なんだろうなぁと思いながらもレジへ向かうと、レジからずっと行列が出来ていたのだ。
その長さ約15m。みっちり詰まった15mだ。
一瞬、ここはソ連かと錯覚したが、赤い旗は立っていないし、レジの店員も無愛想ではない。
それで日本である事がわかった。
終戦直後の闇市だったかもしれない。
ただ並んでいるのが、ほとんどオバちゃんばかりなので、現代の大阪なのだと理解した。
行列に突撃しようかと思ったが、外食券食堂じゃあるまいしと、結局転進(撤退)した。
ヘタレと呼んでもらって結構だ。
栄光の転進だ。

で、今日再びユニクロへ行ったのだ(苦笑)。
セールは今日までと知っていたのだ。
昨日の客は女性ばかりなので、男物が売り切れる事などないとの確信だ。
当然、ゆったりと買う事が出来た。
これが主夫の知恵というものだ。

ついでに同じショッピンセンター内の男性衣料品売り場も覗いてみた。
吊るしのスーツが9800円とかで売っている。
アオキやコナカよりずっと安い。
でも、客はいない。
安くてもオヤジは服装に金を使わないのだ。
それが日本経済を停滞させているのに。
もちろんsatoboも停滞に手を貸して帰ってきた。
ここでも転進したのだった。
大日本帝国男子 連戦連敗である。

琵琶湖・沖島 10
コメント
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