Nonsection Radical

撮影と本の空間

トンデモ話の御教示

2014年02月19日 | Weblog
本を読んでいて興味を引かれた話をネット検索すると「トンデモ説」とか書かれていたりする。
また話題にした事に「トンデモ話」だと御教示いただく事もある。
それでどうしてトンデモなのか調べるのだけれど、ネットなんかには「~という話を以前読んだ」とか詳細が不明な話しか出てこない場合もある。
本を読んでも「ふ~ん、そういう説もあるのかぁ」という感じで読んでいるだけれど、それに対するトンデモ説も詳細がわからないので「ふ~ん、トンデモ説って言われているんだぁ」程度にしか思わない。
先日の割烹着おねいさんの研究のように、”専門家”からはトンデモ扱いされている事が実際に”証明”される場合もあるのだから、否定するだけの根拠がしっかりしたものを知りたいと思うのである。
でも残念ながら、御教示いただいたものやネットでの話には、”根拠”とされるものが提示されていないので「ふ~ん、そういうものかぁ」程度にしか”理解”出来ないのです。
「これこれこういう検証結果があるので、その話はトンデモ話です」と教えられると「成る程、確かにトンデモ話だ」と納得出来るんだけど。
歴史的なものなどは、評価が定まっていない事も多いので、様々な説が現われては消え、どの説を支持するかによって他の説は隅に追いやれる事になるけど、否定する根拠が明らかにされると判断もしやすくなる。もっとも判断したところで、それが正しいのかはわからないけれども。
だからこれからもいろいろと話題を拾っていこうと思うけれど、御教示の際は論拠を明らかにしてもらえれば大変ありがたいと思う次第です。

で、トンデモ話とされたものとは、1989年出版の田原総一朗著「知の旗手」に出てきた角田忠信というセンセイの「脳センサー」に関する事で、左右の耳にわずかな時間差のある同じ音を聴かせる事で右脳と左脳とで音による働きが異なることが”わかった”という”実験”の話があり、そこから話が拡がって母音と子音の判別や音域により左右の判別脳が異なるとか、地殻の歪みを感知する「脳センサー」の働きがあるとかいう話なんだけど。
ネット検索ではトンデモ説とはあっても、せいぜい論拠が「以前確認されなかったという話をどこかで読んだ」程度にしか出てこず、それも母音と子音の判別が日本人と他の言語民族とでは脳の左右で異なるという”説”に対する否定にであって、角田センセイの各実験を追試した結果とは違う話もごちゃごちゃ混じっていて、どのようにトンデモ説と確定したのかがわからないんだよねぇ。
それぞれの”実験”に対する追試判定がどこかにないかと思っても見つからなかったんだよねぇ。
だから今でも、そういう話があったんだぁと思うだけなんだよねぇ。





河原町の街並み 4
兵庫県篠山市河原町
撮影 2014年1月6日 月曜日 11時15分
コメント
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