やっと文化大革命の本を読み終えた。
文化大革命ってなんだっけ?という思いから読み始めたのだけど、社会主義がうまくいかない原因は「欲」を無視した人工的な制度だからだったんだなぁという思いで途中から気が重くなった。
平等な社会とか言っても、結局そこでは自分の欲の皮を突っ張らせてうごめく人の妬み、疑心暗鬼、足の引っ張り合いがあって、いかに自分が「得」をするかしか考えていなくて「徳」なんてものはカケラもない。
だからといって、その欲を”素直に”むき出す資本主義が“正しい”のかというと、欲望に対しては正しいのだろうけど、そんな際限のないものを追いかけてもねぇという気がする。
そんなだから、出来れば近づきたくはないと思うのだけど、現実の世の中はそんなふうに成り立っているのだから、そこでどうやって世渡りしていこうかと考えた場合、無視する事は得策ではないので、人の欲得がどんなふうに社会を動かしているのかを知って、それに対処する方がいいだろうと思うようになった。
バブルの時代や当時の金融不祥事などの本を読んでいるのも、結局どのような欲にかられて人が動いたのかを知りたいからなのだろう。
それをお手本にするわけでもなく、バカだなぁと思うわけでもなく、どのような欲を持ち、どのような気持ちで、どのように行動したのかにだけ興味を持って読むと、我が身と照らし合わせて、欲の事がわかってくる。
わかったから、それが役に立つのかわからないけれど、そういう世の中で生きているんだとわかれば、変に厭世的にならずにすむ。
それに欲をキーワードに読み解くと、結構世の中の事象が見えてくる。
ああ、この人はこういう欲でこういう行動をしているんだぁとわかれば、じゃあ、なぜそういう欲をかなえたいと思うようになったのだろうと考える先が変わる。
そして人間って面白いよなぁと思える結果が得られる事もあろう。
それが不愉快な事であっても、やはり「面白い=興味深い」と思えるのが人間の姿なんだろうな。
ヤダヤダって気持ちもいっぱいあるけどね。
アエル竹の下通り
長崎県諫早市八天町
撮影 2014年3月22日 土曜日 10時45分
文化大革命ってなんだっけ?という思いから読み始めたのだけど、社会主義がうまくいかない原因は「欲」を無視した人工的な制度だからだったんだなぁという思いで途中から気が重くなった。
平等な社会とか言っても、結局そこでは自分の欲の皮を突っ張らせてうごめく人の妬み、疑心暗鬼、足の引っ張り合いがあって、いかに自分が「得」をするかしか考えていなくて「徳」なんてものはカケラもない。
だからといって、その欲を”素直に”むき出す資本主義が“正しい”のかというと、欲望に対しては正しいのだろうけど、そんな際限のないものを追いかけてもねぇという気がする。
そんなだから、出来れば近づきたくはないと思うのだけど、現実の世の中はそんなふうに成り立っているのだから、そこでどうやって世渡りしていこうかと考えた場合、無視する事は得策ではないので、人の欲得がどんなふうに社会を動かしているのかを知って、それに対処する方がいいだろうと思うようになった。
バブルの時代や当時の金融不祥事などの本を読んでいるのも、結局どのような欲にかられて人が動いたのかを知りたいからなのだろう。
それをお手本にするわけでもなく、バカだなぁと思うわけでもなく、どのような欲を持ち、どのような気持ちで、どのように行動したのかにだけ興味を持って読むと、我が身と照らし合わせて、欲の事がわかってくる。
わかったから、それが役に立つのかわからないけれど、そういう世の中で生きているんだとわかれば、変に厭世的にならずにすむ。
それに欲をキーワードに読み解くと、結構世の中の事象が見えてくる。
ああ、この人はこういう欲でこういう行動をしているんだぁとわかれば、じゃあ、なぜそういう欲をかなえたいと思うようになったのだろうと考える先が変わる。
そして人間って面白いよなぁと思える結果が得られる事もあろう。
それが不愉快な事であっても、やはり「面白い=興味深い」と思えるのが人間の姿なんだろうな。
ヤダヤダって気持ちもいっぱいあるけどね。
アエル竹の下通り
長崎県諫早市八天町
撮影 2014年3月22日 土曜日 10時45分