昨年、10月の台風19号からすでに7ヶ月が経過した。
被害の実態を把握するため、
全戸を対象にアンケートを実施し、その結果がまとまった!!
そもそも、このような調査を始めるきっかけは、
次のようなことがあった。
50戸弱の集落のこの地!!
阿武隈川の支流の一級河川がながれているが、
この河川の氾濫で、これまで経験したことのない、
甚大な被害を蒙ったからである。
この事を心配した仲間数名が「台風19号を語る会」を組織!!
90歳半ばの古老も記憶にない、つまり、
現在この地区内に生存している誰も、経験したことがない、
被害の実態を「後世に残したい」、
さらに、今後予想される自然災害に備え、
「防災減災」の役に立てたい!!
そんなことが、組織する理由であった。
アンケートの回収率は、84%。
たぶん、このような調査は区内で初めての事で、
戸惑いもあったのではなかろうか?
「被害の実態、避難の状況、自由意見欄」等々、
設問事項に応えていただいた。
その結果、被害の実態はもちろん、
地域内の課題も浮きぼれになったように思う!!
つまり、言い方を変えれば、
地域の諸々の課題の可視化、である。
これまで「何気なく見てきたもの」が、災害を大きくした・・・・。
つまり、災害の原因を一言で話せば、
「公共の施設の問題点を、問題視せずして今日を迎えた?」、
「河川や県道の整備の遅れ」にある事がわかった。
地域内の課題の深刻さも浮きぼれになった!!
「コミニケーション不足、住民同士の助け合い、
各組織の役割と活動等々」・・・・・自由意見欄にたくさん記されていた。
これらの課題を整理し、
地区内で、話し合い解決すること、
行政に対して、改善改革を要請することに分けて、
対応するべく現在準備を進めている。
いずれにしても、この調査結果を、
区内の皆さんに、実態を明らかにし認識してもらう!!
行政側にも、しっかり受け止めていただく、
そんな資料作りも大切なことだ!!
そんな事も、仲間が工夫している!!
頼もしい限りである。
ともあれ、このような調査を「任意組織が実施するメリットもある」、
と理解していただけるよう、活動してまいりたい。