さざなみいんこ どっとこむ

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春の繁殖 巣箱について

2017-03-11 13:22:55 | サザナミインコ
まだまだ寒い日が続きますが、春の兆しが感じられる様になって参りました。
庭では梅の花は散って、木々は小さな芽が出て参りました。
サザナミインコの飼育部屋では、多くの親鳥達が抱卵中です。

今回は、繁殖が上手く行かないと言うご相談にお応えして、一番重要な巣箱についてご説明します。
まず、繁殖で一番重要なことは親鳥が巣箱に入ることです。
巣箱に入らないと繁殖が始まりません。
稀に巣箱に入らずに抱卵して雛が孵るケースもありますが、その場合は孵化率も悪く、雛の成長にも問題が起きます。通常は巣箱の中で安心して産卵して、抱卵・孵化・子育てとなります。
しかし、市販の巣箱を設置しても、親鳥が入ってくれるのは精々40%程度です。
巣箱を設置しても、入らないケースの方が多いです。

繁殖の兆候は、親鳥の発情を目安にしますので行動を良く観察することが必要です。
給餌行動や営巣行動、繁殖行動が見られたら、すぐに巣掛けをします。
雌の下腹部が膨れてくると数日で産卵しますので、なるべく早く巣掛けをして安心して産卵できる様にします。

私共で開発したサザナミインコ用オリジナル巣箱は、約90%の親鳥が入ってくれます。

見た目ではただの巣箱に見えますが、全体のサイズや細かいところの寸法と構造に工夫をして、サザナミインコの親鳥が躊躇なく入る様に設計致しました。


基本の設置方法は、上段の止まり木と巣箱の止まり木を平行にします。
これにより、すんなりと中に入る様になり、出入りがとても容易です。


中央の切れ込み部分から上蓋が開きますので、中の様子を見たり、メンテナンスがとても容易に出来ます。


巣箱の中はとても広々していて、雛が5~6羽孵っても余裕があります。


設置後の全体は、この写真の様になります。
この中でとても重要なのが「はしご」です。
雌親は抱卵中は常に巣箱の中に居るので運動不足になり、外に出て来ても糞をするのに時間を要します。
その場合に、このはしごを上り下りして運動すると効果覿面です。

巣掛けで重要なのは、親鳥に寄っては、色々と設置方法を工夫してやる必要があることです。
前記の設置方法は標準ですが、親鳥に寄っては高さを変えてやったり、向きを変えることに寄って直ぐに入ったりします。
また、ケージの下にそのまま置いただけでも直ぐには居る親鳥も多く居ます。


下に置く場合も、左右を変えたり、巣箱の向きを変えたりすると親鳥の好みが見つかる場合もあります。
親鳥が巣箱に入ることが、繁殖の第一歩ですので、繁殖者が色々と工夫をしてください。

当方では「安心安全なサザナミインコ雛のご提供」をモットーと致して居ります。
雛の最新情報は、HPのブリードに掲載しておりますので、合わせてご覧下さい。
尚、雛・餌・用品の販売は直販サイトに掲載致しております。

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