今週はお天気が下り坂で、暫く雨が続きそうですが、とても蒸し暑いです。
空模様は不安定で、ゲリラ豪雨も各地で発生していますので、くれぐれもご注意下さい。
さて、主題の「改正動物愛護管理法セミナー」ですが、昨日、一般社団法人 全国ペット協会 主催で東京 水道橋(東京ドームの近くです。)で開催されました。東京の他、大阪・名古屋でも開催されるそうです。
講師は「環境省 自然環境局 総務課 動物愛護管理室」の方でした。
内容的には、今回の動物愛護管理法の改正経緯・政省令の内容・主な改正点・等々ですが、大きな規制強化としては、動物取扱業の拡大(第二種動物取扱業の追加)・犬猫等健康安全計画の届出・犬猫の個体管理帳簿の記載保存・犬猫の日齢規制・哺乳類/鳥類/爬虫類の対面説明/現物確認の義務付け・説明項目の変更・多頭飼育の適正化・特定動物について・犬猫の引取りについて・罰則強化などでした。
特に鳥類(哺乳類・爬虫類も同様)の販売に関して変更となる内容としては、「対面説明・現物確認の義務化」が大きな改正点です。
従来は、ネット販売等でご購入頂いて発送が可能でしたが、平成25年9月1日以降は必ず対面説明・現物確認をして頂かないと販売が出来なくなります。
ご注意頂きたいのは、「ネット販売」は禁止ではありませんし、「発送・輸送」も禁止ではありません。
「対面説明・現物確認」の趣旨は以下の通りです。
・ネット販売等においてトラブルが多いので動物販売者に予め購入時の対面説明・現物確認を義務付け。
・ネット販売そのものを規制するものでは無く、ネット販売であっても事前に対面説明・現物確認を求める。
・終生飼養が法律上掲げられているにあたり、飼う側からも、その動物を本当に終生飼養出来るかについて、直接その動物を確認し、しっかり説明を受けることが重要。
・対象が哺乳類/鳥類/爬虫類とした趣旨は、販売行為にあたっては、動物ごとに差異無く、購入に当たっては予め現物を確認することが重要であることから対象となった。
[対象となる事業者は第一種動物取扱業のうち動物(哺乳類・鳥類・爬虫類)の販売を業として営む者、また、写真やWebカメラ等では「直接見せる」行為に該当しない。]
難しい言葉ばかりで判りにくいと思いますので、簡単に重要な点だけご説明したいと思います。
・平成25年9月1日以降に販売する鳥類(哺乳類・爬虫類も同様)は、お客様に必ず対面説明を聞いて頂き、現物をご覧頂きご購入頂くことになります。
[雛の状態でご確認頂き、対面説明が済んでいれば、成長後に(一人餌になってから)発送することは可能です。]
・平成25年8月31日までにご予約等(売買契約終結)頂いている場合は、現行法が適用されるので、お引渡しが平成25年9月1日以降であっても合法となり問題ございません。
・第一種動物取扱業を取得されている方への販売は「対面説明・現物確認」は不要ですので、第一種動物取扱業の登録書の写しを頂ければ、従来通りの販売が可能です。
今回の改正で、従来「生産地」の表示から「繁殖を行なった者の氏名又は名称及び登録番号又は所在地(輸入された動物にあっては当該動物を輸出した者の氏名又は名称及び所在地、譲渡された動物であって繁殖を行なった者が明らかでない場合にあっては当該動物を譲渡した者の氏名又は名称及び所在地」や「性別の明記」がありますが、どうやらこちらはとても曖昧で「努力目標」の様な感覚でした。
実際問題として、現在の日本の流通システムでは動物全ての個体識別は不可能ですし、多くの動物では外見で性別を判断出来ない場合が多いです。
因みに、上記内容については当方では全く問題ないのですが、通常のペットショップや鳥専門店等では仕入れ元が判ってしまったりビジネス的に問題点も多い様です。
現在、当方でも従来の様な直接販売だけでは無く、平成25年9月1日以降はペットショップ等への卸売り販売も商談中です。
当方の目的は、多くの方々へサザナミインコを知って頂き、普及させたいと言うものですので、遠方の方々への直接販売は難しくなりますが、どうかご理解・ご協力をお願い申し上げます。
雛の最新情報は、HPのブリードに掲載しておりますので、合わせてご覧下さい。
尚、雛の販売は直販サイトに掲載致しております。
掲載が無い品種のご予約は随時受付中です。お気軽にお問い合わせ下さい。
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