2013年 第三十二弾の雛 デビュー

いよいよ９月も終わり、明日から１０月となります。
今年は例年より、温度が高めですので、秋の繁殖は少し遅れ気味です。
巣掛けは８割方終わりましたので、あと２割は様子を見ながら、少しづつ行おうと思っております。
また、繁殖モードに入る仔は少なく、産卵までにはもう少し時間を要しそうです。

さて、夏の繁殖最後の仔達の巣上げを致しました。


親鳥は下記の通りです。
♂親：SL SFグレイウイングオリーブ／イノ＋ブルー
♀親：SL SFグレイウイングブルー
このペアも通常ですと４～５羽が生まれるのですが、今回は２羽だけでした。
それでも２羽とも元気に育ってくれました。


品種：SL SFグレイウイング ルチノーDd／ブルー　または ルチノーDd／ブルー　
性別：♀（遺伝的）
生年月日：２０１３年９月２日
SPCS No.：１３Ａ２６０【保留中】
リングNo.：SPCS 0243S
とても綺麗な黄色で、ひよこ見たいな感じでとても可愛いです。
まだ、SLGかノーマルかは判りません。
何れにしても女の仔でDd／ブルーは確定です。


品種：SL SFグレイウイング コバルト／イノ　または　SL SFグレイウイング コバルト
性別：♂（遺伝的）
生年月日：２０１３年９月５日
SPCS No.：１３Ａ２６１【ご予約済み】
リングNo.：SPCS 0244S
とても色が濃い仔で、写真ではモーヴの様に見えますが、この親鳥からはモーヴは生まれませんし、良く見るとコバルト色が見えますので、間違いなくコバルトです。
ころころしていて、とても可愛いです。

今回の２羽は親鳥に長く面倒を見て貰いましたが、挿し餌もちゃんと食べてくれます。
この仔達は巣箱では無く、ケージの底面に巣材を敷き詰めたところで育ちましたので、巣箱と異なり衛生的でとても良い環境で育ちました。
ケージの底面をフルに使用して、かなり色々なところで遊んでおりました。
心配していましたリングも、問題無く装着できました。

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2013年 第三十一弾の雛 デビュー

だいぶ秋を思わせる気候となって参りました。
それでも晴天ですと、サザナミインコの飼育部屋は30℃近くまで上がります。
まだ暫くは、ファンを回して空気を循環させる必要があります。
秋の繁殖に向けて、巣掛けが漸く50％くらいは終わりましたが、徐々に増やして行く予定です。

さて、今回の雛デビューは2羽となります。
今回、5羽の雛が孵りましたが、小さいうちに3羽は☆になってしまい2羽だけが育ちました。


親鳥は以下の通りです。
♂親：DF SLGダークグリーン／ブルー
♀親：ルチノーDd／ブルー
生まれる仔は全てSF SLGとなります。


品種：SL SFグレイウイング ダークグリーン／イノ＋ブルー(66.7%)　または SL SFグレイウイング ダークグリーン／イノ(33.3%)　
性別：♂（遺伝的）
生年月日：２０１３年８月２９日
SPCS No.：１３Ａ２５７【保留中】
リングNo.：SPCS 0241S
この仔は目がクリッとしていて、とても可愛いです。
SLG♂の割には、綿毛が白いです。（通常はグレイ）
とてもおとなしい性格です。


品種：SL SFグレイウイング グリーン／ブルー(66.7%)　または SL SFグレイウイング グリーン(33.3%)　
性別：♀（遺伝的）
生年月日：２０１３年８月３０日
SPCS No.：１３Ａ２５８【保留中】
リングNo.：SPCS 0242S
とても鮮やかなグリーンで綺麗な女の仔です。
あまり体調が優れず挿し餌の量が少ないので心配です。
元気に育っておくれ....。

もうすぐ、あと2羽の巣上げもしないとと思っております。
まだ、リングも付けていないので急がないと.....。

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ちょっと一休み

だいぶ朝晩は涼しくなってきたここ湘南です。
朝は２０℃を少し切る日もあります。
それでも日中はまだまだ暑いですが....。

さて今回は、私の知人宅で拝見した蘭についてです。
この蘭は何時伺っても咲いているので、いつも気になっておりました。
私も今から15～20年くらい前に蘭に凝っていて、胡蝶蘭を300鉢くらい集めました。
しかし、当時仕事で海外出張が多く、年に半分くらいしか居ないこともあって、全て枯らしてしまいました。
そんな経緯もあって、庭の温室は観葉植物と熱帯果物に変更したのですが、やはり忙しくなると枯らせてしまうので、殆ど無くなってしまいました。

今回も、そんな経験があるので、あまり蘭に興味を持つのはやめようと思ったのですが、少し調べてみると、何と今回の蘭は自生地がコスタリカ～ペルーの山岳地帯でサザナミインコの生息地と殆ど同じではありませんか。
この蘭は着生蘭なので木の上などに着生しますので、自然界ではサザナミインコもこの蘭を良く見ているのでは無いかと思います。


と言うことがあって、この蘭を５鉢も購入してしまいました。
その購入した蘭が開花しましたのでご紹介したいと思います。




この蘭はサイコプシス（Psychopsis)と言います。
上の写真は、Pyp.Kalihi（カリヒ） とPyp.Karihi 'Big' です。
サイコプシスは以前オンシジュームの一種でしたが、今では新しくサイコプシス属に分類されました。
年に４～５回花を咲かせます。
全体の写真はこんな感じです。


今回は蘭の話題となりましたので、少しサザナミインコの状態もご紹介したいと思います。



上の写真の仔は、DF SLGクリームイノ♂とルチノー／ブルー♀のペアです。
昨年の10月と12月生まれですが、今回、繁殖モードに入ったので、急遽、巣箱を設置したのですが、全く巣箱に入らず、下腹はどんどん大きくなるので、ケージ底面に巣材を敷き詰める方法に変更して、漸く、産卵になりました。
このペアで生まれてくる雛は全てSLGクリームイノかSLGルチノーとなりますので、とても楽しみです。

今週から、順次巣掛けを致して居ります。
まだ、全体の２割程度ですので、時間を見て増やして行きたいと思います。

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2013年 第三十弾の雛 デビューと考察

漸く、ここ湘南も少し涼しくなって参りました。
今年は、夏にも一部の親鳥の繁殖を行いましたが、結果はやはり芳しくありません。
折角孵化しても、10日以内に☆になる仔が多いです。
1ペアでは3羽孵化して、全ての仔が☆になってしまいました。
勿論、空調で温度を調節すればもっと良い結果になると思いますが、その為にはもう一部屋使わないと無理な状況ですので、直ぐには行えません。
なるべく１年を通して平順化したいとの考えから試しておりますが、自然の摂理に逆らうことなので難しい面が多いです。

さて、今回の「第三十弾の雛 デビュー」も１羽だけです。
こちらの親鳥は６個の卵を抱えて居りましたが、孵ったのは１羽だけで、後の５個は無精卵でした。
親鳥は以下の通りです。
♂親：グリーン／ブルー
♀親：SL SFグレイウイング ダークグリーン／ブルー


品種：SL SFグレイウイング ブルー
性別：♂（遺伝的）
生年月日：２０１３年８月１５日
SPCS No.：１３Ａ２５６【保留中】
リングNo.：SPCS 0240S
１羽だけで育ったので、とても体格が良いです。
SF SLG♂の場合は、この様にグレイの綿毛でもこもこになります。
このくらいでも、風切羽の掠れ模様が判りますので、SF SLGブルー♂確定です。


１羽だけなのでアップの写真も掲載します。
この大きさでも巣上げ直後から、挿し餌を良く食べてくれます。

今回の親鳥ペアは、ノーマル♂とSLG♀と言う変わったパターンの交配となりますので、少し考察してみました。
まず、遺伝確率は以下の通りです。

6.25% 　♂SL SFグレイウイングダークグリーン
6.25% 　♂SL SFグレイウインググリーン
12.50% ♂SL SFグレイウイングダークグリーン／ブルー
12.50% ♂SL SFグレイウインググリーン／ブルー
6.25% 　♂SL SFグレイウイングコバルト
6.25% 　♂SL SFグレイウイングブルー
6.25% 　♀ダークグリーン
6.25% 　♀グリーン
12.50% ♀ダークグリーン／ブルー
12.50% ♀グリーン／ブルー
6.25% 　♀コバルト
6.25% 　♀ブルー

そして今までの実績は以下の通りです。
♂SL SFグレイウイングブルー：3羽
♂SL SFグレイウイング ダークグリーン（／ブルー）：2羽
♀ブルー：2羽
♂SL SFグレイウイング グリーン（／ブルー）：1羽
♀ブルー:1羽

SLGの確率（♂の確率）は66.67％で、ブルー系の確率も66.67％でした。
勿論、母数が少ないので何とも言えませんが、遺伝確率ではブルー系は25％ですので、それと比較すると明らかに実際の方がブルー系が多く生まれています。
この親鳥の組み合わせでは、雛の性別が外見で一目瞭然なので性別をご指定頂いているお客様には安心してご紹介出来るのでメリットがあります。
これからは、ノーマル系の♂とSLGの♀ペアをもう少し増やして行こうと思います。

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サザナミについての考察 その27-2

今日の湘南は、雨が激しく降ったり、急に晴れたり、その後曇りで再び雨、そして今は晴れています。
とても目まぐるしいお天気となっております。
昨日の朝は、飼育部屋に入ると、なぜか１羽クリームイノ♀の仔が外で遊んでおりました。
ケージを見ても全て閉まっておりますし、♂鳥はそのままケージの中におりました。
推測では、コンビネーション技で、♂鳥が扉を上に上げている間に、♀のクリームイノが外に出たのだと思います。
飼育部屋から屋外には出れないので、問題は全くありません。

さて、今回の「サザナミについての考察」は前回の27-1の続きとなります。
前回までノーマルのルチノーかも知れないと言っていたルチノーが、何とSLGルチノーでした。
遂にSLGルチノーが誕生致しました。


この写真では、殆どルチノーと変わりない様に見えます。


羽の拡大写真では、白い部分が若干黒く汚れた様な感じになっていますが、これも判り難いと思います。


今度は角度を変えて、正面の方から撮影してみました。
判りますか.....?


こちらは再び、横方向からの撮影です。

肉眼で見ますと、羽の肩の部分や風切羽、腰の部分の羽が薄らと黒い模様が入っております。
SLGクリームイノやSLGルチノーでは生後１ヶ月程度でその特徴である黒い模様が出てきますが、しばらくは薄い模様となります。
これが１年くらいするとどこから見てもはっきりと模様が確認できる様になります。

因みにこの仔の品種ですが、厳密に言うと以下のいずれかになります。
・DF SLGルチノーdd／ブルー
・DF SLGルチノーDd／ブルー
・DF SLGルチノーDD／ブルー
・SF SLGルチノーdd／ブルー
・SF SLGルチノーDd／ブルー
・SF SLGルチノーDD／ブルー
ダーク因子については、この仔を繁殖して見ないと全く判りません。
繁殖しても相手に寄っては、特定が出来ない場合もあります。
性別については、まだ、DNA性別鑑定検査をしていないので判りません。
ペアリング候補も考えなくてはいけないので、もう少ししたら、DNA検査をする予定です。

と言うことで、今回、2羽のSLGクリームイノと1羽のSLGルチノー、1羽のSLGブルーを全て残しますので、これらの仔のペアを確保しないとと思っております。

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