千葉駅から徒歩数分のところにある、
波奈本店
にやってきました!
千葉人なら一度は訪れたい、高級和食店ですね。
この日は、熊本から訪れてきてくれたお兄様とご一緒に…😊
しかし、この外観、凄いなぁ、、、💦💦
圧倒的な存在感を醸し出す「波奈グループ」の総本山…ですね?!
敷居はめちゃめちゃ高いです(苦笑)
普段、ラーメン店とかにしか行かない僕は少し緊張します。
こんな世界があるのか、、、と。
どこか「社会科見学」のような気分です。
店内に入ると、巨大な「いけす」があります。
ここに、食材となる魚類が色々と生きて、泳いでいます。
ちょっと、もう凄すぎて、ぼーっとしてきます(苦笑)
こちらが二人掛けのカウンター席ですね。
今回、僕は「個室」の方に通されました(さすが、お兄様…)。
いや、ホント、普段ラーメン店にしかいかない僕にはカルチャーショックで…。
きっと、権力を掌握した人って、こういうところに来ているんだろうなって。
凄い世界です…
この日の和会席メニューはこんな感じであります。
10のお料理が今から楽しめるんですね。
ちなみに、今回のこのコースは「極撰素材【大河】」であります。
どれも、ホント「非日常」のお料理ばかりなので、是非ご覧ください!
まずは、前菜四種。
いきなり沢蟹の素揚げ…ですか?!💦
見て驚いて、食べて驚いて、味わって驚きましたね。
そして、造り。
活いか姿と活伊勢海老(動いてる!)
の相盛りですって。
まじまじと見ると、どっちもホント「生物」だなぁって思いました。
っていうか、僕らっていつでも「生き物」を食べて生きているんですよね。
肉や魚だけではなく、ありとあらゆる「命」「生命」を食べて生き延びているんですよね。
普段、ラーメンのスープを見ていると気づきにくいですが、あれも「命のスープ」なわけで。
なお、この相盛りは「ただ見るだけ」です。
これから「調理」に入る、と告げられました。
で、登場したのが、刺身です。
本鮪入り三種
です。
刺身三種と、先ほど見せてもらった活いかと活伊勢海老、ですね。
左から「伊勢海老」→「本鮪」→「ヒラマサ」→「コショウダイ」→「いか」
鮮度のよいいかとさっきまで生きていた伊勢海老の美味しさといったらもう…😂
ぷりぷりの伊勢海老の美味しさに、失神しそうになりました(わりとホント!)
本鮪もすごく美味しくて、この世の贅沢を独り占めしている気分になりました。
コショウダイの刺身も弾力性があって、ぷりぷりっとしていて凄かったです。
続いて、焼物(旬魚の焼き物)!
ラーメン界でもたまに使われている高級魚、
のどぐろ(アカムツ)
です!
僕はどうしても「麺屋玲」を思い出してしまうあの「のどぐろ」。ダシとしては、経験があっても、実際ののどぐろを食べる経験なんて、ほとんどありませんでしたね💦
のどぐろというのは通称で、正式名称は「アカムツ」になります。
このアカムツの焼き物、すっごく美味しかったんです。なんだろ。白身魚なのに、鮪の大トロに負けないくらいに濃厚で、食べ応えがあって、もっちりしていて、ふわっとしていて…。「白身のトロ」と言われる理由もよく分かりました。
これだけ脂ののった白身魚なんて、そうそうないよなぁ~…って。
焼物の次は、煮物(旬魚の炊合せ)。
のどぐろ(アカムツ)に続いて、今度は「鯛」であります!
鯛もまた、高級な魚の代表格みたいな魚で、高級会席の定番ですよね。
優しい和風のとろみのついたタレで食べる鯛、なんだか魔法がかけられたような…。
ヤングコーンとの相性も抜群で、もう一瞬で消えてなくなりました。
波奈本店、凄い…。恐るべし、、、。
そして、お待ちかねの「強肴①」、
近江牛炙り
です!
なんて、素晴らしい炙りの一皿なのでしょう!!
近江牛二枚が輝いてみえます。
もちろん、お味も格別の美味しさでした!!
たった二枚、でも、そのたった二枚だからこその「美味しさ」。
引き際?マイナス?の美学、みたいなものを感じましたね。
近江牛炙りに添えられた野菜類も香ばしくて、美味しくて、、、
そこに、グレープフルーツも添えられていて、、、
なんじゃこりゃ?!の世界でした。
続いて、「強肴②」、
活いか下足天ぷら
です!
さっきまで生きていたあのいかの下足の天ぷらですね。
下足の柔らかさと弾力さがとんでもない天ぷらでした。
いかって、こんなにも、もちもちふっくらしてたんだ…って。
驚くと共に、この高級ないかの天ぷらの美味しさに酔いしれました。
こういういかを食べたら、いかが苦手な人も、いか好きになるんじゃないかなぁ…。
そして、最後のトドメとなる「留魚」、
岩牡蠣ぽん酢
です!!
僕は正直、牡蠣(貝)が苦手です(ぶっちゃけ嫌いです)。
でも、ここの牡蠣ならきっと食べられるだろう、と信じて、一口食べたら、、、
「な、な、なんだこれは?!?!」
って叫びそうになりました。
生臭さが一切なくて、貝に特有の苦みもなくて、すっごく美味しいんです。
「ええ?? 牡蠣ってこんなに美味しいの??」
って。
普段、僕が食べてきた牡蠣って何だったの??って。
これは、素材の問題なのか、それとも調理の問題なのか。分かりませんが…。
でも、この岩牡蠣ぽん酢は、心から美味しく食べられました!😂
…
この留肴のあと、「食事」=「握り三貫、玉子」が続きますが、、、
これは、写真なし、でいきたいと思います!
気になる人は、是非この波奈本店に来て、実際に見てほしいなって思います。
この最後の握り三貫がホントに素晴らしくて、美味しくて、感動✖10000でした。
この世の贅沢をホントにひとりじめしているみたいな気持ちになりましたね。
この握りのすぐ後に、、、
留椀【伊勢海老味噌汁】
です!
こちらもまた、すごい海老味噌汁でした。
普段、「海老ラーメン」とか「海老味噌ラーメン」とか、あれば食べてきたけれど、それとは全くの別物というか、なんというか。
本当に、そのまま海老の出汁が味噌汁になっているなぁっていうのが分かる味噌汁ですね。
ラーメン店の「海老スープ」の方が刺激的で旨さを感じるんです(分かりやすい味)。
それに対して、ここの伊勢海老味噌汁は、海老そのものをリアルに感じるスープというか。強いて言えば、「生っぽさ」がそのまま詰まっているというか、、、。
最後の最後に、甘味【水菓子】です。
水菓子というのは、もともと「果物」のことを言うみたいですね。
果物の中でも僕が一番大好きな「メロン」が登場しました。
メロンといちごの水菓子、ありがたく頂きました🎵
***
というわけで、、、
波奈本店の春会席、極撰素材【大河】の実食レポをお届けいたしました。
いや~、凄かった、、、😂
本当に、凄かったですね。
もうすぐ48になる僕には、こういう和食コース、すごく幸せを感じます。
少し前までは、「やっぱラーメンしか勝たん!」って思ってましたが、本当に「老い」を感じる今日この頃の今、「あっさりとした、滋味深いお料理を少しずつ食べたい」って思うようになっています。
和食については、ホント、これまで「縁」がなかったし、これからもそんなに「縁」もないかな?!って思いますが、たまにはこういうお料理を贅沢に味わうのも、悪くないなぁって心から思いました。
この日の主なコース料理は、この二つでした。
ホント、凄いなぁ、、、ただただ、凄いなぁ、、、と。
和食のコースって、それ自体が「エンターテイメント」なのかもしれないな…
2~3時間くらいの「非日常体験」を味わい、楽しむ、と。
日本庭園っぽい一角もありました。
こんな素敵で優雅でエレガントな世界で、静かにのんびりと、、、
ここが千葉駅前だって、なかなか思えません(苦笑)
いつも通っている場所、、、なんですよね。
いつも見ている場所なのに、どこか非現実のような、、、
そんな「波奈本店」、是非一度行ってみてください!
完全予約制みたいなので、ご予約をお忘れなく!!
…
懐石料理の歴史について学ぶのもいいかも?!
料理本といえば、柴田書店👆
新書も出ています。
日本料理の教科書もでています!!✨