セレネでお茶しませんか?

このブログをご覧の皆さまへ セレネから愛をこめて・・・

((((;'Д')))) そうだったのか‼ドライブラシによる質感表現

2018年09月13日 | スタッフ独り言

 

10月6日(土)に行う月イチ美術部の見本作品を作りました。

 

美術部の活動内容は、

「((((;'Д')))) そうだったのか‼ドライブラシによる質感表現」です。

西洋東洋問わず、絵を描くうえで、大切にしていることの一つとして、「質感」表現があります。

「つるつる」とか、「ざらざら」とかを、実は描きわけるんですね。

「質感」を出すことによって、ものの存在感が深まり、絵が豊かにみえてきます。

では、「どうやってだすの?」というところを美術部では、

「ドライブラシ」という表現を紹介しながら、描いていきます。

 

 

今回のモチーフはこれです。

レンガかブロックかをモチーフにしようと思っています。

 

 

まずは、十字を引くところから。今回は、遠近法についても紹介します。

単純な立体ですが、描き方があります。

例えば、形がかけてしまっている部分は、

みたまま描くと立体感を失って表現されてしまいます。

みかた・捉え方があって、「補助線」という線を活用して表現します。

 

 

明暗を思い切って描き、形や質感の印象を出していきます。

余白の落書きの様な線は、仕上げのためのもの。仕上げ段階には、消えます。。。

モチーフは意外に重くて、テーブルに置くだけで、異様な緊張感があります。

この様なみえない雰囲気や自分が感じる感覚も表現としては、描くことができます。

 

 

少しずつ着彩。

 

 

意外性のある色も置いてみます。

デッサンを活かしながら描くので、形がくずれることはないです。

 

 

 

限界まできたところで、ドライブラシ。

 

仕上げをして、完成。

 

 

「質感表現」ができると、ワンランク上な気分!嬉しいですね。

 

さて、どんな風に表現するのかを、

ドライブラシの技法を一緒に楽しみながら、描き方の幅をひろげましょう!

10月6日(土)9:30~11:30 参加費1000円 ワンドリンク付き

〇定員25名 事前申込みが必要です。

〇もちもの スケッチブック、鉛筆、

      水彩画セット(アクリル絵の具なども可。お好きなものを持って来て下さい)

 

講師 セレネ美術館スタッフ おおにし ゆーじ

主催・会場 セレネ美術館

 

お問い合わせ

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

〒938-0282

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

Tel 0765-62-2000  Fax 0765-62-2020

Mail info_selene@unazuki.org


みんなのジュノーム

2018年09月09日 | スタッフ独り言

月イチ美術部で制作した「ジュノーム」の作品を紹介したいと思います。

 

ジュノーム」は、1777年、モーツァルトが二十歳の時にザルツブルグで作曲されたピアノ協奏曲第9番。

フランスの女流ピアニスト「ジュノーム」嬢がザルツブルグを訪れた際に、献呈された曲。

彼女の名前からとって、「ジュノーム」という愛称で呼ばれています。

彼女に触発され、それまでのピアノ協奏曲から大きく飛躍をとげることになった曲と言われています。

 

9月8日の美術部では、この「ジュノーム」を聴きながら、

音を色や形にかえて、表現しました。

 

「音を描く」ことが、はじめて。

とまどいもあったかと思いますが、

わずかな時間で豊かな表現ができました。

同じ曲を聴きながらも、個々にアプローチが違う所が、おもしろい。

みなさんも、ぜひ鑑賞してみて下さい。

 

音の形。形にも違いがあり、色も違う。

曲全体のイメージを集中して聴いて、伝えようとする姿が浮かびます。

 

音に形があり、質量があったとすれば。。。

 

ときどき音に出会った時に、衝撃や感動を受けますが、その際、ないはずの質量や存在感なども、

リズムと混じりながら感じているような気になるのですが、

みなさんはどうでしょうか。

この作品をみていると、そのような質をともなった音が伝わってきます。

 

とても広い空間。わずかな波紋。

浮かんでいる形、色。

煙がすーっとでて。

すごい緊張感。

モーツァルトがはじめて耳で聴いた「ジュノーム」は、きっとこのような感じ。

 

水と絵の具が混ざりあって、ふわっときれいな色が広がっていく。

にじみや点をはずむようにうった形は、動作も感じさせ、演奏者をおもわせる。

 

表現には、「かた」があって、「美の要素」とよばれるものもあります。

リピテーション、グラデーション、リズム、アクセントなどなど。

音楽とも共通する部分があります。

余白を超えていく、形や色に、楽しさが広がります。

 

 

様々な表現が折り重なって、豊かな印象を受けます。

抽象的な形に具象的な形が、結びついて、

はなやかで繊細な「ジュノーム」を感じさせます。

 

 

抽象的な表現に、また種類の違う表現が重なっています。

描くパートがわかれていて、美しい音を写し取ったようです。

寒色、暖色の使い分けや、明暗の変化に、丁寧に音にむかっていく姿勢が浮かびます。

 

クレヨンなどの油分のある表現上に、水彩で描くとはじく表現ができます。

「バチック」といいます。

水彩による地塗りの上に、バチック?あるいは、逆?

クレヨンも縦と横の描きわけがあり、層をなしています。

表現として複雑で、これもまた、繊細な「ジュノーム」の表現のひとつ。

 

同じ旋律が繰り返されているように感じる。

ところが、細かく聞いていると、変化に気づき、驚きを感じる。

その巧みなやりとりが、色と形をなして表れている。

「このような形でしょ」とおもいきや、よくみると違う。

「音をみて感じる」楽しさが、表現されています。

 

水彩による地塗りの上に、パステル。それをぼかしている。

ぼかす表現は、指でこすってできる。

レオナルド・ダ・ヴィンチは、

この指でこする「スフマート」という技法で、形を輪郭でとらえる表現に革命をもたらした。

ぼかすことで、輪郭をなくし、輪郭にあったわずかな空間の広がりを解放した。

 

音の形が、指でこすってぼやけると、なんだか深みのある表現としてみえる。

 

 

線は、筆圧をコントロールすることで、強弱を作り出し、見える印象をかえることができる。

ピアノもまた同じ。

形と、色、そして線の変化によって、「ジュノーム」を表現している。

 

 

 

音を視覚的にとらえるということは、いつもと違う感動を生んだかと思います。

 

これら美術部の作品をみていると、いかにそれぞれが豊かに「ジュノーム」の曲を聴いているかがわかります。

しかもそれは、個々によって感じ方が絶妙に違う。

では、演奏者にとっては、どうなのだろうか。

感じ方が違う、たくさんの演奏者が、ひとつの音楽を作り出すこととは。。。

 

 

 

想像するに、それはすごい。

また、それを聴く聴衆も。

 

 

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP


私・ジュノーム

2018年09月06日 | スタッフ独り言

9月8日に行われる美術部のために、見本の作品を作ってみました。

 

「音が色と化す!感情が形を成す!!ドローイングによる抽象画の世界」

が美術部の活動内容です。

 

美術部では、課題として二つの作品を作っていく予定です。

テーマの1つは、「私」。

もう1つは、モーツァルトの「ジュノーム」。

 

抽象画や表現方法はどのようなものかという話をしながら、

表現の仕方を学びます。

実際に「私」をテーマに、抽象的な形を表現していきます。

講師作品 「マイ、マイ、マイ!!」 水彩の他に、木炭やパステルを一緒に使いました。

 

 

「ジュノーム」については、音を絵にした画家、表現を紹介しながら、抽象画を描きます。

モーツァルトの「ジュノーム」を聴きながら、音を色や形にかえて描きます。

 

「ジュノーム」は、1777年、モーツァルトが二十歳の時にザルツブルグで作曲されたピアノ協奏曲第9番。

フランスの女流ピアニスト「ジュノーム」嬢がザルツブルグを訪れた際に、献呈された曲。

彼女の名前からとって、「ジュノーム」という愛称で呼ばれています。

彼女に触発され、それまでのピアノ協奏曲から大きく飛躍をとげることになった曲と言われています。

モーツァルト自身もお気に入り。よく演奏されたそうです。

女性への贈り物ときくと、華麗なものかと思いますが、とっても革新的。目がシャキッとします。

 

  

ジュノームを聞いて浮かんだのは、カチッとした形が空間を浮かぶようなイメージ。

定規を使って、形を表現します。

  

画面を大きな色の面でわけました。リズムの中にも、大胆さがある曲の感じを表現してみました。

曲に合わせるように、ドローイングの線をいれます。

指でこすったりして、楽しみながら描きます。

 

 

講師作品 「ジュノーム」 完成。

 

完成した作品は、ブログで発表できたらと思っています。

いよいよ、モーツァルト音楽祭もはじまりますね。

9月15日から18日までの期間。宇奈月の町中で、モーツァルトの演奏が行われます。

美術部でも、モーツァルトを盛り上げていけたらと思います。

 

他にも、9月15日、「魔笛」にあわせ、4F展望ホワイエにて8月に制作した「魔法の木」を展示いたします。

「魔笛」のお客様は、美術部個々に作った魔法の木の森を抜けて、劇場へ。

もちろん、「魔法の木」だけをみることも可能です。無料です。

ちなみに「魔笛」は、14:30開場、15:00開演。料金は1000円です。※全席自由・未就学児は入場できません。

また、展示された様子は、ブログやフェースブックにものせたいと思います。

講師作品 「魔法の木」

体のラインをうつして、木にみたてて描きました。

葉っぱは、シャボン玉の絵の具を飛ばして、制作しています。

みなさんで作った作品は、それぞれいろいろ。

表現の違いも、楽しんでいただけたらと思います。

 

 

 

セレネ月イチ美術部

「音が色と化す!感情が形を成す!!ドローイングによる抽象画の世界」

9月8日(土)9:30~11:30 参加費1000円 ワンドリンク付き

〇定員25名 事前申込みが必要です。

〇もちもの スケッチブック、鉛筆、色鉛筆、クレヨン、パステル、水彩画セット、ペンなど

      (あわせて使うのがおススメ)

 

 

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

 


グラデーションがうつくしい朝顔

2018年07月18日 | スタッフ独り言

 

午前中、朝顔博士こと中村いさむさんから「今日のお気に入りの朝顔、見てよ~」

と声がかかりました。

 

その朝顔は、

あお色とむらさき色のきれいなグラデーションの朝顔。

こんなきれいなグラデーションの朝顔をはじめてみたので

しばらくうっとりと見とれてしまいました。。

(いさむさんが言うには、今日この朝顔を見た人はいいことがあるらしい、やったね!)

 

朝顔展は、今月の22日(日)まで開催しています。

いさむさんが丹精こめて育てた朝顔をぜひみにきてください。

 

肥料をあげて、本日のいさむさんの仕事は終了しました!

また、あした会いましょう~

 

 

宇奈月国際会館 カフェ・セレネ
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP

 

 

 


ようこそ!色鉛筆の世界へ

2018年07月04日 | スタッフ独り言

7月14日土曜日に、セレネでは、

セレネ美術部「ようこそ!色鉛筆の世界へ」を行います。

 

ということで、練習もかねて、色鉛筆でレモンを描いてみました。

モチーフのレモンです。

 

今回使用した色鉛筆です。最近は、消しゴムで消せる色鉛筆もあります。

ちなみに、美術部で使用する色鉛筆は、8~12色セットで充分です。

 

ただ。。。色数が多いと、あけた時の「わくわく」が違います。

なんか、がんばって描きたくなります。

 

 

  

実際、描き始めに使うのは、一色の鉛筆のみからはじめます。

仕上げまでに使う色鉛筆の数も、数本程度です。

数本でたくさんの色を作り出すことが出来るのですが。。。

とりあえず、最初は、「十字」や「あたり」をつけるところから。。。

 

「色の作り方」、「十字」、「あたり」など、具体的なことは美術部で教えます。

 

  

影もとらえ、形をすこしずつ、描きます。

  

一色から、二色へ。

仕上げにむけて、すこし色数を増やしていきます。

サインをして仕上げ。

 

当日は、さまざまな表現の仕方、物のとらえ方、

色の使い方などを説明しながら、制作していく予定です。

興味があるかたは、ぜひ!!

 

セレネ美術部「ようこそ!色鉛筆の世界へ」

開催日時:7月14日(土) 9:30~11:30

会場:セレネ美術館 

お客様持ち物:色鉛筆、スケッチブック 参加費:1000円

 

 

 

 

7月14日美術部定員は、あとわずかです。

参加したい方は、おはやめにお問い合わせください。

定員が満員になり次第、受付終了ですが、朗報です!!

今月は、もう一回、美術部を開催いたします。

お題は、「イェーイ!!骨をえがこう!」です。

骨をモチーフにデッサンについて学びます。

 

 

セレネ美術部「イェーイ!!骨をえがこう!」

開催日時:7月21日(土)、9:30~11:30

会場:セレネ美術館

お客様持物:鉛筆(HB、あれば他、2B~6B、Hなど。たくさんあるほど、表現の幅が広がります)

      スケッチブック

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP


梅雨入り前に…

2018年06月07日 | スタッフ独り言

梅雨入り前に、雲南夏蝋梅(うんなんなつろうばい)の花が咲きました。

昨年も、ほぼ同じ時期に咲いています。

セレネに、梅雨入りの季節をつげてくれる。

そんな花です。


なんだか元気。葉っぱをいっぱい伸ばしています。

今日は、ちょっと光がまぶしいのか、花は下を向いています。

 

原産地は中国で、中国では、夏梅(シャラメイ)と呼ばれます。

白の花びらのような部分は、実は「がく」です。花は真ん中の黄色い部分。

蝋梅の花言葉は、「優しい心をもっている」。

この花を眺めていると 、なんだかほっとしますね。

 

  

最近、セレネ周辺は、「びゅーーっ」と心地よい風が吹き抜けてきます。

すごしやすいです。

 

2Fエントランスデッキ。木製の机にも大きなパラソルを設置しました。

 

光と影のコントラストも、心地よいです。

 

 

晴れた日は、お外でゆったり、ティータイムもいいですね。

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP


セレネの円形の建築は、実は「月」を意識して、作られています。

建築家「内井昭蔵(うちいしゅうぞう)」監修、地元の設計事務所協力のもと設計されました。

内井昭蔵といえば、北陸では、高岡市美術館や石川県七尾美術館などの建築も手掛けています。

 


すごしやすい。

2018年05月29日 | スタッフ独り言

本日は、外に出てみると、大変すごしやすい感じです。

温度も23度前後。

寒さや暑さを感じにくい、すごしやすい気温です。

2Fエントランスデッキに立つと心地よい風が吹いてきて、とても和やかな気分になります。

 

最近、室内においてあった机を、晴れた日は出すようにしました。

反対側はこんな感じ。

机に座ってみえる景色は、このような感じです。

気持ち良すぎて、眠くなってきます。。。

 

セレネに立ち寄った際は、ぜひ、心地よいテラス席を堪能ください。

カフェの席としても使えます。

また、創作体験もご希望があれば、この机で行うこともできますよ。

気軽にお声掛けください。

 

 

 

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

 

 


めぐりあう時間たち

2018年05月17日 | スタッフ独り言

総湯のギャラリーに「忘れ去られたものたち」と題して

捨てるに捨てられない使用済みカレンダー、切手等を展示していますが、

提供した本人が一番楽しめています

というのも手紙、はがきを送ってくれた古くからの友人に

「貴方からのはがき、今総湯に展示してるよ~」

「貴方がくれたトワイニングの大ぶりのソウサ&カップ、花をいけて

総湯というところに、展示してるよ~」などと連絡してて、その反応が何とも楽しいんです。

 犬の銅版画の下にある帽子を被ったジャン=ポール・ベルモンドの絵はがき

見えますかね~。

これは、映画通の友人から送られてきた絵はがき。

今は古典となってる(?)フランス映画「勝手にしやがれ」の一場面です。

(共演のジーン・セパーグとのツーショットの絵はがきもあるけど見えにくい。

探して見てください)

その友人、富山から見にきてくれました。

「私にとって めぐりあう時間たちだわ~~~~~」

「めぐりあう時間たち」も映画の題名ですね、

いい得て妙 さすが映画通

川崎に住むカップ&ソーサの彼女は「そんなのあげたっけ?」

反応はそっけなかったですが、思い出話をいっぱい喋って

旧交を温めることができました。

このソーサ&カップは片岡物産のノベルティとして配布されたものらしいです。

 

断捨離も必要とわかっているんですが、こんな経験すると

ますます何も捨てられなくなってしまいます

 

 

 

宇奈月国際会館セレネ
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
tel 0765-62-2000 セレネHP

    

 


総湯展示への準備

2018年05月10日 | スタッフ独り言

5月20日に、「宇奈月温泉総湯」1Fフリースペースの展示替えを行います。

フリースペースでの展示は、セレネが協力をしています。

展示にあわせて、現在、セレネスタッフが準備をしています。

次回の展示は、セレネの消しゴムはんこを使った作品展です。

出来上がった作品は、こんな感じです。素敵ですね‼

創作体験で使っている消しゴムはんこは、スタッフが作ったものです。

一つ一つが作品で、とてもかわいいはんこです。

それをスタッフが組み合わせて構成し、画用紙に押して、絵画作品に仕上げていきます。

写真は、出来上がった作品を「マット」につけて整えたもの。

マットとは、額縁の余白部分にあたるところにとりつける厚紙です。

マットをつけるとグッと作品が引き立ってきますね。

 

  

一つのはんこだけでも十分素敵ですが、いくつかを組み合わせ、さらによりよくしていきます。

組み合わせるのには、「イメージ」が必要。

イメージを考えるのにも「こつ」がいるかと思います。

イメージをつくるこつは、「テーマ」を決めること。

あるいは、なんでもいいので、「言葉一つ」浮かべると、それにあわせてイメージが浮かびます。

例えば、「愛」だとか、「わくわく」、「どきどき」とか。

ほら何だか、イメージが浮かんできませんか?

 

ちなみに制作しているスタッフにイメージについて聞いてみたら、

「葛飾北斎」や「ゴッホ」をイメージしたそうです。

おもしろいですね。作品を観察してみると、確かにそのように感じる表現があります。

みなさんも探してみてください。

丸や三角、四角など、幾何形体のはんこは、実は組み合わせには最適のはんこです。

特徴的な種類のはんこと並べても、大きく主張するわけではないので、けんかすることがありません。

それでいて、他のはんこのアクセントになって、盛り上げてくれます。

使い方によっては、何かの形象に置き換えることもできるすぐれもの。

上の写真では、幾何形体は、どんな表現になっていますか?

ちょっと見方も変えてみると、また、楽しくみえてきますね。

 

 

波の部分の表現は、実ははんこの切れ端を使っています。

形は長方形のものを使っています。

長方形なのに、波のように曲がっています。

これは、裏技を使っていて、長方形の消しゴムはんこをほんの少し曲げて使用しています。

消しゴムはんこは、曲げると壊れてしまうので。。。

禁じ手になります。。。

でも、いい表現ですよね!

クジラも笑っていて、何だか気持ちよさそう‼

 

 

 

こんな感じで、どんどん作っています。

作品は額装後、総湯へ。楽しみにお待ちください‼

待ちきれず、気になる方は、セレネ美術館、2Fオープンギャラリーの壁面をご覧ください。作品が2点飾られています。

また、雑貨コーナーには、消しゴムはんこで作った傘などのオリジナル商品もございますので、あわせてご覧いただけたらと思います。

 

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

美術館にある「黒部川」という作品は、なんと「撮影OK!」なのです。

投稿も可能なので、ぜひ、いろいろな写真をとって、楽しんでいただけたらと思います。

 


雲にかかる海の光

2018年04月19日 | スタッフ独り言

黒部も田に水がはられはじめました。

全国、それぞれ、田に水をはる時期は、それぞれ違うでしょうが、

ゴールデンウィークが終わるころには、

だいたい水がはられた景色が、全国的にもみられるかと思います。

風景写真が好きな方は、ちょっとしたチャンスの時期ですね。

田に映り込むものもセットで、面白い景色が撮れます。

私もちょっと撮ってみました。

 写真は、宇奈月町栃屋周辺。

撮影した日は、雨雲が出て全体が暗かったのですが、なぜか雲が光っていて、

ほの暗くも明るい感じでした。

 

 写真は、宮野運動公園周辺。

最初は、夕日の光かと思っていましたが。よく考えると、曇っていて、太陽も出ていないのに夕日のわけがない。

でも、くっきりとみえる光はなんだろう。。

じっくり観察してみたら、ありえない光だとわかりました。普通、雨雲はこんな雲海のようにみえないのです。

昔、石川県の白山に登って、御来朝をみましたが、まるでその時の雲海のよう。

高い山で見れる雲海をまるで逆さにしたみたいです。

観察して、考えてみたらわかりました。

富山湾まで、雲がでていますが、その先は快晴。

光がななめに入ってきて、海に反射し、雲に光があたっていったのです。

「雲にかかる海の光」ということですね。

写真は、魚津桃山運動公園周辺。雲の上に太陽が隠れています。

夕日がやっとでました。

写真は、魚津の海岸。4月19日に撮影したもの。

この日は、お昼頃、今年2回目の蜃気楼がでたそうです。ランクはCで、中間ぐらい。

新湊大橋などが、「にょっ」とのびてみえたみたいです。

最近、海岸は渡りの鳥?がいっぱい。いろんな種がみれて、楽しいです。

自転車コースがありますが、ウォーキングもできるので、大変心地よいです。

場所によっては、駐車スペースもあるので、ちょっと、よって、歩くのもおすすめ。

 

 

富山の自然現象が見せる景色は、本当に複雑で面白い。。

日々、感動しています。

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

トロッコ運転、はじまりましたぁー‼ 

お客さん、「ほくほく」してますね。

 

 

 


岩橋崇至写真 月光荘コーナー 

2018年04月19日 | スタッフ独り言

1Fのエントランスロビー、壁面に、岩橋崇至さんの写真作品を展示しました。

セレネ美術館にお越しの際は、ぜひ、1Fロビーの作品も鑑賞してみて下さい。

 

岩橋崇至さんは、1944年東京生まれ。67年に慶應義塾大学卒業、70年日本大学芸術学部写真科卒業。

日本大学学生時には、山岳写真家、山下喜一郎氏に師事。

2000~2001年、仏、伊、西、加、日で開かれた、

「新世紀を拓く/世界10人の山の写真家展」に日本からただ一人選ばれた写真家です。

世界や日本で活躍する山岳写真家です。

 

今回は、春から初夏を感じさせる作品を選び、展示しています。

宇奈月温泉での実際の季節の移り変わりと一緒にみていただくと、より一層楽しめるかと思います。

4月20日から、いよいよトロッコもスタート。

まだ、笹平までと一駅分ですが、若葉もいっぱいでてきてきれいです。

気持ちが上がって来ますね。

岩橋さんの写真をみていると、さらに気持ちが高鳴ります。

 

 

1Fには、月光荘コーナーも作りました。

月光荘の画材と、寄贈されたピアノが置いてあります。

 

「友を呼ぶホルン」のトレードマークでおなじみである「月光荘」。

月光荘は、「月光荘おじさん」と呼ばれていた、富山県上市町出身でもある、

「橋本兵藏」さんが、1917年東京・新宿に創業した老舗の画材店です(現在は銀座にあります)。

歌人の与謝野鉄幹、晶子ご夫婦に可愛がられました。「大空の月の中より君来しや ひるも光ぬ夜も光ぬ」

 と詠んで名付けたのが「月光荘」の名の由来だそうです。

戦時中に、宇奈月温泉には絵の具や画材の工場と自宅がありました。

宇奈月温泉を若い画家たちの理想郷にしようと、自宅に画家が滞在するための部屋を設け、

画材店にあったピアノなどを移しました。

終戦の翌年には、宇奈月温泉は大火に見舞われました。

その際は自宅を開放し、焼失してしまった小学校の児童のために、音楽を学ぶ場を作ったそうです。

授業では、このグランドピアノが使われました。

その後、ピアノは30年ほど店舗におかれていたそうです。

昨年、ピアノは黒部開発100年を記念し、市に寄贈され、今にいたるという形です。

様々な歴史をたどってきた交流のピアノ。

「月光荘」を知っている方は、セレネに来て、よく驚かれます。

「どうして、ここに。。月光荘の画材が?」

実は、このような月光荘と宇奈月温泉の歴史があったからなんですね。

他にも、「宇奈月公園」に、与謝野鉄幹・晶子歌碑があります。

これも月光荘とのかかわりがあったんでしょうね。

周辺を散策すると、宇奈月温泉のちょっとした歴史にふれることができます。

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

今朝の様子。写真をよくみると、お猿さんがいます。。

 


総湯 忘れ去られたものたち展

2018年04月15日 | スタッフ独り言

「宇奈月温泉総湯」の1Fフリースペースでは、

「忘れ去られたものたち展」が行われています。

セレネが協力していて、企画展示をスタッフが行いました。

展示されているものは、「使い終わった切手やカレンダー」。

いったいそれは?どういう展示?

ちょっと興味を持った方は、ぜひ、総湯にいってみましょう。

 

 

 

使い終わった切手やカレンダー。

 

捨てようと、手に取って、

ふと、改めてみると。「なんだかいいなぁ」。

そう思って、切り抜いて、部屋に飾っておいたりしたことはありませんか?

 

物としての役目を終えた物は、

ただの使い道のない「もの」となってしまいますが、

そういうものには、なぜか、どこか「懐かしさ」など、

人の心を揺さぶる何かが残っていたりします。

 

このような廃品に眼をむけて、展示をしたり、作品や商品にしたりすることは、

現在では、よくみられることがあるかと思います。

もとをたどると、芸術運動からきていて、1960・70年代、イタリアの「アルテ・ポーヴェラ」などが有名です。

廃品などの工業製品を利用して作品制作を行ったのが、アルテ・ポーヴェラの作家たち。

その「アルテ・ポーヴェラ」も「もの派」から影響を受けています。

「もの派」は、日本の芸術運動です。そう、もとをたどると日本人の芸術家が立役者なんですね。

もの派の作家が作り出す作品は、シンプルですが、超かっこいい。

例えば、作品は、床に大きいぶあつい錆びた鉄板がおいてあり、

その上に大きな岩がおいてあるだけだったりするのですが、

みるものは、「もの」の重みや、緊張感、迫力にあっとうされます。

ものとものとの展示構成が、ものすごく匠。ちょっと、京都のお寺の庭などを連想しますね。

「もの派」といえば、関西の印象があります。

関西圏の美術館には、もの派やその影響をうけた作品がたくさんあったり、

公共の施設、街中にそっと、それらしい作品がみれたりします。

 

総湯での展示は、そんなものとものとの配置が巧みに構成されています。

ちょっとしたカレンダーのページにも、選択をして、よりよくみえるように配慮しました。

全体は、ボックスアートのように、なんだかほっこりするようなものになっています。

総湯には、ぴったりですね。

 

エッシャーのカレンダー?がキューブになっていて素敵です。

 

展示をみていると、「ジョセフ・コーネル」の作品をちょっと、思い出します。

ジョセフ・コーネルは、ボックスアートの立役者。

雑貨、ギャラリーにおいてある作家の作品など、

みなジョセフ・コーネルに影響を受けたといってもおかしくはないでしょう。

なぜなら、参考にしたのは、ジョセフ・コーネルの作品か、影響を受けた作家の作品がほとんどかと思います。

ボックスアートの作品は、コーネル以外の作家も作りましたが、

日常品を使い、しかも洗練された作品は、わかりやすく、また、

誰もが欲しがり、制作してもみたくなるものでありました。

当の本人は、学校で美術を学んだわけでもなく、独学。芸術運動とは無縁でした。

人ともあまり接することなく、仕事を終えると自宅にこもり、集めた古めかしい日常品を、

箱に美しく構成する作業を繰り返しました。

時々、好きな女性に作品を送り、嫌がられたり、逆に喜ばれたり。ちょっと、かわった人。。?

興味のある方は、検索してみて下さい。

作品は美しく、穏やかな気持ちになります。

 

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

セレネの前は、まだ桜が咲いています。昨年は、鳥の「ウソ」に食べられ、咲きませんでした。

「ウソ」は古語で、「口笛」を意味します。「ヒーホー」と口笛みたいになく鳥です。

今年は、「ウソ」もお腹がいっぱいだったのかな。

 

雨の日は、セレネに。カフェで休みませんか?

カフェの窓辺には、双眼鏡がおいてあり、山の景色や動物を眺めて楽しむこともできます。

 


雪 ふたたび

2018年04月08日 | スタッフ独り言

雪が、ふたたび、降りました!!

 

 

 

 

山の上に、ふんわり雪がかかっています。

桜が咲いていて、若葉もでていて、雪もかぶっていて。

とっても「わんだふる!」。

朝来て、「わぉ~」ってなりました。

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP


あたたかい春 春の色 富山の景色

2018年04月04日 | スタッフ独り言

今年の春は、あったかいですね。

先月は、平野部などは、ほとんど雪が降りませんでした。

富山では、珍しいことかもしれません。

宇奈月温泉周辺の桜ももう咲いていて、満開です。

写真:宇奈月町内山周辺、今朝の様子。桜が満開です。

 

県内の桜も満開。日陰の桜や、山の桜ももう咲いています。

おもしろいのは、椿や、梅やコブシ、モクレン、雪柳なども、

一緒にさいているのがおもしろいですね。

例年、順番だったりするのですが、

今年は、日陰や山で育っているものも、一緒になって咲いています。

宇奈月温泉周辺の若葉も、もう出始めました。山の色も変わり始めてきました。

 

春の色がいっぱい。

春で感じる色が、「全部ある」という感じ。

こんなことは、結構珍しいです。

 

せっかくなので、日本の伝統色の「春の色」を調べてみました。

 

  桜色  紅梅色  ねこやなぎ色  菜の花色  若葉色  青藤色

 

「ねこやなぎ」は、3月・4月ごろ、

枝にもふもふの花穂をつけているものをよくみかけるかと思います。

「ねこやなぎ色」は、ややくすんだソフトな黄緑色。

「青藤色」は、「藤色」の派生色。「藤色」は藤の花の色で、平安の頃から人気の色。

藤の花の見頃は、4月中旬から5月初旬で、晩春の花ですね。

青藤色は、藤色より青味がかった色。

春だけれど、初夏のような天気に、すみきった空の色をみることができますが、

そんな清々しい空の色にも似ています。

 

伝統色である「春の色」を感じながら、景色を眺めるのも、楽しいかもしれませんね。

 

県内では、花も含め、様々な美しい景色がみれます。

富山は、東部や西部、海側、山側という風に、みる場所で景色が違います。

富山、宇奈月温泉にお越しの際は、ぜひ、地形によって様々に変化する景色を堪能してみて下さい。

 

写真:浜黒崎周辺。

富山県には、富山湾に沿って、自転車のサイクリングコースがあります。

右側道路に見えているのは、青いナビゲーターライン。

他にも、田園サイクリングコース、湾岸・田園連絡サイクリングコースがあります。

美しい景色を眺めながら、走るのは最高です。

サイクリングコースがないところでも、県内の道はみなよいです。

黒部川周辺もおすすめ。

特に宇奈月温泉まであがってくるロードやクロスバイクでのヒルクライムは、最高です。

 

  

写真: 富岩運河(ふがんうんが)周辺の桜。

富岩運河環水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)や富山県美術館から眺める景色も素敵です。

 

写真:ときどき晴れていても、かすみがかる日もあります。

こんな日だからこそ不思議な景色に出会えたりもします。

写真を撮った日は、夕暮れ時の太陽が消え、水平線も消えてしまいました。

ほとんどみることができない景色ですが、まわりにこの現象に気づいた人は、少なかったです。

 

写真:魚津桃山運動公園周辺。右にみえる観覧車は、魚津総合公園ミラージュランドの観覧車。

太陽が沈む先に見えている陸地は、

万葉の詩人大伴家持こよなく愛した雨晴海岸などがある高岡市や氷見市の陸地。

山から見る富山湾全体の海の景色は、とてもきれいです。

 

  

 写真:魚津経田漁港周辺。

 

富山は、山に富む地形だからこそ、それを起点に様々なものが変化に富み、豊かです。

たべものも、おいしいですよ。ぜひ、富山を堪能して頂けたらと思います。

 

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP

 


ここちよい

2018年02月22日 | スタッフ独り言

ここちよい天気です。

朝までに少し雪が降ったでしょうか。

日がさす頃には、天気になりました。

 

左写真:宮野運動公園周辺 右写真:若栗周辺

写真:若栗周辺

道路の雪もどんどんとけています。

写真:セレネ2Fエントランスデッキ

 

最近の富山は、晴れ間もでるようになり、すっきりしてきています。

光がさして、雪景色がよいです。写真が好きな方は、最高のシーズンになってきましたね。

ロードバイクにのっている人もふえてきました。

路面の雪がなくなって、走りやすくなっているみたいです。

自転車のりにも、雪景色を楽しみながら、ライドができる素敵なシーズンがやってきましたね。

宇奈月温泉には、山大好きな自転車のりも多くて、よく登りに来たりします。

そろそろですね。

 

 

よい時期になってきました。

 

黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館

富山県黒部市宇奈月温泉6-3

TEL0765-62-2000 セレネHP