朝晩はすっかり肌寒くなってまいりました。
さて、入荷したのは1点モノのハンドメイド作品、Keiko in培風館のニット帽です。
このハンドメイド帽子はすぐに売り切れてしまう人気商品なのです!
たまたま旅行中の方が、そのまま被って散策にお出かけされることもしばしば。
ほかにもあたたかなグッズがありますよ♬
カフェセレネでぜひお手にとって見てくださいね!
宇奈月国際会館 カフェ・セレネ
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
朝晩はすっかり肌寒くなってまいりました。
さて、入荷したのは1点モノのハンドメイド作品、Keiko in培風館のニット帽です。
このハンドメイド帽子はすぐに売り切れてしまう人気商品なのです!
たまたま旅行中の方が、そのまま被って散策にお出かけされることもしばしば。
ほかにもあたたかなグッズがありますよ♬
カフェセレネでぜひお手にとって見てくださいね!
宇奈月国際会館 カフェ・セレネ
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
セレネの冬期休館日をご案内いたします。
11月~3月の火曜日と、年末(12/29から12/31)が休館日になります。
なお、元日から開館いたします。お越しをおまちしています。
宇奈月国際会館セレネ
富山県黒部市宇奈月温泉6-3 tel0765-62-2000 http://www.unazuki.org/selene/
現在、黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館2階オープンギャラリー、
1階エントランスロビーでは、「大いなる人々 武隈善樹 油彩画展」を開催中です。
2Fは、奈良の新薬師寺周辺を油彩で描いた作品が展示されています。
小説などの本が好きな武隈さんにとって、奈良はあこがれの場所。
よく小説のシーンに、奈良のお寺や、景色が出て来るそうです。
行けそうで、なかなか行けない場所。
京都のゴッホ展を見に行った後に、念願かなって見に行ったそうです。
武隈さんにとって、旅の中でみる奈良は、どのようなものであったのか。
ここは、何か小説のシーンと関わりがあるのか?
何かそんな風に想像しながらみると、おもしろいです。
1Fは、「二人」「MAN」シリーズと、演奏する人を描いた作品が展示されています。
武隈さんは、ジャズのクラブにかようほど、ジャズが好き。そして、やはり、本が好き。
ジャズを聴きながら、浮かんだこと。小説から刺激を受けた事、そのようなものが、
混ざりながら、作品となっています。
1F作品は、誰しもが使う文具屋さんに売っているような
「水彩絵の具」で、厚紙に描かれています。
油彩で描いているからか、それとも、クセなのか。
水彩絵の具で描いた作品も、絵の具に厚みがあり、絵に強い存在感を与えています。
「よろしく」というタイトルの作品。
モデルは、武隈さんの父。
人生においての大切な、ターニングポイントでおこった出来事のワンシーンを描いたもの。
あるお願いに対して、父親は「3年の猶予」をつけるという提案をおこなっているシーンです。
手を組み、下を向きながらもこちらをうかがうようなしぐさ。手前には、画面に切れる形で、
灰皿が置いてあり、こちらにせまりくるような緊張感をただよわせています。
テーブルの形は、かすかに湾曲して描かれており、特別な雰囲気をさらに演出しています。
「3年の猶予」によって、人生は見事に変わりました。変わるにしろ、変わらないにしろ。
ある程度の時間的猶予を付けるという行為に、父親の存在の強さを感じます。
武隈さんが考える「大いなる人々」とは。。。
個々の作品には、メッセージや私的な物語を感じますが、
展覧会名である「大いなる人々」というわくぐみでみると、
また違った作品にも見えてきます。
つかめるようで、つかみどころがないようにもみえる。
まさに、「武隈ワールド」。。
ぜひ、たちどまって鑑賞してみてはいかがでしょう?
大いなる人々 武隈善樹 油彩画展
2018年10月23日(火)~11月5日(月)
9:00~17:30 (入館は17:00まで)
期間中無休
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
澤 和樹・蓼沼恵美子 デュオリサイタル
〇日時 2018年 12月2日(日)開演14:00(開場 13:30)
〇内容 東京藝術大学学長であり、ヴァイオリニストとしても高い評価を得ている澤和樹と、
ピアノの蓼沼恵美子による、円熟のハーモニーをお楽しみください。
〇プログラム
モーツァルト:ソナタハ短調 K.296
ブラームス:ソナタ イ長調 Op.100
マスネ:タイスの瞑想曲
ヴィターリ:シャコンヌ
エルガー:愛の挨拶 ほか
〇料金 一般4000円(前売3500円)/大学生以下2000円(前売1500円)/全席自由
未就学児の入場はできません(一時保育ご希望の方は事前にお申し込みください)
〇プレイガイド セレネ・コラーレ・コスモホール・アーツナビ(富山県民会館・教育文化会館・高岡文化ホール・新川文化ホール)
〇主催 宇奈月国際会館セレネ 富山県黒部市宇奈月温泉6-3 tel0765-62-2000 http://www.unazuki.org/selene/
紅葉ジャズデイ
日時 2018年10月28日(日)15:00スタート
会場 宇奈月国際会館セレネ
出演 ジャズカルテット
料金 1000円(ワンドリンクつき/当日券のみ)
主催 宇奈月国際会館セレネ 富山県黒部市宇奈月温泉6-3 tel0765-62-2000 http://www.unazuki.org/selene/
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KojiKojiMoheji の「手回しオルガン」コンサート
日時 2018年11月18日(日)①13:30~ ②15:00~
会場 宇奈月国際会館セレネ
出演 kojikojimoheji
料金 500円(ワンドリンクつき/当日券のみ)
主催 宇奈月国際会館セレネ 富山県黒部市宇奈月温泉6-3 tel0765-62-2000 http://www.unazuki.org/selene/
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一守明子の「アイリッシュハープ」コンサート
日時 2018年11月24日(土)15:00スタート
会場 宇奈月国際会館セレネ
出演 一守明子
料金 1500円(スイーツ&ドリンクつき)限定40席
主催 宇奈月国際会館セレネ 富山県黒部市宇奈月温泉6-3 tel0765-62-2000 http://www.unazuki.org/selene/
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広いグラウンド。たくさんの子供達の声。
まぶしい太陽の光に、眼を細めながら、友達と遊ぶ午後。
ひんやりとした校舎。先生のやさしい声。。。
穏やかな授業。ときに悲しかったり、せつなかったりする自分だけの特別な思い出。
「母校」という言葉を聞くだけで、何かしらの記憶がよみがえる。
みな、それぞれではあるけれど、学校には特別な想いがある。
「いい」とか「わるい」とか、簡単には判断できない。
大人へと成長する中で、とても大切にしてきたそれぞれの時間。
だから、校舎がなくなるということは、とても悲しいことであり、
まるで、自分の思い出が消えて行くようなものかもしれない。。。
宮廻先生の「道の空」という作品で描かれている、薮田小学校の校舎は今はない。
廃校になる前に、宮廻先生が取材をし描いたものだ。
古く奥ゆかしい校舎の形と色、空の対比。
真ん中には校舎の屋根をはるかに超える一本の木。
誰しもが、「ああいいな」と、「のびのびと過ごせそうな校舎だな」と思える、
あたたかい学校の風景が描かれています。
それだけでも、絵の魅力としてはすばらしいものですが、
今日来られた卒業生のお客様には、もっと特別にみえたそうです。
取り壊されて、数十年もの時を越えて改めて「絵」としてみた校舎に、
たくさんのことを思い出したそうです。
絵に描かれている一本の象徴的な木は、
子どもたちには「すずかけの木」とよばれていたそうです。
木には、虫など、たくさんの生き物達も集まってきていて、
子どもたちには、特別な存在であったそうです。
お話を聞けたのは、わずかな時間でありましたが、
「すずかけの木」という名前をきけただけでも充分な気がしてきます。
なぜなら、私にも「すずかけの木」と呼べるものがあるから。。。
多くを聞かずとも、どんな風に感じるかはよくわかります。
どうでしょうか。みなさんにも、ありますか?
「すずかけの木」
ぜひ、「道の空」の作品を見る際は、
思い起こして頂けたらと思います。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
本日、宮廻先生をお迎えして、展覧会のオープニングレセプションを開催しました。
主催者あいさつ、来賓の黒部市教育長の祝辞、宮廻先生からお言葉を頂戴し、テープカットを行いました。
上の写真、中央が宮廻正明先生です。そして美術館内で作品解説を行っていただきました。
まずは、「クローン文化財」である「高句麗江西大墓壁画、四神の内、青龍と白虎」です。
オリジナルの壁画は劣化が激しいとのことで、クローン文化財のもつ重要な役割を教えてくださいました。
島根県を流れる江の川(ごうのかわ)に取材した「水花火」です。
船上の人物と網のバランスが秀逸ですが、実は網がこの状態になったとき、網を投げた人物はくるんと後ろを向いて
勢いを逃がしています。なので写真では絶対こうは写らないそうです。
でも絵画は二つの時間をひとつに結び付けることが可能で、事実ではないけど真実の世界を私たちに教えてくれるのです。
宮廻先生が最初の「日本美術院賞」を受賞した「天写田」(右の作品)と、オリーブの木々を描いた「平均律」(左)です。
オリーブの木を描いていると、近くに住んでいる老人に誘われてお茶や食事をごちそうになったそうです。(ちなみに外国です)
その老人は教師で、自分が学んだことを子供たちに教えて白髪になった。オリーブもその実を人に与えるとき風が吹いて葉が裏返り
銀に光るというお話をされたそうです。この話を聞いて、宮廻先生は、ああこれで絵ができた、と思われたそうです。
絵は、見て描けば完成するのではなく、話を聞いて出来上がるものなのです。
「風の囁き」(左の人物がいる絵)と、「萌揺」(右の植物の絵)です。
初期のころ植物をよく描かれていた先生は、ある画商さんから「先生は植物はうまいですが、風景は描きませんね、
もしかして下手なのですか」といわれ、ああそうかと思い風景を描きはじめました。すると今度は別の画商さんから、
「先生は風景はうまいですが、人物は描きませんね、もしかして描けないのですか」といわれ、ああそうかと思い
人物を描き始めたそうです。
自分の周りにイエスマンしかいない人は成長できないので、嫌なことを言ってくれる人も必要なのだそうです。
「放下便是」・・・執着心を捨て、自然体でいれば道は開ける・・・
宮廻先生によると、自分の得意なことを捨てていかないと、次のものは得られない、とのこと。
禅語のままだと、なるほどねえさもあらんと思いますが、宮廻先生の言葉を自分におきかえてみると、いやーこれはできないなと。
でも大成する人はそれをしないといけないし、いきすぎ(捨てすぎ)もよくなくて少しもどるのも大切とか。
ここを和食のダシをひきあいに説明されるのがさすがの宮廻先生。
絵のヒントあり、人生訓あり、先生のユーモアと豊かな発想に触れ、なんだか目の前が明るくなったような気がする約1時間のギャラリートークでした。
宮廻先生、お忙しい中、誠にありがとうございました。
小森谷徹・木象嵌(こもりやとおる・もくぞうがん)絵画展 開催中!
2018年 9/30~10/21 2階ギャラリー(入場無料)
木を精巧に組み合わせ、模様や絵画を作り出す木象嵌の技法。
小森谷さんの作品は、木肌や色彩から受けたイメージを膨らませた心象風景がテーマになっています。
木の温かみと同時に、茫漠たる空間の広がりが感じられる作品からは、不思議に静謐な空気が漂っています。
木だけで表したとは信じられない作品の数々をご覧ください。
このほか、かわいい絵柄の作品もあります。
(販売もしていますので是非)
和の空間にも、洋の空間にもあいそうです。
宇奈月国際会館セレネ
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP