今日は12/28(月)。年内の最終開館日でした。
いろいろなものを片付けたり、お正月の飾り付けをしたり、ばたばたと1日を過ごしていました。
明日の12/29から12/31までの3日間、セレネは年末休館をいたします。
みなさまにお会いできるのは来年1月1日からとなります。(まってますよ!)
どうぞ、よいお年をお迎えください。
そして、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
セレネ スタッフ一同
今日は12/28(月)。年内の最終開館日でした。
いろいろなものを片付けたり、お正月の飾り付けをしたり、ばたばたと1日を過ごしていました。
明日の12/29から12/31までの3日間、セレネは年末休館をいたします。
みなさまにお会いできるのは来年1月1日からとなります。(まってますよ!)
どうぞ、よいお年をお迎えください。
そして、来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
セレネ スタッフ一同
セレネの雪景色。
例年に比べると、少し遅めの積雪です。
雪の宇奈月温泉でお正月を迎えようという観光客の方、
タイムリーな雪でしたね
雪見酒、雪の舞う露天風呂、サイコーですよ。
そんな雪の中、能登湍容先生が、お正月用のお花を活けに
来てくださいました。
最後の手直し、
素晴らしい出来栄えです。
「学芸員の方は、ロビー入口の正面に活けてくださいとおっしゃたけど
バックが雑然として映えないのよね~、金屏風でもあったら~」
任せてください、セレネは魔法のようにいろんな物が出てくるんです。
エッチラコッチラ、4階から運びました。
バックが金屏風だと、風格が全然違います。
もうお正月を待つばかりです。
ところで
リース風の輪に取り付けられた木の実、これ何ですか?
「これは松ぼっくりの開いたもの。親戚の家に落ちてたから貰ってきたの。
なかなか珍しいでしょう」
金色にお化粧されて、まるで豪華な薔薇
よいお正月を迎えられそうです。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
今年もあとわずか。
今年、やり残したことは数知れず
反省、反省の年末ですが、そのために忘年会というものがあるのです
気持ちを切り替えて新しい年に臨みましょう。
セレネは1月1日から、平常通り9:00~17:30までやっております。
(17:00までに入館お願いします)
(3月までは、火曜が休館日です)
おせち料理を食べすぎた方も腹ごなしに是非セレネにお出かけくださいね。
そうそう1月元旦の読売新聞の地方版に、石橋嬉子さんの「花てまり展」
の記事が載る予定です。私達も楽しみです。
春を待つ愛らしいてまりもいっぱい。
瑞々しさいっぱいのカゴに入ったふきのとう。
まだまだ寒い日が続く早春に一番乗りで黄緑色の顔を出します。
これは南天と水仙。新春を迎える気力充分のてまりたち。
年末はどなたも忙しいとは思いますが
ちょっと息抜きにセレネにいらっしゃいませんか
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
今日から 石橋嬉子さんの
花てまり展
美しい季節の恵み
二十四節気と七十二候
五節句
が始まりました。
早速、旅行客らしき方々が興味深げに
ご覧になってました。
今回は二十四節気、七十二候にちなんだてまりが
華麗に並べられています。
さてその二十四節気の名前、ご存じですか?
私は四季の 春、夏、秋、冬くらいしか知りません
ここで、ちょっとお勉強してみましょう。
立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満、
芒種、夏至、小夏、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、
寒露、霜降、立冬、小雪、大雪、冬至、小寒、大寒、
ちらほら聞き覚えのある言葉も出てきますね。
一年をここまで区切るなんて、かつての日本人は
心細やかです。
丸い丸い可愛いお雛様
酔芙蓉
これは第5回全国てまりコンテストで「奨励賞」を受賞された
記念すべきてまりです。
もっとご紹介したいのですが、
見にきて頂く方のためにお楽しみをとっておきます。
是非、足をお運びください。
とき 2015年 12月20日(日)~2016年 1月17日(日)
(休み 火曜日と12/29、30、31日)
ところ 宇奈月国際会館 セレネ2Fオープンギャラリー
時間 9:00~17:00
入場無料です。お待ちしております。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
マツムシソウ
匂い立つ色。
引きしまった首をもたげて
ゆらり ゆらり
高山での厳しい自然を生き抜く
知恵と背中合わせの妖しい雰囲気
夏の間 じっくり身じたく
化粧も整え待虫草。
何気なく辞書を引くと
「松虫草」と出ていた
「待虫草」・・・そうきましたか(笑)
「待虫草」と「松虫草」では受ける雰囲気が違う。
肉食系と草食系くらいの違い(笑)
花屋さんではスカビオサという素敵な名前で売られていて
花束を作る花材として人気が高いようです。
スカビオサを入れると繊細な動きが出て、
涼風を感じる花束に仕上がる気がします。
儚げでも、自分のカラーはどんな所ででもシッカリ主張するんですね。
やっぱり、なかなかしたたかな「マツムシソウ」
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
季節外れですが、
今日の宮廻画伯の絵と詩は「キリギリス」です。
アッ、でも「アリとキリギリス」というイソップ童話で
冬のキリギリスも登場しますから、あながち
季節外れともいえませんね。
キリギリス
人間に生まれる前は
キリギリスだったような気がします
そういえば前世に腹一杯
キュウリを食べたようです
だから今は
キュウリが好きになれません
芙蓉に止まっている
キリギリスを描きながら
自分の偏食の言い訳を考えています
無意識のうちにいろんなことに思いを馳せて
「あれ? なんでこんなこと考えてるんだろう」
って、ハッと気が付くことがあります。
それを詩にするなんてスゴイ。
キリギリスのマイ画像 あるんだな~これが。
数年前の4月下旬に写しました。
シャガの柔らかそうな花びらのクッションに乗っかって
これから来る夏を謳歌するんでしょうね
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
お天気予報通り、今朝から雪模様の黒部です。
宇奈月近くの山々も上から3分の1くらいが白くなっています。
今も降り続いていますが、一瞬晴れ間がありました。
お昼、12時46分に写したものです。
冬になると、こういうご褒美もあるんです。
冬景色はいろんな表情を見せて楽しませてくれます。
さて今日の宮廻画伯の絵と詩は「かたつむり」です
かたつむり
にじんだ色をなめとって
気ままにすすむ
あしあと のこし
まてどくらせど
絵にならず
ついつい手が出る
口が出る
素早く行動する虫たちを描くのは大変だろうと素人にも
想像できますが、
ゆっくり進むかたつむりにもそれなりに手こずるんでしょうか
・・・この雪、積もるのかなぁ
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
蜂
季節の輪の中をとびまわる
羽音も高く また低く
花のかたちを愛でるうち
いつしか夏へと移ります
蜂があまりにも小さくて分かりにくいので
クローズアップします
羽音が聞こえてくるようです。
可憐できれいな花も
葉のある風情からみると、山桜でしょうか。
絵も詩も童話の1シーンみたいです。
宮廻さんは蜂の心も蝶の心も読み取れるんでしょうね。
さて、私の写真の蜂はなかなか憎々しげ(笑)
レモンイエローの鮮やかな巣です。
ネットで調べたところ、キボシアシナガ蜂というらしい。
これは沈丁花の木だったでしょうか。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
蝶
緑色の針のカーテンをあけて
とまった瞬間
おおきく羽をひろげ
ゆっくりと とじていきます。
この写真では分かりにくいので
蝶をクローズアップします。
実際の絵の蝶はもっと色も鮮明で写実的です。
下の写真は夏椿の蜜を吸ってる蝶。
「おいしい~」って恍惚と羽をとじているところか
それとも次の花に移る準備をしているところでしょうか。
6月下旬に写しました。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
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宮廻画伯の絵と詩
コブシ
葉を落とした木立の中
そこだけ雪が消えのこったのか
「枯れ木に花を咲かせましょう」
と だれかが灰をまいたのか
まっ白な花をつけて
コブシの木が立っていました。
ある春の日、突然、コブシの木は自己主張しますよね、
「信じられない白さでしょう、きれいでしょう」って(笑)
家の近くの大きなコブシの木です。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
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今日は昨日とうって変わっていいお天気
向こうの山の雪も消えています。
昨日の霧雨が雪を融かしたんでしょうね。
今日、ご紹介する宮廻さんの絵と詩は「椿」です。
椿
ほんの数日前までは
枝の先にいました。
でも
見上げてくれるひとが
いなくなったので
大地におりました。
いちにち いちにちを
綴り合わせて
惜しみながら
枝に咲いている椿を鑑賞するのはふつうの人?
落下した椿に思いを馳せるのは・・・
やっぱり真の芸術家。
枝に咲いている椿も・・・
やっぱりきれいです(笑)。数年前の3月下旬に写した椿です。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
今日のセレネの窓の外は白、白、白。
霧に覆われていて幻想的な気持ちになります。
今日は宮廻画伯のこれまた幻想的な作品を紹介します。
「ヨシ」
秋の湿原には 宝物があります
穂先で 光と風が絡み合い
金色のスジが走ります。
私は 身体を黄金の帯を巻きつけて
湿原を後にします
部分的にヨシの穂先を拡大してみます
お星さまのように光っています
金色のスジをまとい
黄金の帯を巻きつけて・・・
宮廻画伯は湿原の王様ですね
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
昨日、富山市まで行って来たのですが
雪を被った遠くの山々がとってもきれいに見えました。
富山県の一番の都会である(笑)富山市にいても
ピッカピカに光った立山連邦が見えるんです。
富山市から見る剱岳は少し優しげです。
富山市のお隣の上市町から見る剱岳が一番剱らしいでしょうか、
もうツクツクに尖っています(笑)。
何といっても、上市町は剱岳の玄関口なのですから。
さて今日の宮廻画伯の一枚
「紅葉」です。
紅葉
水たまりに大きな空が落ちている
空の中に
幾重にも紅葉が浮かんでいる。
首を動かすと空の景色が巡り
別の世界が写る。
また・・・。
そしてまた・・・。
そして・・・。
水たまりの水の色が、和の水色っていうんでしょうか
その水色が上方にいくに従って薄くなり
思わず着物の裾模様を連想してしまいます。
では、次回の紹介をお楽しみに。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
今日はいいお天気でした。
空気は冷たいけど、晴れているとその冷たさがまた気持ちいい。
さて今日の宮廻画伯の絵と詩は「だんべら」です。
だんべら
出雲の国では
ぼたん雪ののことをこう言います
まいおち まいあがる
だんべらの間から
水仙の
よ~く冷えた 甘い香りが
伝わります
水仙味のだんべらシャーベット、想像してしまいます。
顔を空に向けて、口を開けてだんべらが口に入るのを待ってみますか。
今日はこれから火災避難訓練です
消防士さんも来られました。
これにて失礼します。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP
先日、宮廻画伯のファンの男性が美術館にいらっしゃいました。
お帰りになる時に
「ここに来るの3回目くらいになるんだけど、宮廻さんの作品を集めたコーナー
いい感じになってるね~」とお褒めの言葉をいただきました。
そうなんですよ~、今年の7月に大々的に常設の配置換えをしまして
なんかとってもいい感じになりました。
ちょっとした小部屋に宮廻画伯の作品が11点集められており、
各作品の傍らには宮廻画伯ご自身作の詩が添えられています。
その詩がまた何ともいえず素朴でいいんです。
一点ずつ紹介してみたいと思います。
まず 「実」 から
「実」
野山に初雪が降り
あたり一面
まっ白な砂丘ができました
ふと見ると
自然はこんな所に
まっ赤な供えを置いていました
優しい詩ですね
この赤い実はきっと山帰来の実・・・だと思います。
この実でリースを作っても素敵なんですよ。
棘に注意ですけどね。
では次回の絵と詩をお楽しみに
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP