「月の美ー富山の美術から」の企画展にちなんで
月に関する絵本などの書籍も販売しています。
その中から今回は2冊、ご紹介したいと思います。
まずは「ダヤンのアベコベアの月」
ダヤンの不思議で素敵な夢の中を旅する絵本で、絵もかわいくて素敵
でもこれって哲学書?(笑)
水の底にあるもうひとつの国
ここはいったいどこだろう?
てんでバラバラな時を刻む時計たち
固くなってしまった私の頭ではなかなか理解できない。
いや、理解しなくてもいいんですよね。
絵と文章に身をゆだね、夢の世界をただよってみるのも悪くない。
秋ですし
次は「月のしかえし」という絵本
ちょっぴり怖くて、冷たそうで、時々あったかいお話です。
「女たちは、ショールをかけ、男たちは、頭巾をかぶり、さきのとがった靴をはき、
耳がいたいときには、焼いた玉葱を耳につめてなおしていた」頃のお話です。
主人公セッピーは国で一番のバイオリンひきになりたいと月に願いをかけます。
願いがかなう引き換えに、月がセッピーに要求したものは?・・・・・・・・・・・・・・
それにしてもですね~
いろんな魅力的な靴が出てくる出てくる
やわらかいヤギの皮で出来た1歳用の靴。
ウサギ皮で出来た2歳用の長靴。
赤いワニ皮の3歳用のサンダル。
(殿様の奥様からのいただきものです)
シカ皮の4歳用の長靴。
(軽くてはきごこちがよかったそうです。そうでしょうね、想像がつきます。)
すずのバックルがついたピカピカ光る子ウシ皮のくつ。
ヒツジ皮の6歳用のサンダル。
ブタ皮の7歳用の木靴。
主人公が妹のために作った船の帆布で作った靴。
靴底はかがった縄がついています。
これって、エスパドリーユ
いやいや、靴のお話しではないんです。
シミのあるお月様と、奇跡を起こす素敵な音楽のお話です。
結婚、離婚をくり返したイギリスの王、ヘンリー八世もちょこっと出てきますよ(笑)
波乱万丈のセッピーの冒険。
映画化されないかしら?