まにあっく懐パチ・懐スロ

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(90年代のパチンコ・パチスロ情報がメイン)

キングオブザタイガー(北電子・4号機)

2011-09-16 23:23:06 | パチスロ4号機
「北電子」といえば、私にとっては1・5号機ニューキャスターに始まり、2号機ガリバー&ガリバースペシャル、3号機のアポロン5連チャンVerにレア台スーパーコップ、4号機ではサーカス、クリエイター、そしてジャグラーなどの告知系と、数々の楽しい台が記憶に残っている。



他にもプチマーメイド、大漁2、レジェンダなど多くの人気台が登場したが、これら北電子の「名機」はすべて、技術介入とは縁遠い「オヤジ打ち機種」として人気が高かった。そんな中、若者層をターゲットにすべく、技術介入性をウリにした機種「キングオブザタイガー」が、2000年(平成12年)に登場した。

 

リプレイハズシと小役狙いを駆使して500枚近いコインが獲得できるということで、「あのキタックが、ついに技術介入性の高い準大量獲得機を開発した」と話題を呼んだ。



ちなみに、同時期には北電子初のCT機「メキシカンCT」も発表されており、こちらもビッグ中のリプレイハズシやCT延命打法など、技術介入度の高い機種であった。クランキーコンドルなどに代表される技術介入機の人気にあやかり、幅広い年齢層をターゲットにした新機種を、続けざまに世に送り出したという訳だ。



さて、このキングオブザタイガー(以下適宜「キンタイ」と呼ぶ)であるが、スタート音の変化や無音などのボーナス告知、虎の顔がジンワリと浮かび上がる告知ランプなど、ゲーム性も非常に面白かった。しかし、何といってもビッグ中のリプレイハズシや小役狙い(取りこぼしのある15枚役=トラ絵柄狙い)の効果は絶大だった。



残念なことに、当時私の通っていた店の中で、このキンタイを導入する店があまり存在しなかったのである。仕方がないので、攻略誌や携帯サイトの情報などを通じてあれこれ設置店を探し回った結果、ようやく見つけたのが渋谷・宇田川町の「エルニド」と横浜・天王町「ルモンド」の2店だった。



渋谷エルニドは、8枚交換(だったかな?)と低換金率の代わりに、高設定を多く置く店という触れ込みだったので期待したのだが、実際に通ってみると、それ程設定状況は芳しくなかった。数回に渡る実戦では「良くてチョイ浮き」といった感じで、あまり良い結果を出すことができなかった。山佐のアラベスクや瑞穂のマリーンバトルなども打ったが、やはり結果はイマイチだった。あの店には「設定〇以上確定」的な札が多く刺さっていたと記憶するが、アレを素直に信用していたら完全に撃沈していただろう・・・。



一方、ルモンドは相鉄線・天王町駅近くの大型スーパーの並びにある店で、データランプで過去10日分のデータを見ることができるなど、イチゲンの私には好都合な環境が揃っていた。お目当てのキンタイのシマはあまり客付きが良くなかったが、中には高設定を窺わせるデータもちらほら散見された。



結局、この店でも実戦を数度行い、結果はかなり満足できるものとなった。ただし、渋谷の時と比べてやけにハマリがキツく、連チャンもノーマルにしては派手だった印象がある。もしかすると、あの店のキンタイは裏〇ノだったとも考えられるが、ボーナス中の小役は普通に落ちたので、高設定台がたまたま荒い挙動(キタック連)を示していただけかもしれない。



その後、キンタイにモノホンのBモノ(ビッグ中小役カットVer)が出ていたことを知るが、実際に対面することは遂になかった。しかし、技術介入が売りの機種にこんなイカツイバージョンがあったとは、何とも驚きである。



では最後に、キンタイのリプレイハズシ手順を実戦している動画を紹介したい。実戦しているのは攻略マガ〇ン誌等で有名だった攻略軍団リーダー&人気ライター「BOS〇」氏である。当時は、雑誌・テレビ・ビデオなど多くのメディアに露出していたので、ご存知の方も多いであろう。我がライブラリーには、彼の出演した「パチスロ旅打ちビデオ」シリーズが多数あるので、機会があれば取り上げてみたい。