11月10日(月)、角田市立枝野小学校及び藤尾小学校の3、4年生の児童43人を対象に角田市大森山山頂にて植林活動を実施しました。参加者数は両校児童と教諭、宮城県土地改良事業団体連合会大河原支部、あぶくま川水系角田地区土地改良区、角田市、角田市食生活改善員、島田ため池保全隊及び有志の方々と大河原地方振興事務所をあわせ総勢84人となりました。
本活動は平成21年4月に林野火災発生した大森山の美しい森林の再生を目的に平成23年度から毎年行われています。また、大森山は角田市隈東地区の農業用水の水源地でもあり、地元の小学生に水源地域の持つ役割の理解を深めてもらうことも目的としています。
当日は強風が吹き荒れるも快晴に恵まれ、意気揚々と大森山のふもとに集まった両校の児童らは合同で6つの班に分かれ、途中で休憩を挟みながら約50分かけて班ごとに山頂へと移動しました。
快晴も手伝って、山頂からは角田市内を一望でき、いつもと違う視点から見た街の姿に感動した様子でした。
【登山を開始する児童たち】
【山頂付近から見た角田市】
山頂に到着後、活動における諸注意を受けたのち、班ごとに植林活動に移りました。
今回、約80本のヤマサクラの苗木を植林し、自分の植えた苗木の杭に、名前を書き残しました。
慣れない登山に疲れた様子を見せながらも、美しい景色と恵まれた天候のもと、精力的に植林活動に取り組みました。
【スタッフと協力しての植林風景】
【杭に名前を書く】
活動終了後、記念写真を撮影し、約40分かけて下山しました。
下山後、両校の児童らはマイクロバスで枝野小学校まで移動。小学校の体育館では、角田市食生活改善員の方々が手作りの芋煮を作って児童らを出迎えました。
児童らは栄養満点の芋煮と持参したおにぎりをほおばりながら、活動を振り返り、自分たちの植えた苗木の生長を願っている様子でした。
【記念写真】
【体育館での芋煮会】
今回の活動で植えられた苗木がやがて成木となり、大森山の美しい森林を蘇らせるとともに、角田市隈東地区の水源地としての役割を再び果たしてくれることを願います。
農業農村整備部 A.K