「ケヤキ」は、ニレ科ケヤキ属の落葉高木。
街路樹や庭木などとしてよく植えられる木で,木目が美しいことから寺社仏閣の建材や木工品としても使われ,日本人にとって馴染みの深い樹木です。また,宮城県民にとっては県木としても親しまれています。高級家具の仙台箪笥の素材としてもよく使われていますね。
ケヤキの別名を「槻(つき)」とも言い,東北本線の駅名にもなっている柴田町の槻木は,ケヤキの大木があったことが由来とも言われています。
さて,そんなケヤキの大木が白石市大平の嘉右衛門山にひっそりと生えています。
宮城県の指定文化財にも指定されている「嘉右衛門山の逆さケヤキ」は,樹齢約300年,樹高22m,幹周17m,枝張りは40m以上あり,長い年月を重ねたがゆえの壮大さと美しさを感じさせます。
現地へはやや険しい山道を30分以上歩いていかなければなりませんが,一本道ですし休みながら行けば体力に自信がない方でも大丈夫です。
運動するのに適した季節になってきました。皆様も一度行ってみてはいかがでしょうか。
(林業振興部 H.W)