ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

220927 センダングサ 3種プラス1

2022年09月27日 | 植物・園芸など
最初に見かけたのはコセンダングサ キク科センダングサ属 キタキチョウが来てる
旧芝川にセンダングサが3種プラス1種ある
最初は舌状花のない黄色い筒状花だけのコセンダングサが生えていました
コセンダングサ 小栴檀草 Bidens pilosa L. var. pilosa
熱帯地方原産
 
 
コセンダングサ・・・でも手前の花に白い所がある・・・あやしい
この花も外側の頭状花が白い・・・もしやアイノコセンダングサではなかろうか
アイノコセンダングサ 合の小栴檀草
YListにのっている 学名はBidens pilosa var. intermedia
松江の花図鑑には「外周の筒状花のいくつかがおおきくしろくなるもので、コセンダングサとコシロノセンダングサの雑種とされている」とある
 
 

白いのを抜いてみた、筒状花というより舌状花に近い作り・・・もしやコシロノセンダングサではなかろうか。あたりをさがすと舌状花の大きな花がありました 
イチモンジセセリが来ている




こうなるとコシロノセンダンクサ 小白の栴檀草
Bidens pilosa L. var. minor (Blume) Sherff
コセンダングサの変種 世界の熱帯~暖帯が原産 幕末に渡来した

コセンダングサ・アイノコセンダングサ・コシロノセンダングサはBidens pilosa L.のvar.変種
基本種はYListには載っていない。どんなはななんだろう?
 

一番水辺に生えているのはアメリカセンダングサ
黄色い舌状花は目立たない。緑色の総苞片が葉のような形で頭状花を囲んでいる
アメリカセンダングサ 亜米利加栴檀草
Bidens frondosa L.
アメリカ原産の一年草 昭和初期には珍しかったそうだけどいまは北海道を除く各地の湿り気のある荒地や道端に普通
 


これはアイノコセンダングサと思われる花のそう果実
果実・そう果は4稜あり、上に出ているのは冠毛(!?)で、2~4本あり、下向きの刺が生えている
 
他の3種も、それぞれそう果が出来たらまた写真を撮ってみよう

220901 小雨の9月 まだまだ暑い

2022年09月01日 | 植物・園芸など
歩き出したら雨が降ってきて、、早々に帰宅しました
 

ユウガオ科 サツマイモ属 ベニバナマメアサガオ
Ipomoea lacunosa L. f. purpurata Fernald
イポメア ラクノサ プルプラタ
lacunosaは「深い穴または窪みのある」、purpurataは「紫色になった」
基本種のマメアサガオ(白花)の変種ではなく品種にあたる。
マメアサガオは葯が紫色、花の直径は1.5cm程。
似た花にホシアサガオがある、葯が白い。
 


伸びに伸びてツツジを覆い隠しているアレチウリに花が付きました。雌雄同株だけど雌雄別々の花序に咲く。
雄花序は10㎝ほどで、今日見たのが雄花の総状花序。花の中のキノコみたいなのが葯が合着した雄しべ
次は雌の頭状花序を探して歩いてみよう。それと巻きひげも

ウリ科 アレチウリ属 アレチウリ
Sicyos angulatus L  angulatus は「角がいくつもある」
シシオス?  アンギュラツス
茎はつる性で十数mにもなる。帰化植物ってのはわかってたけど、アメリカやカナダから輸入した大豆にまじって種が移入し、豆腐屋さんから広がったとのことで、おもしろい話だ。けど、1952年、静岡の清水港で確認され、ほぞ全国に広がり、2006年外来生物法で特定外来生物に指定された日本の侵略的外来種ワースト100。駆除には、結実前にぬいてしまうなどの方法になる。
旧芝川、こんなに繁茂させてしまって、ソースになっていて大丈夫なのか????!!!!
 


キク科 オナモミ属 オオオナモミ とおもわれます
Xanthium occidentale Bertol. occidentaleは「西方の」
キサンティウム オクシデンタル
思われるというのは、オナモミかもしれないし、イガオナモミかもしれない、勉強不足、実(ひっつき虫)が出来たらまた考えてみよう。
この塊の上の方に複数の雄花の集まり(丸いやつ)がつき
下にある尖ったのが雌花。総苞が筒状になって中に雌しべだけになった雌花が2個はいってりうそうだ。ということで、果実(ひっつき虫)の中には2個種が入ってるらしい。果実が出来たら確認してみよう。
北アメリカ原産の帰化植物で、1929年に岡山県で確認された。これも雌雄同株で外来生物法で要注意外来生物に指定された日本の侵略的外来種ワースト100。旧芝川、こんなに繁茂させちゃって、どうしよう!!!
 
 


ウリ科 カラスウリ属 キカラスウリ
Trichosanthes kirilowii Maxim. var. japonica (Miq.) Kitam.
トリコサンテス キリロウィイ ヤポニカ
これで、3か所目。近くに雌株があるかは不明。除草されたおかげでここにあるのに気が付きました。朝、曇ってるとこうやってまだ開いているところを見ることができる。ラッキー
 


センニンソウ

キンポウゲ科 センニンソウ属 センニンソウ
Clematis terniflora DC.
オオオナモミの写真を撮っていたら、この花を手に通りがかった方に声をかけられて、ちょっとお話したら、「花弁が無くてこの白いのは萼だそうですよ」とのお話。またお会いしそうな予感がした。ということはクレマチスやテッセンも花弁が無くて萼が花弁化してるってことか。いままで意識してなかったよ。ありがとうございます。 
 


昨日、コメヒシバを発見した。花軸2~4本が一か所からでて、ざらつかない。
いっぽう、このメヒシバは花軸は多く、何段かにわかれて出て中軸がざらつく
さらに、アキメヒシバというのがあるとのことで、これは宿題
 
 
 
ちょっと気になって調べてみたらオオフサモも日本の侵略的外来種ワースト100だった。ナガエツルノゲイトウは外来生物法で特定外来生物に1次指定(意味は宿題)。豚のえさにすることがあるそうだ。外来種を目の敵にするわけではないけど、ワースト100ってのが気になる。
 
 

220816 旧芝川散歩

2022年08月16日 | 植物・園芸など
クレマチス、テッセンと同じ仲間

雄しべがにぎやかにたくさんありますが、これが花弁より長いとボタンヅルという別の種になります。葉は1枚ずつついているように見えるけれど、実は3~7枚の小葉からなる奇数羽状複葉だとのことです。葉柄(小葉柄)がクネっと曲がってからまっているので、良くわかりませんでした。このクネっと曲がって絡みつく性質はクレマチスと同じ


キンポウゲ科 センニンソウ属 センニンソウ 仙人草
Clematis terniflora DC. クレマチス テルニフロラ
ternifloraは「3枚葉の」 でも多いのは5枚葉だそうです
常緑でつる性半低木、そういえばクレマチスも株元から木化するな
北海道南部~九州の山野の道端
両岸のツツジの植栽の上を覆って咲いている。花は円錐花序につくので、にぎやかで目立つ
 
 

トウネズミモチの実が撮りたくて分け入ってみたら、そうだ葉も撮っておこうと思い表と裏を比べてみます

裏から見ると葉脈が透けて見えるので「透」。葉の縁も明るい黄緑色
モクセイ科 イボタノキ属 トウネズミモチ
Ligustrum lucidum Aiton リグストラム ルキドゥム
lucidumは「明るい、輝く、透き通った」の意味
おお~っ、葉脈が透き通ってることが種小名になっているのか
 


アブラナ科 イヌガラシ属 イヌガラシ 
Rorippa indica (L.) Hiern ロリッパ インディカ
スカシタゴボウかもとおもったけど、これは角果が1.5cm以上と長くいのもある
のでイヌガラシの様ですい。それに葉の切れ込みも少ない。スカシタゴボウは角果が短く7mmで曲がっている
 
 
今日の散歩は、昆虫に詳しい方とお会いして、もっぱら動物の写真を撮ったものだから、めずらしく植物の写真がすくないです。そちらの様子は別途まとめました。

220815

2022年08月15日 | 植物・園芸など
モンシロチョウ大の黄色いチョウが2種類みまれます

シロチョウ科 モンキチョウ属 モンキチョウ Colias erate
白く丸い斑紋がある。草むらの上の明るい所にいる
 
 
シロチョウ科 キチョウ属 キチョウ(キタキチョウ) Eurema mandarina
濃い目の黄色、表羽の先端は黒い、裏側は細かい黒いつぶつぶ模様
地面近くを飛んでいるのを見かける
 


タテハチョウ科 ヒメアカタテハ Vanessa cardui タテハチョウ科
ツマグロヒョウモンの雌に似ているけど、後翅の端の黒い部分が点々
 


コガネムシ科 ハナムグリ亜科 シロテンハナムグリ Protaetia orientalis submarumorea
少し小さくて緑色なのはコアオハナムグリ
ハナムグリのムグリって潜るってことかしら
 


セッカ
今日もいた、春に見た時より低い所を飛んでいる。見てたら近くの木にとまった。ラッキー。口開けて暑そう。ヒッヒッヒッヒっと鳴いたと思ったら飛び立った。上昇しながら鳴くんじゃなくてまず鳴いてから続けて上昇していくんだね
 


クロベンケイガニもしくはアシハラガニ
甲羅の両端の切れ込みが確認できないのでわからない
 



 
都市農業公園を見学して帰り道


ツユムシだろうか、まだ翅が伸びてない幼体
紅い花弁はモミジアオイ
 

バッタ科 ショウリョウバッタの雄 Acrida cinerea 
きちきちと音を立てて飛んで草むらに入った
 
 
 
ツバメ
元気に8羽ほどがとびまわっていた
 

旧芝川の下流は工事中、そこをさらっている
だからか、流れが無くて、上流は水が汚れて臭っている

220812 マメアサガオ・ヒメガマ・セイバンモロコシ ほか

2022年08月12日 | 植物・園芸など

葯が紫色 マメアサガオ ベニバナもある
マメアサガオ
ヒルガオ科 サツマイモ属 マメアサガオ 帰化植物・北アメリカ原産
Ipomoea lacunosa L. イポメア ラクノサ
ベニバナマメアサガオによく似たホシアサガオもある。まだ見かけないけど、探して歩いてみよう
 
 
春先から初夏にかけてハルジオンとヒメジョオンを気にかけていたんだけど、今日何気なく、ヒメジョオンに決まってるだろうと茎を折ってみたらなんと中空、ってことはハルジオン??。8月でもまだ咲いてるんだ、う~~~ん。

ハルジオン
キク科 ムカシヨモギ属 ハルジオン
Erigeron philadelphicus L.
エリゲロン フィラデルフィクス
 


花序の軸がくねくねしている。雄しべが見える
セイバンモロコシ だと思うんだけど、以前見たのと違って花序が赤くない、・・・宿題
 


ギシギシ

花序のバラバラさ加減でアレチギシギシだと思ったんだけど
タデ科ギシギシ属ギシギシとします
ギシギシ・・・内花被片に鋸歯
アレチギシギシ・・・内花被片は全縁で中央のふくらみが大きい
ナガバギシギシ・・・内花被片は全縁で葉が長くて縁が知事れて波打つ
う~~~~~~ん、まだわからん
 

ガマ科 ガマ属 ヒメガマ
Typha domingensis Pers. ティファ ドミンジェンシス
下の雌花群と上の雄花群の間が離れていて緑色の茎が見えている
 


メマツヨイグサ 今日はあさ6時に来たんだけど、咲いてなかった。キカラスウリもそうだけど、やっぱ夜じゃなきゃダメかな・・・
 

ヤエムグラ?かな
 


やっぱりセイバンモロコシだと思うけど・・・

雄しべと雌しべ

黒くなっているのは種子になったから? イネ科の花って蕾なんだか咲いてるんだか種子になったんだかよくわからん。イヌタデの仲間もそう。

セイバン素子氏出なかったらカゼクサだろうか、花序の出方も違うような・・・宿題
 
 
 
 
 
帰化植物と言えば・・・
それにしても、遊歩道のオオオナモミと川の中と岸のナガエツルノゲイトウの量たるやすごいよ。恐ろしい勢い。今後どうなっちゃうんだろう。駆除したほうがいいんじゃないだろうか。アメリカオニアザミもまだ点在してるけどあの種子の量を見ると今後が恐ろしい。ほんと恐ろしいよ・・・在来種ばかりの川と遊歩道になるのがいいということではなくて、単一の種が膨大な面積を占有している景色がなにか不自然に感じます
 

橋の上から、川面を埋め尽くしたナガエノツルノゲイトウ
これ、大丈夫なんだろうか
 


一面のオオオナモミ
こんなに優占していて、大丈夫なんだろうか