ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

220730 作楽会 いけばな 草月流 173 枯れもので一杯・生花でもう一杯

2022年07月30日 | いけばな
枯れもので一杯・生花でもう一杯
 
8月は夏休み、「夏休み前の最後のお稽古は枯れ物」って決まってました、以前は
夏は水が(花が)傷みやすいからです
今は、月1回2回のお稽古の方も多いので、いろいろです
 
枯れ物は高価なのですが、今日は1杯分のお値段でソテツと「?」メモし忘れましたもう一種が来ていましたので、それを選びました
 
枯れ物をいけるのは勉強会「花会」のケール以来
 
久しぶりにYさんがお見えになって、「今日はみんな枯れ物でしょ?」って、古い方はやはりそう思われるのですね
今日枯れ物いけるのは私だけなんだけど・・・お懐かしくて、お会いできてほんとにうれしかった。
 

「枯れ物は水から離れて自由にいけられる」ことを思い出して、吊り花・モビール風・日用品を使うことにして、ハンガーを使いました
螺旋の金銀赤で変化をつけました。写真で見ると花材が重なってますが、一応左はソテツ、右に草物と非対称にしました
 
先生からは。バランスが取れすぎているようね
これはこれでもう一作
花材に慣れる意味でもう一作
とのご指導をいただきましたが、なぜだか、もう一杯は生をおいけなさいということになりました
 


橙色の特徴ある形のこの花器
角度をつけて使ってみたかった
刺し口にこんもりした花材を低くさしてみたかった
水がこぼれないようなぎりぎりの角度にして3か所の繰り返しにしました
折った枝で口を止めて、外したコガマの葉は鉄の三角に結びつけました

この向きより、さっきの方がいい
花器のドーナツ形の穴が見えるから
いつもどっしり置いて横から見てたのをドーナツ形がわかるようにしたかったから


 
先生からは、これはロケット? と笑われました。
Tさんのお子さんが、これどうやってつくったの?と興味を持ってくれて、やった!と思いました
 
次は9月、1ヶ月間、元気に夏をやりすごし、また楽しくお稽古を続けたいです
そのころは、猛暑・コロナは収まっていてほしいです
 
テーマ: ①枯れもの・吊り花・日用品
②自由花
花 材: ①ソテツ・??・ハンガー・螺旋
②コガマ・ケイトウ・(コデマリは使いませんでした)
花 器: ②鉄三角花留・陶器

220719 ヒメアカタテハ カワラバト

2022年07月19日 | 生物
市のいきもの調査をしながら散歩するようになってチョウにも眼がいくようになり、名前を調べるようになりました。こうして停まってくれるとありがたい。捕虫網を振りたくなる気持ちが少しわかってきました。
 
参考にしているのは、
川口市公園緑地公社のパンフレット『親子で楽しむ土手のむし 荒川河川敷の昆虫ガイド』の15種と
庭のチョウ』というサイトの36種
いまのところこれで十分です
 

ヒメアカタテハ

ヒメアカタテハ
ツマグロヒョウモンの♀と区別がつかなかったけど、ツマグロヒョウモンの♀だと後翅表の縁が黒い帯になっており、裏面に豹みたいな丸い模様がたくさん認められる。似ているのだとキタテハというのも見たことがある。どれも公園・農地・河川土手などの明るい草地でみられる。ツマグロヒョウモンは人家も。
似た仲間にミドリヒョウモンとアカタテハがあるようで、久しぶりに泉麻人著『東京少年昆虫図鑑』を読み返してみたら、「晩秋から冬に路地裏で出会うアカタテハ」がまず最初に書かれていました。成虫のままで越冬するタテハチョウの仲間。アカタテハの似合う街が少なくなったと郷愁がつづられていました。
 


野鳥観察ではかずに入れられないドバト・カワラバト
携帯を見ていたら、餌を貰えると期待したのか、数羽のカワラバトが集まってきました
餌がもらえないと分かったのか・・・
写真を見返したらこんな目してた
瞬きする一瞬にシャッターが切れた、タイミングのいたずらかもしれないけど、なんか、恨まれてるような・期待外れだと一瞥されてるような・責められているような、変な気持ちになりました。ごめんなさい
 
 

220715 新宿御苑

2022年07月15日 | 植物・園芸など
温室では珍しい植物も見られる一方、街で売っている鉢花がかわいらしく足元を飾っていたりする

クロッサンドラ サマーキャンプ
Crossandra infundibuliformi Summercandle
キツネノマゴ科 / ヘリトリオシベ属(クロッサンドラ属)
寄せ植えなどに使われるクロッサンドラ
 

イクソラ タイ・ピンク
Ixora coccinea Thai Pink
アカネ科 サンタンカ属
これは草でなく木本
 


バルボフィラム
バルボフィラム ルプリウム Bulb. lupulium
ラン科
パルボフィラムは一般の園芸店で扱われることが少ないランで、原生する種類が多く形もいろいろあるようです
 

Grammatophullum scriptum v. Citrinum × self
グラマトフィラム スクリプタ タイガーオーキッド
ラン科 この属の洋ランは大きな株になるそうだ。花茎がのびてちょっと胡蝶蘭に似た感じ
 


見上げるとほとんど咲いて無くて、足元にこんなに。まだまだ蕾があるので、まだまだ花が見られそうです。
サガリバナ Barringtonia racemosa (L.) Spreng.
サガリバナ科
 
 

センコウハナビ Haemanthus multiflorus
ハエマンサス ムルチフロルス
ヒガンバナ科 マユハケオモト属
今改装しているグリーンセンターにマユハケオモトがありました
あの仲間なのか、大分感じが違う。名前のセンコウハナビはなるほどという感じ
 


アオノクマタケラン
Alpinia intermedia Gagnep.
ショウガ科 ハナミョウガ属
 

オウゴチョウ Caesalpinia pulcherrima
カエサルピニア プルケリマ
マメ科 ジャケツイバラ属
茶色い平たい豆の鞘ができていました
 
 

シャムソテツ
Cycas siamensis
ソテツ科 ソテツ属
先月と大違い、まるい頭の中心からこんなに立派な葉がわさ~っとしげっていました。ビックリ
 
 
こちらは種名不詳のソテツ 黒いのはなんだろう? 種子かな?ソテツだと朱色のもっと大きい種子がつけ根のところにころころできるんだけど、これは?
 




来るたび、いろんな段階の花や果実がみられて、楽しくなってきたこの、岩の上のモンステラ これ、蜂の巣みたいな一つ一つが花だと思うけど、どんな構造なんだろうか
Monstera deliciosa
サトイモ科 ホウライショウ属
 
 

ヘリコニアにもいろいろ、これはロストラータ 花穂が下がるタイプ

苞のなかから花がのぞき見えます
Heliconia rostrata 別名ハンギングヘリコニア
オウムバナ科 オウムバナ属
熱帯アメリカ原産
中に見える黄色いのと黒いのと、どういう構造になっているんだろう
オウムの口に似ている
ゴクラクチョウカなんかと似た構造なんだろうか
そういうのどこでどうやって調べたらわかるのか・・・宿題
 
ちょっと疲れちゃって今日はここまで、雨も降ってきそうです
速めに切り上げてお稽古へ またこよう
 

220715 天神様

2022年07月15日 | お散歩・その他
うろ覚えの道をあるいて、番地が改まっていることを知り、年月を感じました

狛犬が毬を・・・運気が転がる縁起がよい

こちらは子犬・・・子孫繁栄、縁起が良い
 


天神様・菅原道真公


お隣の伏見稲荷さん

名前も知らなかった 改めて打越天神北野神社
所在地は区立の天神公園
 
駅の周りを少し歩きました

220715 作楽会 いけばな 草月流 172 トゲナス・ノバラ・スプレーカーネーション

2022年07月15日 | いけばな
7月のお稽古でいけた花をラインでお互いに知らせ合うことになりました
夏の花というテーマです
 

この向きがイメージどおりです
横から見たところ、やっぱり斜めの方がイメージ通りです
 
先生からは、手直し無しでした
楽しい・トゲナスが子供みたい、青い実もいいわねと花材のお話が弾みました
 
 
ノバラの柔らかい線で虹のようにフレームを作りました。その下で、子供がわ~い!と笑っているイメージでいけました
花器が暗い色なので、下にはトゲナスの枝の線を並べて明るくしました。手前から奥へ間隔を広げていき、遠近法の要領で奥行を出しました。
スプレーカーネーションは一枝一花づつ外して使いました。マッスも考えましたが、ノバラのフレームからバウンドしては跳ねる軌跡のような曲線を花をつなげて描きました。
 
楽しさ・リズム感・緊張感のあるいけばなをいけたいです
草月展を拝見してそうおもいました
 
 
テーマ: 自由花・夏の花
花 材: トゲナス・ノバラ・スプレーカーネーション
花 器: プラスチック 
 
 
 今日の花材
スプレーカーネーション
水揚げ: 水切り
出回り: 周年
Dianthus caryophyllus x D. plumarius
ナデシコ科 ナデシコ属
水揚げは良く長持ちする。園芸品種多数。
新聞紙を開けたとき、地味な色だなと思いました。でも花器と合わせて今回の花材の組みあわせでつかってみると、絶妙ないい色だと思いました。ノイバラやトゲナスの緑を邪魔しない色です。
 



トゲナス,イガナス
水揚げ: 不要
出回り: 7~11月(実)
Datura stramonium L. f. stramonium
ナス科 チョウセンアサガオ属
シロバナヨウシュチョウセンアサガオの果実
ユーモラスな表情を持つ実と茎の線を生かす
花材事典p.652
 
 
ノバラ(ノイバラ) 
水揚げ: 水切り 
出回り: 9~12月(実)
Rosa multiflora Thunb.
バラ科 バラ属
万葉集の時代から日本に自生する。ヨーロッパに渡り、交配親や台木に用いられた
 
 
他にの花材の組みあわせでは次のようなのがありました
わたしだったら、どんなふうに逝けるだろう・・・そんなこと考えるのも楽しい
*アーティチョーク・ニューサイラン・ミニひまわり
*ソケイ・丹頂アリウム・クルクマ
*枯ソテツ・枯ハラン・ウンリュウヤナギ・トゲナス
 
 
参考: 現代いけばな花材事典