東京国立博物館の三国志展に行ってきました
いつかの若冲展みたいに混んでいたらどうしようかと思いましたが、すぐに入れて、そう混んではいなくて、よかったです
写真を撮っても良い、個人利用可、SNSなどの掲載可とのことでしたので
気になった品を撮ってきました
東博のHPやブログ、ツイッターを参考にしてメモを加えました
章の区切り・目録番号などは、間違っているかもしれません
~プロローグ 伝説の中の三国志~
1.関羽像 明時代・15~16世紀 新郷市博物館像
ポスターにもなっていた関羽像 男前の力強いポーズで圧倒されます
~第1章 曹操・劉備・孫権 英雄たちのルーツ~
劉備 「NHK人形劇三国志1982~1984」の実物9体が展示されていました 懐かしい
・・・長野県飯田市川本喜八郎人形美術館所蔵
15.豹 前漢時代・前2世紀 河北博物館所蔵
10㎝程でしょうか、小さな像ですが、愛くるしい眼の明るい表情が印象的
~第2章 漢王朝の光と影~
17.獅子 一級文物 後漢時代・2世紀 山東博物館像
一級文物とは日本でいえば国宝かしら
足は長かったのかしら、それともコーギーみたいな感じだったのかしら
~第3章 魏・蜀・呉 ~
赤壁の前哨戦、こんなにたくさん飛んできたらかなわん
ゲーム「真・三國無双」ともコラボしていました
張飛の武器「蛇矛じゃぼう」一丈八尺(約4m)も再現されていました
どんな大男だったんだろうか?
59.「孟とう」印 三国(蜀)~西晋時代・3世紀 雲南省博物館収蔵
小さな印は、大きな印に収納できる
認印に訂正印が内蔵されていたら便利かも・・・次元が違うけど・・・
66.帯鉤(たいこう) 一級文物 曹休墓出土 三国時代(魏)・3世紀 洛陽市文物考古院所蔵
さかなを抱えた瑞獣ってラッコかしらと思ったのですが、
中国の想像上の動物のことで鳳凰や麒麟、九尾の狐などのことのようです
この展覧会では他にも瑞獣が出てましたが、それぞれがどんな瑞獣なのか知りたいと思いました
~第4章 三国歴訪~
91.奏琴俑 後漢~三国時代(蜀)・2~3世紀 重慶中国三岐博物館所蔵
琴を膝に乗せて弾いている…横坐りで袖をまくり、楽しそうです
俑とは、副葬用の人形
95.犬 一級文物 後漢~三国時代(蜀)・2~3世紀
墓を守っている犬 闘犬だろうか
首輪ではなくてハーネスらしきものをしているように見える・・・
105.奏楽俑 三国時代(呉)・3世紀 武漢博物館所蔵
縦笛…右手が上? なんという楽器だろう
円錐の帽子をかぶるのは、専門的な技能で主人に仕える人
113.羊尊(ようそん) 一級文物 三国時代(呉)・甘露元年(265) 南京市博物総館所蔵
呉ではたくさんの青磁が作られたそうです これは知る人ぞ知る初期の青磁の名品とのこと
いわれないと青磁っぽくない、釉薬が薄いのかな?
胴の羽の模様・頭の孔などの意味はよくわかっていないそうです・・・公式ツイッターより
~第5章 曹操高陵と三国大墓~
127.石牌(せきはい) 一級文物 2008~2009年曹操高陵出土 三国時代(魏)・3世紀 洛陽市文物考古研究院所蔵
『石牌「魏武王常所用挌虎大戟」は曹操高陵(曹操の墓)からの出土品。「魏武王が愛用した虎をも打ち取る大きな戟(げき)」とありますが、魏の武王は曹操を指すので、発掘された墓が曹操高陵であることの決め手となりました。』・・・公式ツイッター8/11より
128.鼎(かなえ) 2008~2009年曹操高陵出土 三国時代(魏)・3世紀 洛陽市文物考古研究院所蔵
素焼きの鼎も展示されていました
支配者の徳を表すものとして重んじられ、12口も墓に納めることが許されたのは皇帝に匹敵する人物とのこと
これも曹操の墓とするの決め手の一つだそうです
また、2号墓から、50~60代の男性の頭蓋骨が発見されているとのことです
66歳で亡くなった曹操のものとされています
虫歯の跡などが見られるそうです・・・NHK英雄たちの健康診断より
曹操の死 横山光輝さん原稿
ご一緒したCさんは、かつて、このコミックを全巻読破されたそうです!! 凄い!
2009年発掘の曹操の墓を再現
『2016年に刊行された発掘報告書をもとに、曹操高陵の墓室を実寸で再現
盗掘に遭っている場合でも少量の玉衣片はみつかるものです。
その痕跡すら確認されなかった以上、曹操は玉衣に覆われることなく葬られたといえそうです。』
・・・三国志公式ブログより
139.金製獣文帯金具 後漢時代・2世紀 2009年出土 寿県博物館所蔵
瑞獣を配した帯金具、鮮卑頭(せんぴとう)
鮮卑頭を付けた豪奢な帯を廓落帯(かくらくたい)という
148.奥から、水鳥・鶏・犬 三国時代(魏)・3世紀 東阿県文物管理所所蔵
…副葬品 なんか和む、ほんわか
150.揺銭樹(ようせんじゅ) 一級文物 後漢時代・2世紀 広漢市博物館所蔵
金のなる木 富裕層のお墓に置かれた
蜀の支配した今の四川省・重慶市ほかの墓から出土する
151.揺銭樹台座 2012年出土 後漢~三国時代(蜀)・3世紀 重慶市文化遺産研究所所蔵
架空の動物 辟邪(へきじゃ)
おおらかで魅かれる
侵入者を威嚇し、墓主を天上世界へ導く
154.虎形棺座 2006年出土 三国時代(蜀)・3世紀 南京市博物館所蔵
『虎型にすることで埋葬者の強大な権力を誇示しようとしたのでしょうか。本品が出土した上坊1号墓は、呉の墓では最大規模を誇り、副葬品や墓の作りも当代随一であることから、呉の皇族級の人物が葬られたとされています』・・・広報室公式ツイッターより
~エピローグ 三国の終焉~
一部自筆が見える
他にも、定規や粒状の炭をつぶして使う硯、豚を飼うトイレを模した副葬品、一級文物の壺、世界最古の白磁・罐(かん)、日本との関係がまだよくわかっていない銅鏡などなどなど
期間中入れ替え無しで162点 会期~9/16終了後は九州へ巡回するそうです
貴重な出土品の合間合間に横山光輝さんの三国志の原稿や川本喜八郎さんの人形がスパイスになって
疲労を癒してくれ、椅子に座って休んでもうひと頑張り・・・と何とか最後まで見ることができた特別展でした
参考
展示会公式サイト→https://twitter.com/sangokushi2019
公式ブログ→https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1953
公式ツイッター→https://twitter.com/sangokushi2019
お昼は、東博内ホテルオークラ ゆりの木で
ご馳走になってしまい心苦しいです
そのあと、上野アトレ京橋千疋屋で、フルーツティーとチョコレートパフェ🍌
今週は、私の夏の二大イベントに
2回ともフルーツパーラー🍑
幸せ者です
昨日からの予定のダイエットは、またもや明日からに