西洋梨を初めて買ってみた
…安かったから
…と言ってもデパ地下なのでよもやひどいものではないだろう…というあまり根拠のない信頼感で
この2つに小振りのみかんが4つ、蜜入りサンふじ賢治りんごJAいわて花巻というリンゴが1つ
一盛になっていて奉仕品のラベルが付いて350円だった
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今迄西洋ナシを買わなかったのは
食べごろがわからないのと美味しいと思ったことがないから・・・
それと、美味しい西洋ナシを知る前に読んだファーブル昆虫記の「フンコロガシが糞を西洋梨型に丸めて卵を産む」・・・ということからの連想がなんとなく・・・よくなくて・・・
以前、職場で西洋ナシのいただきものがあり、ひとつもらって帰ったのだけれど
いただいた全員が、食べごろがわからなくて
熟しすぎてしまい美味しくいただけたという人がいなかった
わたしは香りがしてくるということを目安にしてみたのだけれども
よくわからなくてやわらかくなりすぎてしまった
ルレクチェという包み紙のは「にいがたの西洋なし」とあり、
裏には食べ頃サインが書いてある
やっぱり、食べ頃がわからない人が多いんだよ・・・
書いてあった食べ頃5つのサインとは
色・・・絵のように果実全体が鮮やかな黄色に変わる
香り・・・甘い香りがしてくる
じく・・・茶色のじくがシワシワになる
くび・・・じくに近い実のくびの部分が茶色に変色してくる
硬さ・・・手に持つとやや弾力のある感触になる
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黄色を過ぎてしまったのか、あちこち茶色いけれども
香りがよくてじくがシワシワで首が茶色いし指でちょっと押すと弾力があるので
よし・・・と思って切って見た
歯ごたえは梨よりやわらかでいい香りで、なかなか美味しかった
350gもあった
果物ナビによると、じくの方より下の方があまいということだけれども
たしかにじくの方は酸味があって、下の方が香りがよい
西洋ナシのことをラフランスというのかとおもっていたら
ラ・フランスはフランス生まれの品種名でした
熟しても果皮の色はあまり変わらず、香りもさほど強くない・・・とある
だからわかんなかったんだよ
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他に、イギリス原産やアメリカ原産やベルギー原産のもの、山形原産のものもある
シルバーベルは山形で自然交雑で生まれた
メロウリッチは山形で育成され品種登録された
バラードも山形で掛け合わせによりできて品種登録された
西洋ナシの国内シェアは山形県が64%と圧倒的に多く
このル・レクチェ(フランス原産)の主生産地の新潟県は7.7%で第2位
全く知らなかった西洋ナシの世界・・・
もう一つの緑の方は品種名はわからないけれども
自分で頃合いを見ていただいてみよう
ところで、
奉仕品・おつとめ品と見切り品は業界用語でどう違うんだろうか???