― ムラサキ ムラサキ科 ―
生薬名は 「 紫根 ( シコン ) 」
紫根は 「 ベニバナ 」 「 藍 」 とともに日本三大色素のひとつとされ、古くから染料として用いられてきました。
万葉集にも名前が載るほど歴史の古い植物です。
「 紫草 ( ムラサキ ) 」そのものを詠んだものと、紫色のイメージを詠んだものがあります。
『 託馬野に生ふる紫草衣に染めいまだ着ずして色に出でにけり 』
『 あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る 』
『 紫のにほへる妹を憎くあらば人妻故に我れ恋ひめやも 』 ・・・・etc
真っ白な花ですが、名前は 「 ムラサキ 」