今回は当店の時鮭の食べ方をお伝えしますね。
1)当店の鮭は「生鮭」でなく「塩鮭」
当店では「塩鮭」のみを扱っています。
食べやすい大きさにカットした切り身のほか、一尾まるごともしくは半身の鮭もご用意しています。
2)塩鮭を切る前に
冷凍塩鮭は、半解凍の状態で切り分ける方が、身が適度に固くて切り易いです。
解凍はできれば冷蔵庫で時間をかけてゆっくりと。急ぎなら常温で、とても急いでいるときなら流水に短時間つけて解凍します。
3)塩鮭の切り方
【一尾を2枚におろす場合】
1尾丸ごとの場合、鮭の頭は左側に、腹側を手前にしまな板の上にのせる。エラの辺りから包丁を入れて頭を切り落とし、全てのヒレを切り落とします。
鮭の腹側を手前にし、包丁の刃先を腹の切れ目から腹骨に沿うように差し入れ、背骨に刃先が着いたら、そのまま尾びれまで滑らせます。
次に鮭の向きを変え腹を向こう側にして、尾側の方から包丁を入れ、包丁を背骨の上に沿わせ上身を剝がすように切り進んでください。
【片身(骨付き)を3枚におろす場合】
半身の鮭を購入した場合、「骨付き」「骨なし」の身のどちらかになります。
骨付きの場合に、骨を取りたい場合には次のように取り除きます。
骨付きの片身の皮側を下に、尾を左にしてまな板に置き、左手で押さえ、背骨の下に刃を差し入れます。
背骨に沿って、骨をはがすような感覚で刃を滑らせ、尾の付け根に到達したら、刃を下に向けて尾びれを切り離します。
【切身にする】
皮側を上に、カマを左にしてまな板に置き、カマの方から切っていきます。最初の5~6切れはほぼ均等の厚みになるよう、包丁を真下に向けてまっすぐ切り、腹ビレ以降は包丁を徐々に寝かせて斜めに切り込みます。斜めに切ることで、切り身の量をほほぼ均一にできます。
最後の一切れは、手前の切り口に平行に「最後尾」を切り落とすことで、尾に見えないように仕上げます。
4)焼き方
●こんがりした焼き目をつけたいときは、魚グリルかオーブンで。サラダやフレークなどに使うときは、焼き目がつかないように電子レンジがお勧めです。
●しっとりした焼き上がりにするには、どの調理の場合でも「下ごしらえ」してください。
切り身に酒を少々ふりかけて、10分ほどおいてなじませるとよいです。
【魚グリルで】グリルの焼き網に切り身を乗せる際、バーナーの真下は火力が強いので、焦げやすい皮部分をずらして乗せます。火力は中火から強火にて(弱火では焼かない)。
「両面焼き」なら表面を上にして5分、「片面焼き」なら先に表面を3分焼き、裏返して裏面を3分焼きます。
火を止めたら、グリルから出さずに3分ほどおくと、余熱で中まで火が通ります。
【オーブントースターで】網の上にアルミホイルを敷いて切身を置き、加熱します。皮に少し焦げ目がついたらアルミホイルを被せて、焦がさないように焼きます。加熱を止めたら、余熱で火を通します。
【電子レンジで】切り身を耐熱皿に置き、ふんわりとラップをかけます。
2~3分加熱し、いったん開けて焼き加減を確認。中心まで火通っていなければ、30秒ずつ追加熱します。
5)その他の料理方法
焼いて食べるほか、煮る・蒸す・炒める・揚げる、いぶすなど、いろんな調理法で美味しいくいただけます。
6)保存方法
1週間以内に食べるならチルド保存、1ヵ月を目安に食べるなら冷凍保存します。
時鮭は水分と脂分が多く、退色が早いので「冷凍保存」がお勧め。
チルドでも冷凍でも、切り身の切り口が空気にふれないよう、ラップをぴったりと密着させて包みます。(冷凍の場合には1切ずつラップにくるんでください)
塩辛い鮭に仕上げて保存したい場合、切り身の両面に均等に塩をふり、手のひらで軽く叩いてなじませ、冷蔵庫に一晩入れます。翌日、鮭を取り出し、ラップをぴったりと巻いて保存します。
今回は以上となります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます