むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

名古屋周辺 乗り鉄?の旅・・・・・。

2011-08-06 23:22:00 | 旅行記

久しぶりの名古屋出張・・・・、しかも週末金曜日だった事もあり、昨晩は名古屋市内に宿泊してしまいました。 まあ、その日のうちに帰京する事は十分に可能ではありましたが 帰宅したところで 時間を持て余してしまうのが目に見えていましたし、 久しぶりに名古屋周辺を散策?してから帰ろうと思ったのです・・・・。

そんな訳で 名古屋で迎えた土曜の朝・・・・、今日はどちらへ向かおうか?と 携帯電話を片手に列車ダイヤを検索・・・、テレビを観ながらホテルの部屋でゴロゴロしていました・・・。 今日は8月6日ということで 朝から広島の話題でいっぱいでしたが 私自身も 午前8時からNHKの戦没者慰霊の中継を拝見・・・、午前8時15分、西の空に向かって黙祷を捧げた事は事は言うまでもありません・・・・。

その後・・・、午前9時にホテルをチェックアウトして名古屋市内へと繰り出しました・・・・。 天気はまずます・・・・、写真を撮り歩くのには丁度良い感じ。 そのまま向かったのは 地下鉄線の改札でした・・・。 名古屋の地下鉄には 未だ乗車した事が無かったうえ、その中でも特に一番古い東山線には 撮影に好適な地上区間があるようです。 よって まずはこの東山線に乗車して本郷という駅まで向かう事にしました・・・。 本郷駅は東山線の北?の終点 藤が丘駅の一つ手前の駅・・・・。 実際に乗車してみるまでは 殆ど知識が無かったので 本当に「ぶらり旅」のようです・・・・。 こうして東山線の電車に揺られて約20分ほどで 目的地の本郷駅に到着・・・・、まずは初めての?東山線の撮影に入ります・・・・。

名古屋市交通局 東山線・・・・

東京でいえば 東京メトロ 銀座線に相当?する路線・・・(と言ったら良いのかな?)

架線集電式では無く 線路の脇にある第三軌条から集電して走行するので 当然ながら 車両にはパンタグラフは無く、路線にも架線柱や電線が無いので 車両撮影には好都合!なのです・・・・。 

そんな東山線のファーストショットは 現在の主力形式である5050形電車でした・・・・。

Img_0010

黄色のラインカラ―、16メートル級車体の6両編成・・・・、

こんなところ全てが銀座線と同じだったりします・・・・・。 

Img_0022 

と・・・、次は東山線の最新形車両である N1000形がやって来ました・・・。

Img_0016

東山線は日中5分間隔の運行ダイヤということで 短時間で効率的に撮影出来るところがオイシイところ。 上下線とも次から次へと列車がやって来ますが・・・、来る電車の殆どが5050形でした・・・・。まあ、現行最多勢力なので当たり前なのですが・・・・。

Img_0028

で・・・、

撮影を開始してから30分ほどが経過した頃、ようやく新顔?がやって来ました・・・・。

5000形電車・・・。実車は1980年のデビュー・・・・、この顔が表紙を飾った 雑誌「鉄道ファン」 1980年8月号の影響なのからか? 自分世代には 何故かこの電車の顔が「名古屋らしい!」って思えるのです。 ※ちなみに この時の特集は「事業用車両」の後篇・・・・。今や貴重な資料として部屋の本棚に常駐?しています。 

Img_0036

1本撮ったら またまた続いて5000形がやって来た! 

当地ファンにとっては まだまだ珍しい車両では無いんだろうな・・・・?

Img_0047

あまりの嬉しさに 藤が丘からの折り返し列車も撮影しておきました・・・・。

Img_0052

午前10時半を廻った頃・・・、空からポツポツと雨が落ちてきたみたい・・・・。 東山線の現役車両を一通り撮影出来たので ここ本郷駅での撮影を終了、移動する事にしました・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本郷駅から再び電車に乗って一駅先の 終点 藤が丘駅へ向かいました・・・。 ここ藤が丘駅からは  [LINIMO:(リニモ)] というリニアモーターカーに乗車する事にしました・・・。このリニモ・・・、かつての名古屋万博の際には 未来の交通システムとして 注目されたものでしたが 万博終了後には その話も聞かなくなって・・・・、いや、正直な話、自分も 今回当地を訪れるまでは その存在を忘れていたものでした・・・・。そんな訳で 何の知識も無く このリニモに乗車してみる事にしました・・・・。

藤が丘駅からリニモに乗るには まずは地下駅へと進みます・・・・。地下に駅がある!なんて事も知りませんでした。 券売機で 終点八草駅までの切符を購入・・・、8.4キロの路線に対して 360円という乗車運賃は バスも含めて結構高額の類に入るのではないでしょうか?  自動改札を抜けると 既に車両が到着していました・・・。 もっとも乗車ホーム自体が全周に渡ってガラス張り・・・、ホームドア設置という事もあってか 車両外観を眺める事は不可能・・・、おまけに地下駅でしたから まず良く判らない感じです。 やがて発車時刻となり リニモは動きだしました・・・。インバーター制御の電車と同じような走行音を立てて走行していきますが このリニモは完全に路面からは浮いているので ガタン・ガタン・・・といった音は聞えません。 やがて地上に出た後は、丘陵地帯?を進んでいきます・・・・。 途中、すれ違うリニモを観て 初めて自分が乗車している車両の全景を観る事が出来ました。 乗車感覚を例えるならば モノレールに近いもの・・・・といったら良いのかな? 正直、あまり深い印象は受けなかった、というのが正解で あっという間に 終点の愛知環状鉄道 八草駅に到着してしまいました・・・・。 ここで乗り換える愛環の電車時刻が迫っているので リニモの写真も撮る事無く そのまま急いで愛環線のホームへ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

愛知環状鉄道線・・・・これも初めての乗車でした。 ここで走る車両はJR東海の313系電車と同形の2000系電車・・・。 外観装飾やシートのモケットこそオリジナルのものでしたが 乗車してしまえば全く同じものでした・・・。

八草駅にて ちょうど入線してきた2000系電車を撮影・・・・、2両編成でした。

左側の青帯の車両が増備車で、左のグリーンのパッチのあるほうは先行増備車。 ちなみに開業当時に活躍していた車両たちは 今では福井県のえちぜん鉄道で改造の上 活躍しています・・・・。 ※このブログを開始した頃の記事に乗車記が載っていると思います・・・・たぶん。

Img_0054

愛環線に乗車する事 約20分・・・・。JR中央本線の高蔵寺駅まで向かいました。 愛環線はかつての国鉄時代に建設された貨物用バイパス路線という事もあって 長大トンネルや近代高架線などが続き 結構近代的な路線といった印象・・・。ただ、この路線上を走るのは2両編成の電車・・・・、しかも日中の運転間隔が30分前後というところに 地方交通線の抱える問題が露呈しているようです・・・。首都圏在住の自分としては 本当に勿体無い! の一言でした・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

JR高蔵寺駅に到着・・・・、ここからは再び中央本線の普通列車で 名古屋駅へと戻りました。 211系の8両編成・・・、しかしながら快速列車では無く、高蔵寺始発の普通列車だったので 車中は非常に空いており ロングシート車ではありましたが 非常に快適! あまりの気持ち良さに ちょっとウトウトしてしまう始末・・・。 正午前に 再び名古屋駅へと戻って来ました・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回の名古屋散策はこれで終了・・・、混雑も一段落した 昼過ぎの新幹線で帰宅の途につくことにしました。 名古屋では JR、近鉄、名鉄・・・と今まで色々と撮影してみましたが 今回のように未乗路線の「乗り鉄」をするのもまた良いものだ・・・と感じた次第。 また機会があれば考えておきましょう・・・・・。


北東北へ出掛けて来ました・・・・・その4。

2010-05-23 23:00:00 | 旅行記

5月23日 日曜日・・・・

今回の旅行も今日がいよいよ最終日! 今日は角館の街を観て廻る事にしました。

早朝6時から 温泉に入浴・・・・再度気分がリラックスしたところで 朝食を頂きました。昨日の夕食もそうでしたが、ここの食事は結構イケてる・・・正確には「ごはん」が美味しいのです。 さすがに「あきたこまち」を売りにしている当地の事ですから 思わず納得してしまいます・・・。ただ、平時、自分は朝食を取らない生活を送っているものですから 美味しいからといって あまり食べ過ぎるのも 後々の行程を考えると 程々にしなければいけません・・・。

午前9時過ぎ・・・・送迎車に乗ってホテルを後にしました。 途中、角館観光の中心地である武家屋敷街で降車して 角館観光の始まりとなります・・・・。 角館の武家屋敷・・・・以前はそれほど大きく宣伝されていなかったように思いますが やはり秋田新幹線の開通後、当地の観光宣伝に力を入れているようで 我が関東地方でも有名となりました・・・。 自分自身、当地における歴史的背景等の知識は皆無でしたが、そんな事より 武家屋敷街の新緑の美しさに目を奪われてしまいました。 うす曇りの空の下、新緑を見上げた時の木々の緑の美しさは それは何ともいえないものです・・・。 当地においても 既に桜は散ってしまいましたが それ以上に芽吹く新録の青さは 訪れる価値があると思えるものです・・・・。 また、一部公開されている屋敷の中も観る事が出来ましたが 建物自体よりも むしろ敷地の広さと 庭の緑に目が行ってしまい・・・・、「いや~、このぐらいの広い庭があったらいいだろうに!」等と羨ましく思ってしまいました・・・・。 それと、散策途中の土産物屋で食べた「桜ソフトクリーム」・・・これが結構美味かったです。 クリームの中に桜の葉を細かく刻んだものが入っていて ほんのりと桜の香りが楽しめる・・・・今では角館名物?との事でしたが これは是非ご賞味あれ!と推薦させて頂きます。

Img_0347 Img_0356 Img_0357 Img_0360 Img_0365 Img_0374 Img_0385 Img_0389 Img_0397

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こうして2時間程 街中をぶらぶらした後、昼食を取りましたが・・・・ここでちょっとした問題が発生。今日一日 角館散策に充てたのですが 午前中の散策で 角館の観光名所の殆どが観終わってしまったようなのです・・・。 これからの時間をどうするか? 角館からの帰りの切符は 15時49分発のこまち号・・・・未だ3時間ほど 時間があるではないですか・・・。 昼食を取りながらの家族会議の結果・・・適当に時間を潰す! という事で合意・・・。 各自、もう少し観たい所があれば そこに行くも良し、駅前のベンチで休息するのも良し、という事にしました。 一人旅であれば 2~3時間の暇つぶしなど 慣れたものではありますが・・・・・まあ、皆 大人なので過度な心配は要りませんでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結局のところ・・・

駅前で約2時間ほど タバコを吹かしながら列車の到着を待ちました・・・。両親も土産物やら何やらで 時間の消費には困らなかった様子・・・・安心しました。

こうして定刻通りやって来た 東京行きの「こまち」号に乗車・・・・東京では既に雨模様と言う事でしたが 、こちらのほうも列車が南下するにつれ、途中、一ノ関辺りから雨が降っているのが確認出来ました・・・。 19時過ぎ、東京駅へ定刻通りに到着・・・さらには池袋を経由して 20時半過ぎ・・・無事に帰宅と相成りました。 これを以て 今回の旅行も終焉を迎えたのでありました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

帰宅後は 何も食べるものがありません・・・

という事で・・・束の間の休息の後、車を走らせて 回転寿司チェーンの「くら寿司」へ・・・。お持ち帰り仕様の寿司を購入して帰ってきました・・・。 日曜日の夜9時過ぎ、さらに外は雨模様だったので 空いているだろう! と思って店に向かったのはいいけれど、着いてみたら 順番待ちをしている人がちらほらと・・・・。 結果、持ち帰りの注文品を受け取るまで約30分を要してしまいました・・・・。なんであんなに混んでいるのだろう? 本当に不思議!

22時・・・・ようやく寿司を持ち帰り、自宅で宴となりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と・・・延べ5日間に渡る長期旅行でした。 まあ、特にトラブルも無く、無事に帰って来れたのが幸いでした。両親が満足気だったのが何よりといったところでしょうか? ともあれ 自分自身も僅かではありますが鉄分補給が出来たので 行って良かったと思える旅行になりましたとさ・・・・目出度し 目出度し・・・・・。


北東北へ出掛けて来ました・・・・・その3。

2010-05-22 23:00:00 | 旅行記

5月22日土曜日・・・・

今日も朝から良い天気でした。

この季節・・・当地 青森は朝の訪れが非常に早く、早朝4時の時点で 外は結構明るくなっていました。せっかくの温泉旅行ですから 朝食前に一風呂浴びて 朝からのんびり状態です・・・・。 宿の前からは未だ残雪のある岩木山がくっきりと見えて ここが津軽路であることを実感します。

朝9時過ぎ・・・ホテルの送迎車で鰺ヶ沢駅まで送ってもらい、今日の旅行が始まります・・・・。今日は昨日同様、「リゾートしらかみ」号に乗車し、秋田駅まで 五能線を完乗、さらには奥羽本線、田沢湖線の普通列車を経由して角館までの移動となります・・・。

Img_0084

午前9時57分・・・時刻通り「リゾートしらかみ2号」が到着、今日は土曜日という事もあって 車内は結構賑やかなようです。 「リゾートしらかみ」号の車両は3両編成のディーゼルカー・・・全車指定席での運行です。今回は事前に2号車の4人用個室席を確保しておきました・・・。 10時01分・・・定時に鰺ヶ沢駅を発車しました。 これから先、能代駅までの区間は 海岸線に沿って走行していきます・・・・千畳敷、深浦・・・と 見事な車窓を満喫しました。この辺りの海岸線は奇岩が多い事でも有名で ず~っと海岸線を眺めていても飽きる事はありません。

Img_0325 Img_0328 Img_0330 Img_0334 Img_0335 Img_0340

こうして約3時間で終点の秋田駅に到着・・・「リゾートしらかみ」号の旅は終わりました。 いつもなら ここで車両撮影といきたいところですが 今回ばかりはそうもいかず・・・列車に別れを告げる間も無く、乗り換えのため駅構内を移動します。 これから乗り込むのは この旅 初めての普通列車・・・奥羽線 院内行き・・・701系電車 2両編成。 大きな荷物を持った我々にとっては 車内の混み具合が気になりましたが 何とか座席を確保して・・・秋田駅を後にしました・・・。 これから約1時間・・・途中の大曲駅まで乗車します。 701系電車・・・外観は極めて簡素・・・自分も初めてこの車両を見た時には 正直、落胆させられましたが、乗ってみると意外?と素晴らしい事が判ってきました・・・。 奥羽線はさすがに幹線ということで線路状態が良い事もあるのでしょうが 2両編成の普通列車は 非常に力強く走るのです・・・。都心の郊外電車に乗車しているのと変わらない・・・・適度なモーター音とジョイント音のハーモニーが何とも心地良かったです・・・・

こうして あっという間に大曲駅へ到着、ここからは 本日最後の乗り換えとなる田沢湖線に乗車・・・約20分で 目的地 角館に到着します。 田沢湖線は 秋田新幹線の一部となっており、線路の幅も新幹線と同様に改軌されています。 そのため田沢湖線を走る普通列車用の車両は 専用の車両(701系5000番台車)が用意されているのです・・・・※但し 普通列車はJR東日本の中でも最も少ない部類に入る路線ですが・・・。 大曲からの角館までの区間は まさに田園地帯の中を走っていきます・・・・ちょうど田植えの最盛期なのでしょう・・・それに週末日ということもあって 田園の至る所で田植えが行われていました・・・・旅人が ただ車窓から眺めているのが申し訳ないぐらい・・・・。 

15時過ぎ、無事に角館に到着、ここでも駅前から宿泊先の送迎バスを利用させてもらいました・・・・。駅から走る事 約20分ほど・・・・距離にして約10キロのところに位置する宿泊先は 山間の静かなところにありました・・・。 未だ明るい空を眺めながら 入る露天風呂は最高! まさに優雅な時間を過ごしているな・・・と御満悦です。 夕食は 当地ならでは「きりたんぽ鍋」が出て来ました・・・この日の気温は最高で26度! 鍋を突くのには少々暑いんでないかい? とも思いましたが いざ食べてみると 誠に結構な一品で・・・ほぼ3人分を完食してしまいました・・・・。

就寝前にもう一度温泉に入ってきましたが・・・・今回の旅行も明日がいよいよ最終日。 明日は終日 角館散策を楽しむ予定・・・・。

以下、その4につづく・・・・・。


北東北へ出掛けて来ました・・・・・その2。

2010-05-21 23:00:00 | 旅行記

5月21日金曜日・・・

今日は朝から良い天気・・・・かなり蒸し暑い感じを受けます。

午前8時過ぎ・・・弘前市内のホテルをチェックアウト、弘前駅へ向かいました。

弘前駅からは 五能線を走る観光列車・・・「リゾートしらかみ」号に乗車して 五所川原へ向かいました。 平日金曜日という事ではありましたが 列車の乗車率は60%程度といったところ・・・・まずまずの乗車率です。 弘前を出て2駅先の川部駅に到着・・・進行方向が変わって ここからいよいよ五能線に入っていきます・・・・。藤崎、林崎・・・と両手車窓に広がるリンゴ畑の中をゆっくりと進行・・・それこそ白いりんごの花に手が届きそうです。さらには遠方に覗く岩木山・・・と 五能線ならではの車窓が続きます。

Img_0011 Img_0016 Img_0256

 弘前を出て 約50分程で五所川原駅に到着・・・一旦 五能線を途中下車して ストーブ列車で有名な津軽鉄道に乗り換えます。今は5月・・・当然ながらストーブ列車は走っていませんが 津軽鉄道には 地方私鉄ならではの趣きがあって 自分の好むところです。 それと・・・最近始まった女性アテンダントの乗車・・・・・、噂には聞いていましたが このアテンダントさんたちは「イイ仕事」していました。 地元客は当然として 観光客 一人一人へ話しかけてくれていました・・・。今回乗車した列車には○○さんという女性が乗務しておられましたが 地元愛というのか何というか 実に好印象で素敵な「もてなし」だと思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

五所川原から単行のディーゼルカーに揺られる事、約30分で金木駅に到着・・・我々はここで下車しました。 この金木駅から歩くこと7~8分のところに太宰治で有名な斜陽館があります。 さらには津軽三味線会館と、ここ金木での2大?観光拠点とでも言えましょうか・・・? 昨日に続いて三味線会館で 生の三味線演奏を聴きましたが いやはや この音色は心身共に染み入るものがありますね・・・・! どことなく鳥肌が立ってしまいました。

Img_0027 Img_0029 Img_0032 Img_0262 Img_0263

こうして約2時間ほど観光を楽しんだ後、再び金木駅へ戻って ここで昼食を取る事に・・・。 駅舎2階にある食堂(ラーメン屋?)は鉄道ファンの中では意外と有名な店でありまして・・・ここの「しじみラーメン」というのがお薦めの1品であります。 金木からさらに北上したところに十三湖というのがあって ここは日本でも屈指のしじみの産地なのです。 さて・・・このしじみラーメンのほうですが ズバリ 旨いです! このラーメン・・・。 肉系の脂が一切無くて 非常にサッパリとした塩味のスープ・・・しじみの出汁がほんのり効いていて旨かったです。 あのスープで雑炊なんぞを作って食べてみても また美味しいだろうな? とも思いましたが さすがに雑炊のほうはメニューにありませんでした・・・。 総じて 味は勿論のこと、何よりも駅2階という立地条件もあってお薦めのお店です。 金木へ行ったら是非ともご賞味いただきたいもの・・・・※ 別に宣伝費を貰っている訳ではありません・・・ただ旨かったのでお薦めしているだけですから・・・・。

13時過ぎ・・・金木駅を後にして 再び五所川原駅へと戻ります・・・・。帰りの車中もあのアテンダントさんが乗務しておられましたが・・・・今後とも 末永く続けて欲しい・・・そう思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

五所川原に到着後は 約2時間ほど時間が空いていましたので 五所川原市内の観光に出掛けてみました。 駅から 徒歩で約10分ほどのところの「立佞武多(たちねぷた)会館」という所へ行ってきましたよ。 ここは有料ですが 是非一見して貰いたいものです。 自分も最初は時間潰しのため・・・と思って出向いたのですが 館内に入ってビックリしたのは その立佞武多の大きさでした。高さ30メートルはある勇壮な立佞武多が3体、館内に展示してあるのですが その大きさと迫力にはビックリ・・・・。 これだけのものがあるのなら 他県の人に自慢したくなるのも当然といったところでしょうか・・・? いやはや・・・やはり実物は迫力が違いますな・・・!

Img_0287_2 Img_0288_2 Img_0296 Img_0297

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

と・・・観光も終え、再び 五所川原駅へ戻って来ました。

ここから再び五能線に乗車・・・・約30分程先の鰺ヶ沢駅へ向かいます・・・・。

それにしても 五能線というのは列車の運行本数が本当に少なくて・・・・列車利用の旅行者を度々閉口させてくれます。 ここ五所川原から鰺ヶ沢方面へ向かう列車は有料座席指定の「リゾートしらかみ」号を除くと ほんの僅かしかありません・・・。五所川原から鰺ヶ沢まで・・・短区間ではありますが 「リゾートしらかみ」号に乗って移動する羽目に・・・・まあ、後悔なんかしてはいません・・・・むしろ乗車が楽しみだったりする訳でして。

Img_0048

こうして夕刻前に鰺ヶ沢駅に到着、本日の宿である鰺ヶ沢温泉へ・・・・宿泊先はテレビでもよくお目に掛る事のある「鰺ヶ沢温泉 水軍の宿」というところ・・・・ここでも駅前から宿舎まで送迎バスがあったので非常に助かりました・・・・。

鰺ヶ沢温泉というのは・・・入湯して初めて知りましたが お湯が まるで海水のように塩辛いのです・・・・にも拘わらず、体にべた付かない・・・といった不思議な温泉でした。 自分もこれだけ塩辛いお湯に入ったのは初めてのこと・・・。このまま温泉に出たり入ったりしていれば いずれは干物になってしまうような・・・そんな印象です。 こうしてこの日もゆっくりと過ぎてゆきました・・・・。明日は五能線を南下して秋田駅・・・さらには角館へ移動します。

以下 その3へ続く・・・・・。 


北東北へ出掛けて来ました・・・・・その1。

2010-05-20 23:00:00 | 旅行記

さて・・・・・

久しぶりの書き込みとなりますが・・・・

前途のとおり 5月19日から23日までの5日間・・・・・

年老いた両親を連れて北東北へ旅行に出掛けて来ました・・・・・。

今回の訪問先は タイトル通り 北東北・・・・即ち 青森県と秋田県・・・。

「秋田・大館フリーきっぷ」というのを利用しました・・・・。

旅行日程は 1カ月前・・・ゴールデンウィークよりも前から計画立案しておいたもの・・・というのも この旅行・・・どうしても行きの行程に夜行列車を使いたかった事によります。 幸い このフリーきっぷなら 夜行寝台列車も利用可能という事で これ幸い! となった次第。

5月19日水曜日 21時15分・・・小雨が降りしきる中、上野駅から寝台特急「あけぼの」号に乗って 一路 青森県を目指しました。我々3名は 各々B寝台個室「ソロ」に乗車・・・即ち 移動中は個々に部屋にこもってしまう訳で 翌朝まで家族が顔を合わせる事はありません・・・・3名だったら開放型B寝台に陣取っても良さそうなもの・・・・それでもセキュリティーの問題が少々心配だったので あえて個室を取る事に・・・・年老いた両親には個室は少々窮屈か?とも思えましたが 列車に乗り込めば あとはただ寝るだけ!という事で 特に不満は無かった様子・・・。むしろ個室ならではの静寂と安心感を味わえたようで良かったみたい。

列車は定時出発・・・・今回は旅のエスコート役という事で いつもなら 牽引機のナンバーやら編成番号の確認やらといった鉄道趣味はお預け・・・・只々 個室で寝転がりながら車窓を眺めるだけの旅となります・・・・。 列車は大宮、高崎、水上と停車して いよいよ清水越え・・・言わば日本列島の背骨を横断する上越線ならではの山越えを堪能しました・・・・。寝台に横になっていても 列車車中で 勾配の傾きが感じ取れるぐらい・・・牽引機であるEF64-1000形は山間に汽笛を響かせながら力強く登っていきます・・・・。 国境の長いトンネルを抜けると・・・そこは越後湯沢駅。相変わらず小雨が舞う車窓ではありますが 夜行列車で味わう深夜の清水越えもまた 味があるものです・・・・。 そうしているうちに 何時しかウトウトとしてきて・・・・再び気付いたのは長岡駅。 「あけぼの」号は ここで機関車交換を実施・・・・ここからは日本海に沿って走る羽越線を進んでいきます。 長岡、新津、と駅に到着するごとに目が覚めていましたが 自分もどうやらこの辺りで睡魔に襲われた様子・・・・・再び起きたのは 早朝4時半頃の事・・・・車窓にはうっすら明るくなった空の下、日本海が見えました・・・ダイヤ上では 恐らく あつみ温泉駅を抜けた辺りを走行しているようです・・・・。

こうして 寝たり 起きたりを繰り返しているうちに 列車は定時に秋田へ到着・・・。車窓はすっかり明るくなりましたが 雨のほうは未だ降り続いたまま・・・今日一日は 雨模様を覚悟しなければならないだろう・・・そう思いました。 秋田を過ぎると列車は再び内陸へ・・・八郎潟の干拓地を抜け、天気が良ければ 鳥海山も顔を覗かせてくれるのですが この日は駄目でした・・・・。 やがて 車窓からりんごの白い花が眺められると ようやく青森県に入った!という事が判ります・・・・大館駅を過ぎた頃、いよいよ下車準備・・・・両親の準備状況を確認、「無事に眠れた?」と聞いてみたけど 二人とも良く眠れたようで一安心・・・・大鰐温泉駅を出た頃、荷物を持ってデッキに向かい、09時18分、目的地の弘前駅へ定刻通りに到着しました・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

列車を降りて 一路改札口へ・・・・普段はあまり関心がありませんでしたが 大量の荷物?を持った旅行者にとって 駅のバリアフリー化には非常に助かりました。 ここ、弘前駅も近年 駅舎が新しくなり エレベーター、エスカレーター等の施設も充実、年老いた旅行者にとっても 移動が苦にならない・・・本当に便利な時代となりました。

改札を出て まず自分が向かったのは JRのみどりの窓口・・・・ここで「津軽フリーパス」という切符を購入しました。 この切符・・・大人1名1500円で 弘前、黒石、五所川原エリアのJR線、私鉄線、路線バスが2日間 乗り放題といった大変便利でお得な切符なのです。

切符を購入後、駅前のコインロッカーに荷物を預け、弘前市内の循環バスに乗車・・・最初の目的地である弘前城へ向かいました・・・・。相変わらず小雨がパラパラと降っていますが 市内散策には支障が無い程度。 バスに乗る事 約15分で弘前城の東門に到着・・・いよいよ城内へと向かいました。 東門から入って まず初めに向かったのは城内にある植物園へ・・・・。ここは有料ではありますが それだけの事はありました・・・・小雨模様の空が 紫外線を押さえてくれているのと 曇天下での新緑の映え具合は 写真を撮るにも好具合・・・何よりも新緑の青さと草の匂いに包まれていて本当に良い時間が過ごせました・・・・。

Img_0177 Img_0180 Img_0185 Img_0191 Img_0193 Img_0195 Img_0207 Img_0214

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

約2時間ほど植物園散策に費やした後、ようやく弘前城の本丸へと向かいます。 弘前公園といえば ゴールデンウィーク中の桜祭りが有名ですが さすがにこの季節、桜は既に散っていましたが わずかに残る「しだれ桜」が目を楽しませてくれました・・・。

Img_0226 Img_0218 Img_0241 Img_0246  

城内から見る岩木山・・・あいにくの天候で山頂は姿を見せず・・・それでも中々良い雰囲気だと思えて良かったです・・・・・。

両親が是非!と言っていた弘前城の散策を楽しんだところで 時計を見ると13時過ぎ・・・・昼食を取る事にしました。

弘前城 追手門に隣接する 弘前市観光館で休息・・・・ここで「津軽そば」というのを食べましたが 中々旨かったです。 近年では弘前といえば「弘前フレンチ」と言われるほどフランス料理が有名となりましたが 高齢者2人を連れた我が身には全くもって無縁の言葉・・・・。いずれ綺麗な女性と再訪する機会に取っておく事としましょう・・・・。

この後・・・弘前ねぷた館へ向かい、生の津軽三味線演奏等を堪能・・・夕方までに弘前市内のホテルにチェックイン・・・1日目の行程が終了しました。

明日は弘前から五能線に乗って 五所川原方面へ・・・・

さらには津軽鉄道で太宰治で有名な斜陽館などを訪問します・・・・・

以下、その2につづく。