月曜日・・・
我が鉄道に また新型車両が入線してきました・・・。
東北新幹線用新型車両 E5系 10両編成・・・。
いわゆる「はやぶさ」に使用される車両です・・・。
それにしても・・・このタイミングで発売となるとは 何とも複雑な気持ち・・・。
震災の影響で東北新幹線は一部区間が不通となってしまったし、何より「はやぶさ」自体が運休中なのですから。 このE5系を真っ先にNゲージで模型化したのはKATOでしたが 模型メーカーとしても複雑な心境なのでしょう。 実車の営業開始に合わせて商品化を行う・・・といったJR東日本公認のプロジェクトも ちょっと水を差されてしまったようです。
※ そのKATOのE5系・・・・メーカーの製品紹介ページはこちら
http://www.katomodels.com/n/e5kei/
さすがKATO・・・! いつもの事ながら非常に繊細な仕上がりとなっています。独特のメタリックグリーンの塗装も良い感じに仕上がっており まさに新世代の新幹線!といったところです・・・・(と・・・、一応のフォローを入れておきます・・・・。模型自体には何も悪いところは無いんだものね・・・!)
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JR東日本によると東北新幹線は4月下旬の運転再開を目標に全線の復旧作業を進めている・・・とのアナウンスメントがありましたが 当面の間は正規ダイヤに戻る事は無いだろうし徐行区間もかなり見込まれるため最速列車である 「はやぶさ」自体が運転されるかどうかも判りません・・・。
これはマスコミでは触れられていない話ですが 仙台の利府にある新幹線の車両基地も震災でかなりの被害が出ている模様で留置線を中心に軌道が大きく歪んでいました。さらに 研修線に入場中のE5系が脱線したとの情報もありました・・・(国労のHPより情報引用・・・)。 最近の新幹線は軽量化を目的としてアルミボディのものが多くを占めておりますが JR東日本の新幹線用車両もその例に漏れず 殆どがアルミ車体の車両・・・。なので車体自体が被災した場合には その修繕は非常に難易度が高く このような状況下においては 車両の復元作業どころではないのかもしれません。 そして・・・JRの駅構内のポスター等でも このE5系「はやぶさ」関連のポスターやリーフレットが回収?されているようです・・・・もっとも実車が走っていないのだから当然の事かもしれませんけど。
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以前にも当ブログで触れました・・・・贅沢を嫌う東北の人々にとって 「グランクラス」のような車両が果たして定着するのか・・・?と、私も興味深く見守ってきた訳ですが 東北新幹線の全線復旧後、真っ先に必要とされるのは まさに公共交通機関としての「輸送力列車」であり 最高スピードやアテンダントの手厚いサービス等は不要不急と言われても当然でしょうし・・・・。利用者側にとってみても グランクラスに乗る金があるなら その分を義捐金に廻せとか・・・・色々と根も葉もない事を言われそうで 敬遠するのではなかろうか・・・? ま、それは普通のグリーン車についても同じ事かもしれないけれど。
こうしてみるとE5系と「グランクラス」・・・って何だったのか?
デビューのタイミングが非常に悪かったとしか言いようがありません・・・けれど、現在のJR東日本のバブリーな一面を垣間見てしまったような気がしてしまうのも確かな事・・・・。 まあ、新幹線はともかくとして これほど広範囲で甚大な被害を受けた在来線の復旧にも 相当の費用と期間が必要となるだろうし・・・・。 それ以上に費用対効果の尺度で見たら これを機に鉄道線そのものの廃止・・・という議論にも繋がるかもしれません・・・。
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で・・・、再び模型の話に戻ると 今の当鉄道は旧型国電製作の真っ最中・・・。うちの電留線上には整備待ちの旧型国電でギッシリ。 故に新型車の試運転も出来ない状況なのです。 まして震災のニュースを耳にすると E5系を取り出す気にもなれず・・・・ここ暫くは 黙ってしまっておいたほうが良いのかもしれないな・・・。