恋愛小説「途中下車」は、作者が初めて掲載する、大人の恋愛を描いた小説であり、
文中に一部今までの小説とは違った、男女の恋愛描写が描かれている部分がございますので、ご了承の上お読みください。
また、この物語に関しては、長編小説初挑戦で現在作成途中のため、不定期に掲載される場合があります。
当小説は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
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第三部第十九章「重圧」NO.74
週明けの水曜日に、私は、祖父に夕食に誘われた。
場所は、会員制のフランス料理のレストランの個室だった。
手持ちぶさたで、先に席について待っていると、まもなく祖父が現れた。
御年80歳とは思えないほど、祖父の顔は精悍に輝いていた。
「まずは、一杯。」
祖父は、ウェイターが持ってきた、琥珀色の液体を私のグラスに注いだ。
「プロジェクトの成功おめでとう。」
というと祖父は、にっこりと笑って私のグラスに自分のグラスをカチリとぶつけた。
「私、乾杯は、二人でするのが好きよ。グラスとグラスを少しだけ・・そうKISSをするように優しく・・・周りに聴こえないくらい少しだけの音をたてて」
昔、私が裕樹と食事をしたときに言い放った言葉を思い出した。
幸せだった日々・・・愛に満ちていた日々
そんな日々は、もうずっと昔のものになってしまった。
「お前の父親、和利から聞いたよ。高井昌樹君とのことを。あの男は、実に社内でも評判がいい。今回のプロジェクトも彼のリーダーシップが発揮されたようだね。」
私は、何も言わずに、ただ継がれたビールをのどに流し込んでいた。
「彼のような逸材を、高井工機に戻すのは、もったいないと思っているんだよ。
そんな折に彼から、お前に求婚をしているという話を聞いてね。さすが私の孫娘だって思ったよ。」
祖父は、上機嫌にビールを飲み干す。
「まぁ善は急げということで、来月の23日に結納を取り交わすことにしたよ。まぁその前、来月の1日に、お前と高井君は、課長に昇進だ。」
私は、グラスの中から沸き立っている、白い小さな泡を見つめていた。
**第三部第二十章「決断」NO.75へつづく**
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/980617fe68c6c50e363f39c5c556c918
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週明けの水曜日に、私は、祖父に夕食に誘われた。
場所は、会員制のフランス料理のレストランの個室だった。
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そんな折に彼から、お前に求婚をしているという話を聞いてね。さすが私の孫娘だって思ったよ。」
祖父は、上機嫌にビールを飲み干す。
「まぁ善は急げということで、来月の23日に結納を取り交わすことにしたよ。まぁその前、来月の1日に、お前と高井君は、課長に昇進だ。」
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