恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第三十六話「朝」
いつからだろう。
星波を友達ではなく、女として見始めたのは・・・・
もしかすると中学生のときからかも知れない。
思春期に入ったばかりの俺には、今まで一緒に遊んでいた星波が、やけにまぶしく見え始めた。
ふっとしたしぐさに今までとは違う、何かを感じて
ドキドキした。
ちょうど、星波が、違う小学校だった紫苑と仲良くし始めた頃からか
なんとなく一緒に遊ぶことはなくなった。
元来、あまり女子に興味がない俺にとってきっと初恋は星波だったんだろう・・・・
遠い遠い昔の約束
きっともう星波は忘れている・・・・
そう、もしかしたら中学ではなく
あのときから俺は・・・・・
でもこんなに息苦しい思いをしたのは今回が初めてだ。
俺は、自分の気持ちに気づいていながらも、星波に拒絶されるほうが怖くて
いい幼馴染を演じているし、今まで自分の気持ちに気づかないふりをしていた。
昨日は、星波の部屋に明かりが灯るまで心配で、何度コンビにまで往復したことだろう。
星波と庄司の姿が見えたとき、俺の心は・・・・・
「嫉妬、ジェラシー」なんて自分には縁遠い感情だと思っていたのに。
思わず、不機嫌な声が出てしまった。
俺は、俺はどうすれば・・・・
このままでは、自分の燃え盛るジェラシーの炎に包まれて
わが身が焼かれてしまいそうだ・・・・・
今朝は、明るく、いつもの星波の頼れる幼馴染をきちんと演じなくては。
あいつが手の届かないところへ行ってしまわないように・・・・
いつもは、星波が俺のことを迎えにくるが、今朝は、ほんのちょっぴりだけ早く家を出て
星波の家のチャイムを鳴らす。
「あ・・・健人君。ちょっと待ってて。」
星波の母親の声がインターホンから聞こえる。
ガチャリ
扉が開いて、星波のお母さんが出てくる。
「健人君。おはよう。昨日は、ありがとうね。星波をなんとかって歌手のコンサートに連れて行ってくれたみたいで・・・・・」
「え・・・あぁ・・・」
「あら?健人君じゃなかったの?じゃあ、紫苑ちゃんと一緒だったのかしら。
全く、誰と行くって言わないんだから。」
言えるわけないか。
星波の父親は、かなり厳しい人だし。
もちろん俺は、家族ぐるみで小さいときから付き合っているから、「男」のうちには
カウントされていないようだが・・・・
「ご・・・ごめん。健人!!おはよう♪」
星波があたふたと玄関を飛び出してくる。
「ちょ・・・っと寝坊しちゃってwww」
星波が、ペロリと舌を出す。
かわいいな・・・
純粋に、その顔を見て、心の中がほっこりする。
「ほら、行くぞ!!おばさん行ってきます!」
「はい。いってらっしゃい。」
星波と連れ立って歩き出す。
やっぱり
誰にもこの笑顔
渡したくない・・・・・
~第三十七話「夏休み」へつづく~
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星波を友達ではなく、女として見始めたのは・・・・
もしかすると中学生のときからかも知れない。
思春期に入ったばかりの俺には、今まで一緒に遊んでいた星波が、やけにまぶしく見え始めた。
ふっとしたしぐさに今までとは違う、何かを感じて
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なんとなく一緒に遊ぶことはなくなった。
元来、あまり女子に興味がない俺にとってきっと初恋は星波だったんだろう・・・・
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きっともう星波は忘れている・・・・
そう、もしかしたら中学ではなく
あのときから俺は・・・・・
でもこんなに息苦しい思いをしたのは今回が初めてだ。
俺は、自分の気持ちに気づいていながらも、星波に拒絶されるほうが怖くて
いい幼馴染を演じているし、今まで自分の気持ちに気づかないふりをしていた。
昨日は、星波の部屋に明かりが灯るまで心配で、何度コンビにまで往復したことだろう。
星波と庄司の姿が見えたとき、俺の心は・・・・・
「嫉妬、ジェラシー」なんて自分には縁遠い感情だと思っていたのに。
思わず、不機嫌な声が出てしまった。
俺は、俺はどうすれば・・・・
このままでは、自分の燃え盛るジェラシーの炎に包まれて
わが身が焼かれてしまいそうだ・・・・・
今朝は、明るく、いつもの星波の頼れる幼馴染をきちんと演じなくては。
あいつが手の届かないところへ行ってしまわないように・・・・
いつもは、星波が俺のことを迎えにくるが、今朝は、ほんのちょっぴりだけ早く家を出て
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「あ・・・健人君。ちょっと待ってて。」
星波の母親の声がインターホンから聞こえる。
ガチャリ
扉が開いて、星波のお母さんが出てくる。
「健人君。おはよう。昨日は、ありがとうね。星波をなんとかって歌手のコンサートに連れて行ってくれたみたいで・・・・・」
「え・・・あぁ・・・」
「あら?健人君じゃなかったの?じゃあ、紫苑ちゃんと一緒だったのかしら。
全く、誰と行くって言わないんだから。」
言えるわけないか。
星波の父親は、かなり厳しい人だし。
もちろん俺は、家族ぐるみで小さいときから付き合っているから、「男」のうちには
カウントされていないようだが・・・・
「ご・・・ごめん。健人!!おはよう♪」
星波があたふたと玄関を飛び出してくる。
「ちょ・・・っと寝坊しちゃってwww」
星波が、ペロリと舌を出す。
かわいいな・・・
純粋に、その顔を見て、心の中がほっこりする。
「ほら、行くぞ!!おばさん行ってきます!」
「はい。いってらっしゃい。」
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