恋愛小説「恋花」は、
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・
ご訪問ありがとうございます♪
最初からお読みになる方は下記からお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2
☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・
第四十話「好きな人」
食後のアイスティーが運ばれてくると、庄司君が私の顔を見据えた。
「ねぇ、美咲さんは今、好きな人いる?」
まっすぐに見つめる庄司君の真っ黒な瞳に思わず吸い込まれそうになる。
「・・・・、し・・・庄司君は?」
庄司君の質問に答える前に、勝手に唇が動いてしまった。
「いるよ。」
そうだよね。庄司君くらい素敵な人だもん。好きな人がいても当たり前・・・・
心に翳りが生じるほど、胸の痛みを覚えかけたとき・・・
「いるよ。今、俺の目の前に。」
庄司君の大きな瞳に捕らえられる。
一瞬、スクリーンの中の主人公、松木潤の顔とだぶる。
ヒロインの美緒の
「好きな人いるの?」
の問いかけに、潤が答える
「いるよ。いま俺の目の前に・・・」と
「俺は、星波が好きだよ。」
何を言われているか理解するのに、たっぷり30秒はかかったと思う。
「星波は、俺のことどう思っているの?」
あの時ヒロインの美緒は、なんて潤に答えたっけ・・・・
そんなとりとめのない思いがかけめぐる。
「好き・・・・」
口をついてすんなりと本心がでる。
そのあと、心臓が爆発するくらいドキドキして
体中が熱くなり、うつむいてしまう。
「よかった。」
庄司君が、おおきな安堵のため息をつく。
「俺、星波よりひとつ年下だし、女心とかよくわかんない不器用なヤツだけど
よければ俺と付き合ってほしい。」
いきなり、テーブルの上に所在なげにおいてあった両手を大きな手で包まれて
また、心臓が跳ね上がる。
「で・・・でも、私でいいの?」
私ったら何を言っているんだろう・・・・
「俺は、星波がいい。星波じゃなきゃダメなんだ。」
いまさらながら、美咲さん呼びが星波に変わっていることに気がつく。
「俺、自分の気持ちに気づいてから、でも自分のほうが年下だし、星波は受験生だし、
何度もあきらめようと思った。
でも、今日、アメジストの夜明けの中で、2歳年下の潤が、美緒に告白するシーンを見ていて、俺もあきらめちゃいけないって。背中を押された感じで・・・・・・」
都会の喧騒も店内のBGMもすべての音が消えた
私の耳に届くのは、庄司君の声だけ・・・・
まるで映画のワンシーンをみているような空間で
私もまっすぐに、庄司君を見つめた。
~第四十一話「告白」へつづく~
◆よければポチをお願いいたします↓ 皆様の応援が、ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!◆
にほんブログ村
☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・
小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)
アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324
■ダイエットブログ
今年にはいって▲6kg
ダイエットダイアリー
☆*~アメジストの夜明け~*★
~お酒をやめないダイエット~
http://blog.goo.ne.jp/junka0830
もよければ遊びに来てください♪
【過去の小説一覧】
こちらから
作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
高校3年生の淡くてせつない恋物語を描いていきたいと思っています♪
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・
ご訪問ありがとうございます♪
最初からお読みになる方は下記からお願いいたします。
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/a0c8b2c73b89bbe44d21aed4421777f2
☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・
第四十話「好きな人」
食後のアイスティーが運ばれてくると、庄司君が私の顔を見据えた。
「ねぇ、美咲さんは今、好きな人いる?」
まっすぐに見つめる庄司君の真っ黒な瞳に思わず吸い込まれそうになる。
「・・・・、し・・・庄司君は?」
庄司君の質問に答える前に、勝手に唇が動いてしまった。
「いるよ。」
そうだよね。庄司君くらい素敵な人だもん。好きな人がいても当たり前・・・・
心に翳りが生じるほど、胸の痛みを覚えかけたとき・・・
「いるよ。今、俺の目の前に。」
庄司君の大きな瞳に捕らえられる。
一瞬、スクリーンの中の主人公、松木潤の顔とだぶる。
ヒロインの美緒の
「好きな人いるの?」
の問いかけに、潤が答える
「いるよ。いま俺の目の前に・・・」と
「俺は、星波が好きだよ。」
何を言われているか理解するのに、たっぷり30秒はかかったと思う。
「星波は、俺のことどう思っているの?」
あの時ヒロインの美緒は、なんて潤に答えたっけ・・・・
そんなとりとめのない思いがかけめぐる。
「好き・・・・」
口をついてすんなりと本心がでる。
そのあと、心臓が爆発するくらいドキドキして
体中が熱くなり、うつむいてしまう。
「よかった。」
庄司君が、おおきな安堵のため息をつく。
「俺、星波よりひとつ年下だし、女心とかよくわかんない不器用なヤツだけど
よければ俺と付き合ってほしい。」
いきなり、テーブルの上に所在なげにおいてあった両手を大きな手で包まれて
また、心臓が跳ね上がる。
「で・・・でも、私でいいの?」
私ったら何を言っているんだろう・・・・
「俺は、星波がいい。星波じゃなきゃダメなんだ。」
いまさらながら、美咲さん呼びが星波に変わっていることに気がつく。
「俺、自分の気持ちに気づいてから、でも自分のほうが年下だし、星波は受験生だし、
何度もあきらめようと思った。
でも、今日、アメジストの夜明けの中で、2歳年下の潤が、美緒に告白するシーンを見ていて、俺もあきらめちゃいけないって。背中を押された感じで・・・・・・」
都会の喧騒も店内のBGMもすべての音が消えた
私の耳に届くのは、庄司君の声だけ・・・・
まるで映画のワンシーンをみているような空間で
私もまっすぐに、庄司君を見つめた。
~第四十一話「告白」へつづく~
◆よければポチをお願いいたします↓ 皆様の応援が、ブログの更新の励みになります☆ 是非よろしくお願いします!!◆
![にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ](http://novel.blogmura.com/novel_love/img/novel_love88_31_rainbow_4.gif)
☆,。・:*:・゜'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・'★,。・:*:・゜'☆,。・:*:・゜'★,。・
小説の感想、ポエムのリクエスト、感想もお待ちしております。
よければ、気軽にコメ下さい。
(以前、H系及び中傷コメがあったため、承認制になっております。)
アラシゴト中心の日々つぶやきブログもよろしく!
★シェリー★の輝きの小部屋~chez moi~
http://blog.goo.ne.jp/shelly0324
■ダイエットブログ
今年にはいって▲6kg
ダイエットダイアリー
☆*~アメジストの夜明け~*★
~お酒をやめないダイエット~
http://blog.goo.ne.jp/junka0830
もよければ遊びに来てください♪
【過去の小説一覧】
こちらから