恋愛小説「メールの涙」は、作者のオリジナルフィクション物語であり、登場する人物、団体名は実在するものとは全く関係ありません。
純愛をテーマにしているので年齢関係なく読める恋愛小説になっています。
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第九章 啓祐の過去
俺と小百合は、予備校からの付き合いだった。
高校生の時までは、全く女に興味がなく、又、周りの女達も俺たち生身の男達よりもアイドルやアニメのキャラクターにキャーキャーと興味があるようだった。
予備校に入り、最初のクラスで隣の席になったのが小百合だった。
彼女もまた、俺が最初につきあった男だった。
俺は、小百合に気に入られたい一身で、彼女の気持ちを読み、行きたいところにデートに誘い、誕生日、クリスマスには彼女が密かに想っているプレゼントをあげていた。
予備校時代は、志望大学に入る勉強と小百合との予備校帰りの軽いデートだけだったので、なんの問題もなく、二人の仲は進んでいた。
そして、次の春、めでたく俺と小百合は同じ大学に進学した。
問題が起きたのは、大学に入ってからだ。
啓祐は、なるべく他人との摩擦を避けるために、必要なときは、心の扉を開き、相手の深層心理を上手く読み、人間関係を円滑にしていた。
そんな、啓祐のさりげない所作が、大学に入ったばかりの女性達には、とても優しく、思いやりに満ちた態度に思えたらしい。
「この人なら、私の気持ちを理解してくれる。」
「まるで痒いところに手が届くように、私に接してくれる」と
自然に啓祐は、女性に人気が出てきて、それが、元来、負けず嫌いでヤキモチ焼きの小百合の心に火をつけた。
「今日、なんで恭子を車に乗せたの?」
「彼女のお母さんが急病で病院に運ばれたっていうから。彼女、すごく動揺していて、とても自分の車を運転できる精神状態じゃなかったんだよ。」
「なんで、そんな恭子の気持ちがわかるのよ!!そうだとしても、啓祐君が、車で送る必要ないでしょ!!タクシーで行けばいいじゃないの!!もう金輪際私以外の女性を助手席に乗せないで!!」とか
思い出したらキリがない。小百合のヤキモチ焼きは、そのうち、独占欲という形に変り、俺の男友達にも矛先が向いていった。
「もう、くだらない合コンとかに啓祐を誘わないで!!」
と拓也達も言われ、俺は、だんだん友達の中でも浮いた存在になっていた。
そんな時にはじめたのが、ブログだった。俺の能力も顔も名前も知らない人間とネットというバーチャルの世界だけなら、人間関係も上手く行くかと思って。
まさか、それが小百合との破局のきっかけになるとは、その時は知る由もなかった。
~第十章 能力者のブログへつづく~
http://blog.goo.ne.jp/sherry0324/e/f3fe4fc1a81eca8087a403d60ed89b91
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予備校に入り、最初のクラスで隣の席になったのが小百合だった。
彼女もまた、俺が最初につきあった男だった。
俺は、小百合に気に入られたい一身で、彼女の気持ちを読み、行きたいところにデートに誘い、誕生日、クリスマスには彼女が密かに想っているプレゼントをあげていた。
予備校時代は、志望大学に入る勉強と小百合との予備校帰りの軽いデートだけだったので、なんの問題もなく、二人の仲は進んでいた。
そして、次の春、めでたく俺と小百合は同じ大学に進学した。
問題が起きたのは、大学に入ってからだ。
啓祐は、なるべく他人との摩擦を避けるために、必要なときは、心の扉を開き、相手の深層心理を上手く読み、人間関係を円滑にしていた。
そんな、啓祐のさりげない所作が、大学に入ったばかりの女性達には、とても優しく、思いやりに満ちた態度に思えたらしい。
「この人なら、私の気持ちを理解してくれる。」
「まるで痒いところに手が届くように、私に接してくれる」と
自然に啓祐は、女性に人気が出てきて、それが、元来、負けず嫌いでヤキモチ焼きの小百合の心に火をつけた。
「今日、なんで恭子を車に乗せたの?」
「彼女のお母さんが急病で病院に運ばれたっていうから。彼女、すごく動揺していて、とても自分の車を運転できる精神状態じゃなかったんだよ。」
「なんで、そんな恭子の気持ちがわかるのよ!!そうだとしても、啓祐君が、車で送る必要ないでしょ!!タクシーで行けばいいじゃないの!!もう金輪際私以外の女性を助手席に乗せないで!!」とか
思い出したらキリがない。小百合のヤキモチ焼きは、そのうち、独占欲という形に変り、俺の男友達にも矛先が向いていった。
「もう、くだらない合コンとかに啓祐を誘わないで!!」
と拓也達も言われ、俺は、だんだん友達の中でも浮いた存在になっていた。
そんな時にはじめたのが、ブログだった。俺の能力も顔も名前も知らない人間とネットというバーチャルの世界だけなら、人間関係も上手く行くかと思って。
まさか、それが小百合との破局のきっかけになるとは、その時は知る由もなかった。
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