さて、第三場の2
そんな微笑ましい一コマもあるものの、やっぱりスマイルマミーには不穏な空気が漂っているんだね。

帰ってきた恭子が緊張した面持ちで誰かを待っていると、大型家電修理の明が依頼者の場所が判らなくなったと帰って来た。

まあ、度忘れという奴ですがね、本人にとっちゃ深刻だよ。
何せ歳が歳だからね。
でもね、少しボケてはいるもの朗も町の電気屋として経済成長の波に乗って、結構な財を成した人間さ。
大型家電業者の進出を見越して、サッサと電気屋から手を引いた先見性もある。
その人間がスマイルマミーは恭子ちゃんの時代だとバックアップを約束してくれた。

そんな折も折、如何にもやり手な滝川友美が現われる。

滝川友美は便利屋大手のソフィアの営業部長だった。

そう、二場の終わりに掛って来た電話は友美からだったんだね。
丁寧な自己紹介の後、用件を尋ねる恭子にを友美が切り出したのは、ソフィアとスマイルマミーの営業協力の件だったんだね。

ところがよくよく尋ねてみると、ソフィアグループに入らないかという誘いだったんだね。
ソリャ恭子は断りますよ。

そんな所へ範子が血相を変えて帰って来る。
古いお得意さんの大山の御隠居が倒れたんだ。

そんな訳でソフィアのとの話は中断したんだが、何となくキナ臭いものが漂ってきたんだね。
4場へ続く。
撮影 鏡田伸幸
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