さて、第三場の1
何となく不穏な空気を帯びつつも、スマイルマミーは木曜日の午後を迎えたんですな。
この日はスタッフそれぞれが多忙な日で、登録スタッフの水野夏海が電話番の仕事を任せられておったんです。
彼女、さる劇団の研究生になったばかりで、自分の可能性に自信を持ち芝居に燃え盛っている時期ですよ。
そんな彼女の前に同じ町内で営業しているホカホカ信用金庫の等々力貴志がご機嫌伺いに現れるんですな。
この貴志、夏海と会うのは初めてでね。
昔からの付き合いだから、畳屋便利屋になった経過も知ってはいるが、ここに夏海の様な娘が居ると思わない。
掃き溜めに鶴は言い過ぎですがね、一目ぼれという訳です。
続けて帰って来た良平もそうでね、これまた一目ぼれ。
それから二人のアタック合戦が始まるんだね。
そりゃ、いいとこ見せたいよね、まあそれが裏目に出る事は往々にしてある事だけどね・・・
若いってのはいいねえ。
まあこの続きはまた後で。
撮影 鏡田伸幸
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