桜の時期も早や終わり、残り香程度の花びらを覆い隠す青葉が際立ち始めました。
毎年私はこの時期になると部屋の窓を開け、手を伸ばせば届く距離にある柿の木の枝に目をやります。
枝は若緑色の柿の若葉を身に纏っています。
しかし、今ではないんですね、食べごろは。
もう少し葉がしっかりしないと天ぷらに揚げた時に形をなさないんですよ。
この時期に柿の葉を天ぷらにして食べるというのは、もう四十年来の恒例行事になっています。
これは後付けですが、その若葉には、レモンの20倍、ホウレン草の10倍ものビタミンCが含まれているのだそうです。
また、タンニンが豊富に含まれているので、高血圧や動脈硬化、脳梗塞の予防などに効果があるのだそうです。
いい事づくめです。
でもそれを狙ったわけではないので自慢にはなりません。
もう少しです。
もう少し緑が濃くなれば食べごろです。
そういえば、最近の十年はこの天ぷらが食膳を賑わす頃は、公演稽古の真っ最中です。
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