現在、第24回公演のオーディションを兼ねたワークショップを行っている。
このワークが始まる前に私は参加してる役者諸君に、二つの事を厳守する様に強調した訳ですよ。
まず一つ目は、台本をよく読みなさいという事です。
これは常々言っている様に、読者的読み方と役者的読み方の両方の読み方で、台本における自分の役を取りまく客観的な状況の把握と、自分の役から台本世界を見る主観的な視線での読み方しなさいという事です。
平たく言えば自分の役をしっかり把握しなさいという事です。
二つ目ははっきりした欲求を発見したら、大胆に演じなさい。
まるで芝居の様な、他人の視線を意識した、恥をかきたくない演技なんかするなという事です。
まとめようとする必要はないということです。
本気の、人の目線を斟酌しない自分勝手な、恥なんか気にしない大胆さで演じなさいという事ですよ。
そう言われているにも拘わらず、それが難しいだな、これが。
その原因ははっきりしてますよ。
要するに読みが足りないんです。
踏み込みを浅くしているのは誰でもない、腹をくくれない自分なんですな。
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