序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

劇団芝居屋第29回公演舞台報告その16

2015-07-11 18:02:22 | 覗かれる人生芝居

第六場 月曜・早朝。

さて、あのソフィアとの手打ち騒ぎ騒ぎがあった日から日曜日を挟んで二日経ち、月曜日のになった。

何時もの様に恭子はスタッフを迎える準備をしていた。



始めに、剛史が田舎から帰って来て、正式に二年後に田舎に帰る事を告げる。



続いて美由紀と珠美だ。

それぞれが口々に休み中に起こった事を報告するんだね、まあ、これを聞くのも恭子の役目さ。



皆が現われて、さあ朝礼ということになった。

何時もの朝礼の様に、範子が皆の前に立った・・・

が、今朝は様子が違う。



何事かと戸惑うスタッフに範子は言ったんだ。



範子 「今日はね、ちょっと大きな発表があります。えーと、あたしね、今日から会社の決定権を恭子に譲ります」
恭子 「エッ!そんな・・・」

     明と除き、意外そうな声が上がり顔を見合す一同。



範子 「細かい事は追々話しますがね、みんなの為に、これからのスマイルマミーの為に必要な事だと判断してこういう結論になりました。あたしも歳だしさ、何時かはこういう時が来るのはわかったからね。まあグズグズしないで、ホラ、思い立ったら吉日っていうでしょう。だから今日にしたの。これから恭子が先頭に立って引っ張って行く事になるので、みんなよろしく協力して頂戴。ああ、あのね、決定権は渡したけど社長はアタシのまんまだから間違えないでよ」

     笑い起きる。

範子 「ハイ、恭子。挨拶」
恭子 「ハイ!」



     範子が整列する中に入り、入れ替わりに恭子が前に立つ。

恭子 「エーッ・・・オハヨウゴザイマス」
一同 「オハヨウゴザイマス!」



さあ、これからスマイルマミーはどうなっていくのかね。

機会があればこの続きを創ってみましょうかね。



ハイ、ご清聴ありがとうございました。

おしまい。

撮影 鏡田伸幸


最新の画像もっと見る

コメントを投稿