本格稽古が始まって2週間。
稽古回数そろそろ10回ですかな?
劇団芝居屋本番稽古総数が45回ですから、四分の一弱が終わった訳です。
さあ、役者諸君の自己採点はどんなもんでしょうか。
一人一人に聞いてみたいもんですな。
現在、「通る夜・仰げば尊し」の内容の把握も済み、役者が役の個人創りに全精力を傾けなくてはいけない時なんです。
台本から受け取った情報を基に、書かれていない部分を自分で補足して、「だいたい」という曖昧な世界から「こうだ」という言い切れる自分をどう創るかの時期なのです。
それが結構難しいのです。
この時期に周りを気にする暇はありません。
稽古場の役者同士の視線など眼中にあってはいけないのです。
この時期は失敗を恐れず思ったことを、考えたことを稽古場で晒すことが必要なのです。
恥を掻く時期なのです。
大いに足掻いて恥を掻きなさい。
それが後々の自分の到達点の高さになって帰って来るのです。
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