序破急

片足棺桶に突っ込みながら劇団芝居屋を主宰している爺です。
主に芝居、時々暮らしの中の出来事を書きます。

劇団芝居屋第29回公演舞台報告その12

2015-07-05 15:12:56 | 覗かれる人生芝居

さて、第五場 土曜日・夕方 その一

スマイルマミーの今後を巡って母娘の諍いはあったものの、分別のある二人だから、その事はスタッフには知られずに週末を迎えたんだ。

さて一週間の仕事を終え、後はお楽しみの時間となった三郎と大吉が明の指導で何かの練習をしている。



これが宴会芸の「毛が生えた」。



なんでこんな練習をしているかというと、三郎がスマイルマミーに入り蜂駆除の仕事に本腰を入れる事になった事を蜂駆除の師匠筋に報告したところ、歓迎会を開いてくれる事になりその場で披露する為のなんだそうだよ。



三郎も大吉もたかが宴会芸だ、サッサっと出来るもんだと思っていた訳よ。



宴会芸には厳しい明の指導でしごかれてたって訳。



そんな所へ美由紀と珠美が帰って来る。



二人に取っちゃ、いいオッサンが何をやってるんだってなもんさ。

まあ、バタバタがあって何とか収まったんだが、珠美の様子がこれまでと違って明るいんだね。



訳を聞くと、仕事でようやく介護している人からお礼を言われたというんだ。



そりゃ、本人は勿論、周りのスタッフもうれしいやね。

そんな事があり、それぞれが帰路につき後はお楽しみといった時間になった。



そこへホカホカの貴志が来る。



遅れて夏海が現われる。



何事かといぶかる一同に恭子が説明するんだ、貴志が恋人代行の仕事を夏海に依頼した事をね。



貴志の家は田舎では旧家で一族は本家の周りにいるべきだという決まりがあるんだが、帰りたくない貴志は恋人がいると嘘を言ったんだ。

ところが父親はその相手を会わせろという事で急きょ夏海に頼んだという訳さ。

お門違いだがこれに不満なのが良平さ、でも夏海はこの経験は芝居に役に立つと大乗り気ですっかりその気になっている。



二人の間柄をはっきりさせようって訳さ、役創りって奴だね。



こうして二人は貴志の父の待つ場所へと行くんだね。



さて、一騒ぎも終わり、さて今日の飲み会へと出発しょうとした明がふと思い出し云うんだね。

「ねえ、ソフィアの件どうなった?」とね・・・

この続きはまた後で。

五場のその二へ続く。

撮影 鏡田伸幸



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