ただいま第6回朗読劇場の準備中です。
この劇団芝居屋の朗読劇場は出前も含め9回の上演をしています。
そもそもこの朗読を劇団として稽古に取り入れたのは、役者創りの一環でした。
劇団芝居屋を創立して10年です。
この間何人もの若い役者が劇団芝居屋とかかわって来ましたが、総じて自分の役を把握するまでに多くの時間を費やしてしまうのです。
台本を咀嚼して自分の役を的確に読みだすという事がうまくできない、という事が浮き彫りになってきました。
もっとシビアに言えば本が読めないのです。
この事を何とかしなければならないという発想から朗読を取り上げました。
幸い劇団の永井利枝が三十年に亘り朗読に携わり独自の表現朗読という境地を開拓してるので、彼女の協力を得ながら朗読劇場を催してきました。
今ではリーデングなどと称して多人数で読むことがありますが、現在劇団芝居屋で実施している朗読は一人で行うのが原則です。
本の内容の把握、登場人物の差別化、物語部分と台詞部分の読み分け、声の音階の設定など一人でやらなければならない事はたくさんあります。
この事が台本を読むという事につながっていきます。
この成果は2月10日のプリーズユーでお聴き下さい。
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