木曜はライトノベル愛語り。今回は、また進行諸島先生の作品紹介です。
今回の作品は『異世界転生で賢者になって冒険者生活』。もちろん、今回もマンガでしか読んでいません。
主人公ミナトは、魔法を使って自動車だのパソコンだのを動かせる文明世界(つまり地球ではない「異世界」…笑)の人間でしたが、事故で死んでしまい別な世界に転生します。そこも魔法の使える世界ですが、文明的には中世ヨーロッパっぽい感じで、しかも魔法が洗練されておらず、魔法使いは職業的に軽視されています。そんな異世界に転生したミナトが、前世の洗練された魔法知識を使って大活躍する…まぁ、そんな話です。
最初にツッコミを入れたい…って言うか、ちょっと違和感だったのが、「そもそも異世界にいたでしょう、ミナトは。それで異世界転生って、何か違わないですか」って事です。もっとも、何でもアリがライトノベルなので、異世界から異世界に転生して、それを「異世界転生」って言うのもアリだとは思います。
この作品の面白さは、チート能力を活かしたミナトの大活躍にありますが、そのチート能力の根本は「洗練された魔法の知識」にあります。知識がチートを支えている訳ですが、前に紹介した『異世界賢者の転生無双』とは趣が異なります。『異世界賢者~』は知識を活用してレベルを上げるなど、どちらかと言えば間接的にチートを支えている感じです。それに対し『異世界転生~』は、知識を活用して状況に合った魔法を作り出すなど、直接的にチートを支えている感じです。
もう一つ、面白さを感じるのが転生した異世界の謎です。転生した異世界は、どうも、前の世界と関連がありそうなのです。もしかするとミナトは、前の世界より前の時代に転生してしまったのでは…と感じさせるシーンもあります。マンガの中では、その辺りはまだ全然語られていませんが、今後、少しずつ謎が解明されてきそうで、その辺りも楽しみな点です。
もしかすると長期連載になりそうなので、今の内に読み始めておくと良いかもしれませんよ。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。