エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

絶対に諦めない

2024-06-25 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育の話です。今回は、学級指導に関する話です。
 最近、学級の中に問題を抱える子が多くなってきました。しかも、その抱えている問題が難しく、なかなか対応し切れない事も多くなっています。
 その問題の中でも、周囲の子への関わりの問題は難易度が高いです。「隣の席の子が嫌な事をしてくるから、毎朝、学校へ行きたがらない」とか、「後ろの席の子がちょっかいをかけてくるから、毎日、家で泣いている」とか、保護者も心配して相談してきます。対応を間違えると一気に大トラブルへと発展しかねないので、かなり気を遣います。
 ある年度の話です。
 必ずしも本人は悪気が無いのですが、周囲の子が嫌がる様な行動を行ってしまう子がいました。低学年だったので周囲の子の耐性が低く、「家で泣いている」や「学校へ行きたがらない」と言った話が、担任の私に持ち込まれていました。
 こう言う場合、「席替えする」と言う方法があります。色々と方法を検討し、私も席替えをしました。
 その直後は安定しましたが、しばらくすると新しく隣や前後になった子の保護者から、同じ様に相談が持ち込まれます。そこで、また席替えしましたが、少しすると再度相談が…。
 その内、何度か席替えした結果、隣でも大丈夫そうな子が出てきました。これで一安心…と思いましたが、結局は、その子の保護者からも相談が…。
 正直、打つ手が無い…と思いました。あの子がダメなら、もう隣に出来る子がいない…そう思ったのです。
 暗~い気持ちで寝て、目が覚めたら思いました。

 でも、まだまだ行ってない組み合わせがある。

 確かに、2~3週間で席替えを連発していましたが、まだ全員と隣にした訳ではありません。もしかしたら、私が気付いてないだけで、ばっちり相性の良い組み合わせがあるかもしれないのです。
 それに、相談が来たら、また席替えを行えばよいだけです。良い組み合わせが出来るまで、何度でも席替えをする…それだけの事です。
 そう思ったら、気持ちがスッキリして子供たちに向き合う事が出来ました。
 とにかく「絶対に諦めない」…担任は、コレでしょう。

 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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