エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

令和6年度・名画に学ぶ人間学

2024-11-08 04:30:00 | 自分
 金曜は月~木曜のテーマに含まれない内容です。今回は、令和6年11月2日(土)に開催された「名画に学ぶ人間学」からの学び…と言うか、参加しての感想です。
 「名画に学ぶ人間学」は、札幌木鶏クラブが開催した講座(?)です。元映画プロデューサーで映画評論家のN先生(名前を公開して良いか確認し忘れたので、ここでは伏せさせていただきます)から解説いただき、名画と言われている映画を鑑賞し、人間の生き方などを考えます。令和5年に1回目が開催され、今回は2回目となります。
 今回の名画は、黒澤明監督の「生きる」です。かなり長い作品なので、N先生が選んだ部分のみ鑑賞しました。
 トルストイの文学作品が根底にあるとか、起承転結を崩した演出をしているとか、私の知らなかった話をN先生から教わり、その話に関連した部分を鑑賞していきます。そのため、漫然と映画を鑑賞していては分からない事に気付く事が出来て、普通に鑑賞する時より深く理解できた様に感じました。
 この様な学びのある事が、映画解説を聞いてから鑑賞する良さです。
 今回、ちょっと嬉しかった事があります。
 それは映画の後半、主人公が若い女の子と話す中で生きる目的を見付ける場面です。2人が話しているのは広い喫茶店(レストラン?)で、奥の方では友人の誕生日を祝う多数の男女が、ケーキを用意したり、会場の準備をしたりしています。そして、主人公が生きる目的を見付けて店を出て行く時、誕生会の主賓が到着し、「Happy Birthday to You」の大合唱となります。
 この場面を観た時、「これは、主人公が生きる目的を見付け、生まれ変わった事を暗示しているのではないか?」と感じました。映画を鑑賞した後、N先生が解説してくださったのですが、ズバリ、正解でした。たったコレだけで嬉しくなるのですから、私も単純ですねぇ。 (^_^;)
 因みに、この時、司会のM先生から急に指名されました。何か質問をしてほしい…と言う無茶ぶりでしたが、この場面について、「この場面は台本段階から計画されていたのですか。それとも何か偶然で生まれた場面ですか」と質問してみました。すると、「撮影のために準備された場所が広いレストランだったので、エキストラを多くせざるを得なかった。そうなると、単に飲食しているより、何か宴会の様な事をさせた方が自然な感じになる。そこで、誕生会をしている設定にした時、この場面の演出を黒澤監督が思い付いた…と、助監督さんから聞きました」と答えていただけました。思いがけない事で、裏話を伺う事が出来て、これまた嬉しかったです。
 余談ですが、今回、特に役割が当たっていた訳ではなかったのですが、勝手に来場者への座席の案内や書籍配布の声かけなどを行いました。この手の仕事は久しぶりだったので、かなり気合いが入ってしまい、他の方が見たら「随分、生き生きと仕事しているなぁ」と思われたかもしれません。自分でも、生き生きと活動している感じがしていましたから。
 こう言う経験をすると、「あ~、やっぱり山師の血筋を引いているなぁ」と実感します。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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