エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

札幌木鶏クラブ令和6年度10月例会

2024-10-25 04:30:28 | 自分
 金曜は、月~木曜のテーマに入らない内容です。今回は、月に一度の札幌木
鶏クラブの話です。
 『致知』10月号のテーマは「この道より我を生かす道なし この道を歩
く」。駅前のネストホテル札幌を会場に19時から始まりました。
 まず、青山俊董先生と山川宗玄先生の対談「一筋の道を歩み見えてきたも
の」についてK先生が語った言葉から。K先生は、14頁に載っている「卒業
式を終え五キロの道のりを歩いて帰っていた時、社会科の三村敬久先生(歌人
の会津八一先生の愛弟子)が自転車で追いかけてきて『君にどうしても言いた
いことがある』とおっしゃるんです。【中略】『いま日本で大事なのは本物の
宗教家が出てくることだ。君の出家を心から喜ぶ。頑張ってくれたまえ』。十
五歳の娘にそれを伝えるためだけに自転車で追いかけてこられた先生の餞(ハナム
ケ)の言葉と、『命懸けでやってみます』というその時の誓いは生涯忘れること
はありません」と言う青山先生の言葉に対して、次の様に語っていました。
 「この話、僕の解釈では、三村先生は青山さんに『希望』を見たのだと思
う。苦しい日本の将来に、この娘が希望をもたらす…と感じたのだろう。だか
ら、追いかけてきて声を掛けたのだと思う」…確かに、それまでの学校生活で
青山先生と三村先生が強い師弟関係にあった様な雰囲気はありません。なら
ば、三村先生を突き動かしたのは何か。K先生の仰る「希望を見た」は、非常
に納得できる話です。そして、同じ教師として、教え子に「希望」を見いだせ
る三村先生の有り様は素晴らしいと感じます。私も、そうありたいものです。
 次は、林成之先生と小泉敏男先生の対談「人間の可能性をこうして花開かせ
てきた」の中で紹介された、人間の本能で特に強い力をもつ5つ「一、生きた
い 二、知りたい 三、仲間になりたい 四、伝えたい 五、自分を守りた
い」について。幼児に英語を教えているK先生(先程のK先生とは別の方)
が、「この5つは、幼児などに英語を教えていると実感する。ある園では、壁
から動かない子がいた。先生は『放っておいて』と言ったが、私は子供全員を
引き連れて、その子の側で活動した。すると、その子も一緒に活動できた。別
な園では、ずっと泣いている子がいた。私も一緒に泣いたら、その子も一緒に
活動できた。そうやって、どう大人が動くかで子供は変わってくる。だから、
この5つの言葉を実感している」と仰っていました。
 どちらの子も、おそらく「自分を守りたい」の気持ちが強いから、壁から動
かなかったり、泣いたりしていたのでしょう。それがK先生の対応により、
「仲間になりたい」と言う気持ちが強まり、「知りたい」とか「伝えたい」と
なったのだと思います。「この子はダメだから」と決めつけるのではなく、様
々な試行錯誤する重要性が伝わる話です。私も、諦めず色々と挑戦し続けなく
ちゃ。
 最後に取り上げるのは、道場六三郎先生と王貞治先生の対談「この道より我
を生かす道なし この道を歩く」についてのS先生の言葉です。「私は多趣味
で、色々な事をやっている。その中で今年はパークゴルフに力を入れているけ
ど、毎回ビリばかり。だから、王さんの言葉が胸にぴたっとはまった。練習不
足なのだから、もっと練習しよう。そして、来年を楽しみにしています」と仰
っていました。
 これは王先生の、「逆境は次のステップに進むために必要不可欠な跳躍台で
あって、そこで苦労し逃げずに乗り越えようと努力していけば、いままでより
も高いところに到達できるのだ」に関する御発言です。正直、逆境があると逃
げたくなる私としては、S先生の姿勢は眩しすぎると言いますか、かなり反省
させられます。私より、遙かに人生の先輩であるS先生の姿勢を見習い、私も
逃げない様に努力していきたいと思います。
 以上、10月例会の記事を終わります。次回、11月例会も、第3木曜にネ
ストホテル札幌にて開催です…が、その前に「名画に学ぶ人間学」と言う研修
会があります。令和6年11月2日(土)13時から、札幌かでる2.7で、黒
澤明監督の「生きる」を鑑賞し、人間の生き方などについて語り合う会となっ
ています。参加費は無料ですので、興味のある方は是非とも御参加ください。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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