エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

じんわり良い映画「EDDIE THE EAGLE」後編

2024-09-27 04:30:00 | 自分
 金曜は月~木曜のテーマに入らない内容です。今回は前回(R6.9.20)の続きで、夏休み中にビデオ(ブルーレイ)で視聴した映画の話を。
 映画はタロン・エガートンさん主演の「EDDIE THE EAGLE」。オリンピックに出たいと思い続けている主人公マイケル・エディ・エドワーズが、冬季オリンピックのジャンプなら出られるのでは…と考え、悪戦苦闘の末にカルガリー・オリンピックに出場するまでの物語です。
 この物語の凄いのは、マイケルが何かスポーツを続けていて、それを極めた結果としてオリンピックに出場したい…と思ってる訳ではない点です。マイケルは、「何でもいいからオリンピックに出場して、自分も輝く時間を過ごしたい」と思っているのです。だから、当時は選手自体がいないから、ちょっと努力すれば出場できる可能性があった「英国のジャンプ代表選手」になる事を目指したのです(まぁ、「ちょっと」と言えないくらい大変な努力ですが…)。
 これ、真面目にスポーツを続けている方からすると、許しがたい姿勢ではないかと思います。
 実際、映画の中では他の選手たちから、マイケルは馬鹿にされ、軽蔑され、意地悪をされます。この様な姿は「スポーツマンとしてダメじゃないか」とも感じましたが、まぁ、意地悪する選手たちの気持ちも分からないではありません。
 話を戻しますと、「ただの素人がオリンピックに出場する」などと言う、無茶苦茶な事を実現したマイケルの行動力と根性…これが凄い! 馬鹿にされても、軽蔑されても、意地悪されても、挫けず前進し続ける姿に、正直に言うと少し「引いて」しまいましたが、感動を覚えたのも事実です。
 予告編では笑える場面が多いのですが、どちらかと言えば真面目な作品です(マイケルの有り様は「痛い」ですけど…)。見終わった後、じんわり沁みる感じの映画と言えるでしょう。
 因みに、一応、邦題はついてます…が、ダサくて、配給側の愛情を全く感じなくて、この映画の良さが全く伝わってきません。だって、「イーグル・ジャンプ」ですよ。「イーグル・ジャンプ」!
 これなら、「荒鷲エディ」とか「大鷲エディ」とか…いや、「荒鷲エディは舞い降りた」でも数倍マシだったと思います。もしかすると配給会社は、この映画を売ろうって気持ちが1mmも無かったんじゃないでしょうか。 
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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