水曜日は八軒自然科学クラブの思い出話です。今回は直接的な活動の様子ではなく、活動の中で感じた事を書きます。
八軒自然科学クラブの指導員にY先生とY先生がいました。別人なのですが、イニシャルにすると二人ともK.Yになってしまいます。まぁ、二人の共通点について話すので、どちらもY先生で問題無いでしょう。
二人は同じ大学の地学研究室出身で、当然ですが先輩と後輩の関係です。一緒に在学していた期間もあり、その頃は、一緒に山の中を歩いて地質調査をしていた…との話です。
そんな二人なので、八軒自然科学クラブで山歩きをしていても、地質に関する話が出てきます。崖になっている場所では、崖の岩肌を見て「これは砂岩だね」「いつ頃の年代だろう」などと話をします。下手をすると、その辺に落ちている石ころを拾って、「これは安山岩だから…」などと熱く語り合っていました。
その様子を見て私は、「これからの学習では知識を与える事は不要。学び方を教える事で、子供たちは興味関心のある事を自分から調べるようになる」といった言説は嘘っぱちだな…と思いました。
だって、その辺に落ちている石ころは石ころじゃないですか。余程キレイな石ならともかく、その辺に沢山落ちている石ころを見ても、私は熱く語り合う気持ちにはなりません。
つまり、興味関心が湧くようにするためには、事前に知識を与えておかなければ駄目だ…と言う事です。知識の無い事に、人間は興味をもたないのです。
そう気付いてから私は、自信をもって知識偏重教育をする様になりました。九九も漢字も学習用語も、知識的な事柄は小学校で詰め込んでおくべきだと思います。
…と言う事で、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。