エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

全校研授業したよ~ん! 後編

2024-12-17 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話。今回は全校研について語ります。
 諸事情から、全校研の授業をする事になった私。マット運動遊びを公開する事にしました。基本的な流れは、札幌市の体育の先生方が考えた、「マット忍者になるため、いろんな修業に挑戦しよう」と言うパターンです。
 ただ、ここで私の悪い癖…「何か、他の人がしない様な、ちょっと変な事をさせたいなぁ」と言う気持ちが湧いてきました。それで、「この授業にタブレット端末を組み込もう」と考えました。具体的には、お互いに練習の様子を見合って交流する場面で、タブレット端末のビデオ撮影をさせる事とし、更に、そのビデオを「オクリンクプラス」でカード化して提出させる事にしたのです。
 普通、1年生ですと紙で印刷したカードを使って、お互いの修業状況を交流させます。それを、タブレット端末のビデオ機能でやろうと言うのです。これを行う為には、「オクリンクプラス」に慣れている上、ビデオも使える様になってなければなりませんから、もうメッチャ攻めた授業です。
 もちろん、上手くいかない可能性は大です。
 でも、お気楽極楽おじさんが行う代打の公開授業です。失敗したって、「いや~、攻め過ぎちゃいました。テヘッ」で済ませりゃイイだけです。そう考え、この流れで授業を強行しました。
 結果は…私的には、非常に学びの多い公開授業となりました。
 別な記事でも書いた通り、2学期になってから、「オクリンクプラス」は頻繁に使っています。だから、アプリの操作は、ほとんどの子が問題なく行えました。ビデオの操作は、公開授業までに3回くらいしか行えませんでしたが、学級の6~7割の子は使える様になっていた感じです。そのため、こちらも問題ありません。内心では緊張していたらしいですが、表面上、子供たちは「普通」な感じで授業に参加しており、概ね意図した通りの授業となっていました。
 それを受けての放課後の話し合い…これが、私には大きな収穫だったのです。以前から感じていた私の弱点、「実践が荒っぽくて雑」がクッキリ見えたからです。
 雑ポイント1…せっかく「マット忍者」と言う設定なのに、その設定を使いきっていなかった。「忍者になるんだ」と言う気持ちを盛り上げる工夫も、忍者として「こうなったら修業は合格だ」と意識させる事も、不足していると指摘されました。それは全く、その通りです。
 雑ポイント2…「見える化」が不足している。私は置かれているマットを指差し、「ココは丸太転がりの術の場所、ココは前転がりの術の場所…」と、口頭で説明しただけでした。それに対して、「場所を示す表示がないと、分からない子が出ると思う」との意見がありました。うん、その通りで、私は不親切過ぎでした。
 ただ、雑ポイント2については、特別支援学級の先生から、「あれはあれで価値がある」との意見もありました。「小学校は子供に対して、親切にし過ぎている。社会に出たら、自分で考えて行動する事が求められるので、エスせんさんは、そこまで考えて行ったのではないか」と言う内容でした。…もちろん、これは、この先生が私を買いかぶり過ぎています。
 しかし、こう言う考え方もあるのか…と感じたのも事実です。
 この事も含め、学びが沢山ありました。いや~、面倒くさかったけど、引き受けて本当に良かったです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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全校研授業したよ~ん! 前編

2024-12-16 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話。今回は全校研について語ります。
 「全校研とは何ぞや?」と思った方の為に説明します。
 法律により教員には研修が義務づけられているので、一般的な学校には、校内で研修活動を推進する部門(多くは「研究部」と名付けられています)があります。そこでは、教員の研修の為に色々な企画が考えられており、その1つが「校内における研究授業の公開」です。「校内における研究授業の公開」は、校内の教職員を小グループにした中で公開するものと、全校の教職員に向けて公開するものとがあります。その後者の事を「全校研」と呼んでいます。
 全校研は全校の教職員が参観に来ますので、当然、放課後に全教職員が集まっての授業検討会があります。そこで、「今回の授業のココが良かった」とか「ココが悪かった」と話し合われる訳です。色々な意見を聞かせていただけますから、かなり勉強になります。そのため全校研は、教員に成り立ての若い方が授業を公開する事が多いです。
 その全校研、令和6年度に私が所属する小グループは私が行いました。
 本当は、新採用2年目の若手が行う予定だったのですが、直前に体調を崩してしまい、授業を行う事が出来なかったのです。他のメンバーが行うしかなかったのですが、皆さん、色々に事情があって、引き受けてもらうのが申し訳ない状況です。
 それで、私が引き受ける事にしました。
 退職まで、もう残り4年チョイおじさんが授業するのは、少々おっくうではありましたが、誰かが引き受けなくてはならないのです。私以外の方々は、随分と深刻に受け止めている感じだったので、「ここは、お気楽極楽おじさんが引き受けて、こんな適当でも何とか全校研授業になるもんだよ~って、伝えちゃおう」って思いました。
 公開授業は体育で行う…と、私たちの小グループでは決めていました。だから、私も体育で公開です。色々考え、マット運動遊びを公開する事にしました。
 基本的な流れは、札幌市の体育の先生方が考えた、「マット忍者になるため、いろんな修業に挑戦しよう」と言うパターンを使います。これは、「丸太転がり(マットの上をゴロゴロと横に転がる)の術」や「前転がり(前回り…つまり前転です)の術」など、何種類かの「術」を練習する場(ただマットが置かれているだけ)を選び、自分で練習に挑戦する…と言うものです。
 まだまだ語りたい事はありますので、続きは次回とさせていただきます。

 ところで、令和6年12月13日の記事に、「いいね」などをいただきました。ありがとうございます。これを励みにして、今週も頑張ります。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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「聖地巡礼」の旅~旭川編②

2024-12-13 04:30:00 | 自分
 金曜は月~木曜のテーマに含まれない記事です。今回も前回(R6.12.6)に続き、私たち夫婦が「聖地巡礼」をした話です。
 北鎮記念館へ行く朝…天気は雨。しかも、メッチャ土砂降りです。
 本州の晩秋の雨も寒いでしょうが、北海道の初冬の雨は尋常ではない寒さです。それだけでも嫌なのに、風も強くて傘ぐらいだと防ぎきれないのは明白です。どう考えても、体が冷えて…いや、凍えてしまうのは確実。もう、朝からテンションだだ下がりです。
 でも、苦難を乗り越えて行くのが「聖地巡礼」。気力を振り絞って出発しました。
 道を間違えて歩く時間が長くなり、かなり濡れましたが、何とか北鎮記念館へ到着!
 驚いた事に、この北鎮記念館…入館料は無料です。おそらく、自衛隊の広報も兼ねているからでないかと思います。何せ、陸上自衛隊旭川駐屯地に隣接する国有無番地に建っているので…。
 中に入ると、様々な資料が並んでいて、だだ下がっていたテンションが爆上がりです。ざっと見た感じでも、かなりの数の資料が展示されています。
 どう見て回るか考えていたら、気になる掲示物を発見!
 自衛隊の方が案内してくださると言う、素敵な館内ツアーがあるではありませんか。
 もうすぐ開始なので、入口近くのホールで待つ事にし、4~5分後、自衛隊の広報の方が来ました。私たち夫婦も含め、7名ほどの参加者で館内ツアー開始です。
 この館内ツアー、参加して本当に良かったです。
 まず何と言っても、説明してくださる自衛隊の広報の方の語りが上手! 何度も行っていて慣れているからでしょうが、蕩々と淀みなく語られるので、聞いていて心地良く分かりやすいです。第七師団の歴史は勿論、当時の装備や服装、様々な文書資料、更には旭川の歴史や人々の暮らしまで、45~50分くらいで説明していただきました。じっくり見る事は出来ませんが、北鎮記念館の全容を理解するにはピッタリです。
 じっくり見る…で思い出しました。この北鎮記念館、凄い一級資料があるのです。それは「第七師団史」。簡単に言えば、第七師団の業務日誌を綴った冊子なのですが、これ、本来は廃棄されているはずの物です。
 敗戦が確実となった頃、大本営から各師団の業務日誌を焼却処分する様に指示があったそうですが、当時の担当事務官(もちろん軍人)が命令に背きました。「これは貴重な資料だから、後世の為に残さねばならない」と。
 その事務官は油紙に包んで土に埋め、大切に保管していたのだそうです。そして、旭川に陸上自衛隊が駐屯する事が決まった時、掘り出して寄贈したのだとか。いや~、泣ける話です。
 この資料、館内ツアーに参加していたため、じっくり見る事が出来ませんでした。これは是非、北鎮記念館を再訪し、じっくり拝読させていただきたいものです。

 ところで、令和6年12月12日に「いいね」などを沢山いただきました。そして、12月6日にもいただいていました。見落としてしまって、本当に申し訳ありません。これからも読んでいただけると有り難いです。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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どちらかと言えば私はコミカライズ派な『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』・後編

2024-12-12 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛語り。前回(R6.12.5)は、急遽ラノベではない本を紹介して申し訳ありません。間が空いてしまいましたが、今回は前々回(R6.11.28)の続きで、令和6年秋にアニメが絶賛放映された、未来人A先生の『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』を紹介します。
 主人公アルスの「鑑定」スキルは、人事を行う上では圧倒的なチート能力ですが、何かを為すためには他者の力を借りなくてはならない…と、前々回の記事で書きました。今回は、「鑑定」スキルのデメリットから続けます。
 そもそも、何か人手の必要な場面に送り込む為には、それが出来る優秀な人材を見付けられなければなりません。その人材を見付けられるかどうかは、かなり運次第となります。
 もっとも作品の中では、必要な人材が必要な時期までに、概ね見つかる様になっています。そう考えると、人材を見付けるまでの部分も、作品としての面白さに繋がっていると言えるでしょう。
 その人材発掘の点で言えば、原作よりコミカライズの方が、より面白さを引き出す演出がなされていると感じます。誤解の無い様に書いておきますが、原作のラノベも面白いです。私は、原作のラノベも好きですよ。
 ただ、未来人A先生は、結構あっさり物語を進めていきます。そこが読みやすさでもあ
るのですが、物足りなさを感じなくもありません。だから私個人としては、ちょっぴりコミカライズの方が好きです。
 コミカライズは、割と詳細に物語っていきます。原作が「あっさり塩ラーメン」だとしたら、コミカライズは「こってり味噌ラーメン」って感じです。上手く伝わるでしょうか。どちらも美味しいけど、表現している味が違っているって事です。
 因みに、コミカライズで特に私が気に入ってるのは、アルスの婚約者リシア・プレイドが、かなり色々と活躍する部分です。
 リシアは、政治力が70以上もある、生まれついての天才政治家なのですが、原作では大した活躍の場面がありません。それがコミカライズでは、政治的な活躍が必要な場面で何度も登場し、アルスの危機を救ってくれます。
 リシアはアルスにベタ惚れ状態なので、枯れてきている「おっさん」としては、「いいねぇ~、アルスくん。こんな美少女に惚れられている上に、こんなに尽くしてもらっちゃって。いや~、この幸せ者!」と、読んでいて盛り上がっちゃいます。…う~ん、おっさん感が強すぎるかも。
 そんな訳で、個人的には少々コミカライズ派ではありますが、原作もコミカライズも両方オススメしておきます。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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北海道ならでは…雪かき問題・前編

2024-12-11 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は、3年くらい前まで困っていた問題を紹介します。
 3年くらい前まで困っていた問題…それは、北海道ならではの「雪かき」をめぐる問題です。因みに雪かきとは、積もった雪を専用の道具を使ってどかして、雪の量を減らして歩きやすい状態にする事です。
 雪の降らない地方の方には想像しにくいかもしれませんが、雪の降る地方に住んでいると、雪かきをしないと生活するのが大変です。
 札幌市の私が住んでいる地域の場合、たった一晩で50cm以上の雪が積もる事があります。こうなると、郵便受けに入っている新聞を取りに行くだけでも一苦労です。雪かきせずに取りに行くとなると、靴の中に雪が入らない様な工夫をする必要がありますし、雪に足を取られるので歩くのも疲れます。
 ならば雪かきをすれば…となりますが、専用の用具を使っても、玄関から郵便受けまでの雪をかくのは10~15分(下手すると、もっと長い時間)かかります。つまり、夏なら2分もあれば終わる新聞を取ってくる作業が、20分前後かかる作業になってしまう訳です。
 ここまでは雪かき自体の説明でした。ここからが本編です。
 我が家では3年くらい前まで、実家の父が雪かきを一手に引き受けてくれていました。もちろん、年老いた父に雪かきは重労働です。私は何回も、「大変だったら手伝おうか?」と言いました。
 しかし、その度に父は、「いや、大丈夫だ」とか「これは自分が好きでやってる事だから」と答えていました。そして、一人で黙々と雪かきをし、書いた雪を邪魔にならない場所へ運んでいました。
 もちろん、そんな状態を放置してはおけません。言うだけではなく、実際に手伝った事もあります。父と一緒に雪かきをしたり、かいた雪を運んだりしました。
 でも、その時に気付いたのです。「あ、父は迷惑がっている」と。
 う~ん、少し長くなってしまいました。続きは、次回とさせてください。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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ゲロ対応・後編

2024-12-10 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話。メッチャ直球な題名でスミマセン。前回(R6.12.9)に続いて、題名通りの内容です。下ネタ系が嫌いな方は、今回の記事は避けた方が良いでしょう。




 ※念のための空白




 今回は、令和6年度の学習発表会児童公開日の休憩時間に発生した嘔吐事件。立ち入り禁止区域を作り、嘔吐物を拭き取ったところまでが前回です。
 一通り嘔吐物が無くなったら、消毒です。お分かりでしょうが、これが最も大事。嘔吐物があった場所には、どんな雑菌(下手したらウイルス)が残っているか分かりませんから…。これも、現在の勤務校は消毒薬のスプレーがセットに入っていたので、それをシュッシュッと撒きまくりました。以前の勤務校だと、塩素系漂白剤を水で薄めた物の入ったペットボトルがあって、それをジャバジャバ振りかけた事もあります。
 しかし、ここで困った事が…。撒いた消毒薬を拭き取る道具がありません。このまま、自然乾燥させるには残り時間が足りないのです。急いで拭き取りたいところです。
 「しゃーない!」と考えた私。自分の学級の子に声を掛けました。「教室のペーパータオルを持ってきて!」と。
 でも、持ってきてくれません。「まぁ、1年生だから仕方ないか…」とは思いましたが、このまま放置してはおけません。再度、自分の学級の子供たちに声を掛けました。「教室のペーパータオルを持ってきて! 廊下を走ってイイから!」と。
 すると、気の利く男子が猛ダッシュ! 直ぐにペーパータオルを持ってきてくれました。これで一気に解決。ペーパータオルで消毒剤を拭き取り、体育館での作業は終了です。
 しかし、これで全てが終わり…ではありません。
 すぐさま保健室へ行き、吐いた子の容態を確認しました。相当な量を吐いたからか、割とスッキリした表情ですが、いつもよりは顔色が良くありません。熱は無いので迷いましたが、ここで学校に残して再び嘔吐する事になれば、その方が大変な事になります。養護教諭も同意してくれたので、保護者へ連絡して早退させました。
 よく見ると、自分の上着の袖が少しだけ汚れています。嘔吐物ではなく、消毒剤だと思うのですが、そのまま着続けるのは避けた方が良さそうです。そんな訳で、更衣室へ行って上着を取り替え、汚れた上着は厳重に袋へ詰めました。
 これにて一件落着。はぁ~。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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ゲロ対応・前編

2024-12-09 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話。メッチャ直球な題名でスミマセン。今回は、題名通りです。下ネタ系が嫌いな方は、今回の記事は避けた方が良いでしょう。




 ※念のための空白




 小学校の、特に低学年担任の重要な仕事の1つが「汚物処理」です。大便の処理は比較的少ない(私の場合、2~3年に1回くらい)ですが、小便の処理は大便より多い(私の場合、1~2年に1回か2回くらい)ですし、嘔吐物…つまり、ゲロ…の処理は年に1回以上対応する事を覚悟しなくてはなりません。
 今回は、令和6年度の学習発表会児童公開日の休憩時間に発生しました。
 休憩時間にトイレで騒ぐ子がいないかを確認しに、体育館から出ようとした時です。「エスせん先生、Aさんが…」と、私を呼ぶ男子の声がしました。
 声のする方を見ると、正に今、蛇口から水が出る様な勢いで嘔吐するAさんの姿が…。
 この量の嘔吐物はヤバイ。受け止めなきゃ…と思いましたが、洗面器もバケツもビニル袋も、全く何も道具がありません。だから、受け止める事は出来ず、嘔吐するのを見ているしかありません。
 もちろん、ただ見ていた訳じゃないですよ。取り敢えず近づき、嘔吐物まみれのエリアを立ち入り禁止区域と宣言。嘔吐物を踏んづけて、二次被害エリアが拡大するのを防ぐ努力をしました。
 ところが、周囲の子が離れているのに、それでも何人かの児童が入ってくるのです。嘔吐物の処理が終わってないのに…。君、ゲロを踏んじゃってもイイの? 正直、「危険回避能力が低すぎるなぁ」と思いました。
 因みに、その子は2年生。ちょうど、2年生の先生も一緒に嘔吐物処理をしていたので、その先生が注意してくれました。
 立ち入り禁止区域が確保できたので、急いで対嘔吐物セットが置いてある場所へ。学習発表会が始まった時、体育館入り口の横に置かれていたのを確認していたのです(コレ…つまり、対嘔吐物セットの場所の確認は、低学年担任なら必須のスキル)。対嘔吐物セットを持ってきて、まず手袋をしました。嘔吐物には、どんな雑菌(下手したらウイルス)が混じってるか分かりませんから。
 その後、拭き取りシートで拭き取りました。現在の勤務校は、吸水性の高い拭き取りシートを使っています。以前の勤務校では、猫のトイレの砂を使ったり、単にトイレットペーパーを使ったり、拭き取る道具は色々です。
 まだまだ嘔吐物対応は続きますが、取り敢えず今回はココまで。続きは次回とさせていただきます。
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「聖地巡礼」の旅~旭川編①

2024-12-06 04:30:00 | 自分
 金曜は月~木曜のテーマに含まれない記事です。今回は、私たち夫婦が「聖地巡礼」をした話をします。
 「聖地巡礼」と言えば、映画やドラマの撮影で使われた場所を訪れたり、漫画やアニメの舞台になった場所を訪れたり…ですよね。もちろん、私たち夫婦が行った「聖地巡礼」も全く同じです。
 聖地の元ネタは『ゴールデンカムイ』。夫婦揃って原作の漫画が大好きで、全巻持っていますし、夫婦して全巻3回は通読してます(好きな巻なら10回は読んでいるww)。アニメは観ていないのですが、実写の映画とドラマは観ています。ドラマを観るためだけに、WOWOWの契約する程ですから、少々狂っているかもしれません。 (^O^)
 この『ゴールデンカムイ』、北海道が舞台となっています。道産子(北海道生まれ、北海道育ちの人間の事です)としては、もう「聖地巡礼」するしかありません。しかも、結構、札幌から近い場所も舞台となっています。そのため、その気になれば日帰りで「聖地巡礼」する事も可能です。
 今回の「聖地」は旭川。特急列車を使えば、札幌から85分間で着きます。本州の方から考えると遠いかもしれませんが、北海道の感覚だと「メッチャ近いじゃん!」です。
 参考までに書いておくと、「聖地」の1つの網走だと、札幌から特急列車で5時間以上かかります。同じく「聖地」函館でも3時間以上です。旭川が「メッチャ近いじゃん!」となる理由、分かっていただけるでしょうか。
 令和6年の11月某日、夫婦で時間の空いた休日がありました。どう過ごすか考えた時、「旭川なら札幌から近いから、『聖地巡礼』しようよ!」と思い付いた私。妻も乗り気になったので、「聖地」旭川への巡礼旅行が決まった訳です。
 今回の「聖地」である旭川は、かつて「軍都」と呼ばれていました。そう…強敵・鶴見篤四郎中尉が率いる第七師団の本拠地です。そして、北鎮記念館という素晴らしい博物館があります。
 今回の「聖地巡礼」の目的は1つ!
 旭川の北鎮記念館に行って第七師団関連の資料を見、出来ればお土産も手に入れる事!!
 いざ行かん、旭川へ!!!!!!!!
        ※ここBGMは映画サントラ「Journey's Genesis」で。
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ランキングを通し偉人の意外な一面を知る『ひょんな偉人ランキング~たまげた日本史』

2024-12-05 04:30:00 | ライトノベル
 木曜はラノベ愛語り…で、本来なら前回(R6.11.28)の続きなのですが、御免なさい。私の推し作家さんである真山知幸先生の新刊を読み終わったので、そちらを先に紹介させてください。『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』については、次回の記事で書かせていただきます。
 では、さっそく始めましょう。今回紹介するのは、さくら舎『ひょんな偉人ランキング~たまげた日本史』です。著者は、もちろん真山知幸先生。
 書名から分かる通り、これは日本史に登場する様々な有名人をランキングで紹介する本です。と言っても、「戦国最強」とか「幕末人斬り」みたいな、割と有りがちなランキングではありません。「実家が太い」や「性格に難あり」、「FIFA蹴鞠ランキング」、「忘れ物がヤバい」、「料理上手」、「満員電車に耐えられなさそう」等々、「はぁ? 何ですか、そのランキングは?」と言いたくなる様なランキングがズラリと並んでいます。
 しかも、そこに登場する有名人が意外な人だったりします。例えば、「都会っ子」ランキング…1位から3位まで、誰だか分かりますか?
 ・
 ・ (ちょっと考えてみてください)
 ・
 1位・源頼朝(ミナモトノヨリトモ)、2位・西行(サイギョウ)、3位・永井荷風(ナガイカフウ)です。「永井荷風は何となく分からないでもないけど、西行なんて出家して隠遁生活してたのに何で? あと、頼朝は鎌倉幕府を開いて都を築いたからですか?」と考えた方が、割と多いのではないでしょうか。
 しかし、本書を読めば分かります。「へぇ~、頼朝がモテたのは聞いた事があるけど、それは、こんな感じで都会風を吹かせていたからなんだ」とか、「西行って隠遁生活していたと思ってたけど、案外、我慢できない性格だったんだ」などと感じる事でしょう。
 そう、この本を読む事で、日本史に登場する様々な有名人の、一般には知られざる一面を知る事が出来ます。
 そう言う点では、この本、令和6年の夏頃に出た『実はすごかった!? 嫌われ偉人伝』と似ています。
 『実はすごかった!? 嫌われ偉人伝』は個人そのものにスポットを当て、少し深掘りな感じで書かれている本です。それに対し、『ひょんな偉人ランキング~たまげた日本史』は意外な個性にスポットを当て、広く浅く紹介している本だと言えます。共に、広く知られた日本史上の有名人の知られざる側面や、新しい研究で分かってきた部分を知る事の出来る本ですが、広く浅い分だけ『ひょんな偉人ランキング~たまげた日本史』の方が、取っつきやすいかもしれません。
 『実はすごかった!? 嫌われ偉人伝』の感想でも書きましたが、ついつい我々は、先入観をもって出来事や人物を見てしまう事があります。その結果、時には決めつけてしまう事も少なくありません。
 でも、出来事にしても人物にしても、そんなに単純なものではありません。思っている以上に、多面性をもっている事が多いのです。
 『ひょんな偉人ランキング~たまげた日本史』を読み、日本史上の有名人の意外な一面を知る事は、「へぇ~、この人って、こんな面もあったんだ」と感じる事に繋がるのではないかと思います。そして、それは、出来事や人物を一面的に見て理解するのではなく、多面的に見る事に繋がるのではないかな…そんな風に私は思います。

 ところで、令和6年12月2日と4日の記事に「いいね」などを沢山いただきました。いつも、ありがとうございます。今週は残り1記事…頑張ります!
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
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歩行器か杖か

2024-12-04 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は、父や母が外へ行く際の補助具について感じている事を書きます。
 父も母も足腰が弱ってますから、外出する際は補助具が必要です。この補助具、大きく分けると歩行器と杖の2種類がある様に思います。もしかすると、他の補助具も存在するのかもしれませんが、私は知らないので、この2種類で話を進めます。
 歩行器と杖…当たり前ですが、どちらもメリットとデメリットがあります。
 歩行器のメリットは、何と言っても安定性です。4輪あるのが普通なので、接地部分が大きくて倒れにくいです。寄りかかって押しながら歩けて、割と転びにくいと言うのは、かなり大きなメリットです。
 また、大抵の歩行器には座れる部分があります。そのため、父の様に疲れやすい人は、場所を選ばずに休憩する事が可能である…と言うのもメリットでしょう。もっとも私の父は、「そうやって、場所を選ばずに座って休んでいる姿を見られるのは格好悪い」と考えているらしく、それが歩行器導入の大きな妨げになっていました。
 実際、父が歩行器を押している姿を見ると、「あ~、父も老けたなぁ」と感じます。この、見た目が年寄り臭くなってしまう事は、歩行器の大きなデメリットと言えるかもしれません。
 また、歩行器は結構な大きさがあるため、狭い場所や凸凹な場所で使うには少々コツが必要です。この事は結構大きなデメリットだ…と、私は考えています。何故なら、歩行器を使うのは父や母の様な…失礼な言い方になりますが…ヨボヨボのお年寄りです。その様な方々は手先が器用ではなくなっていますし、力も弱くなっています。だから、なかなか上手に操作出来ないのです。
 一方の杖ですが、こちらのメリットは手軽さと軽量さでしょう。その辺に置いておいて、使いたい時にはサッと持つ事が出来ます。片手で扱えるくらい軽量ですから、父や母が使う様子を見ても、「これは操作出来てないな」と感じる事はありません。
 ただ、不安定なのは大きなデメリットです。何せ、体を一点で支えるのが杖です。その一点がズレたら、確実に転んでしまいます。スパイク付きや先端が四つ足になっている杖もありますが、それでも歩行器に比べれば、安定性は弱いと言わざるを得ません。
 この両者のデメリットを解消し、小型軽量で安定性の高い補助具があれば…とは思いますが、まぁ、無理でしょうねぇ。
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