大谷グローブ

昨年、大谷選手が「野球やろうぜ！」という言葉と共に全国の小学校へグローブを届ける偉業を行った。
当然、僕の母校にも行ってると思います。ほんと子供たちはラッキーだし素敵な出会いに巡り合えたと思う。
野球好きな子も野球に興味のない子もそのグローブと大谷の気持ちに取りつかれただろうと。

そんな中で耳を疑うニュースが飛び込んできた。別府市長が「僕だけ見るのではなく市民にも」という
趣旨の発言をしてグローブを展示していたとのこと。野球好きな市長かどうかは知りませんが自分だけ見るのは
もったいなく市民にもという「気持ち」を持つのは構わないしそれぐらい価値のあるグローブであることは
僕自身もそう思う。ただ、それを市長という権限を使って私物化して個人願望を実現させてしまうのは
どうかと思う。というよりも許せない。

大谷選手に許可を取ったうえで市民に見せるのであればよいですよ。そんなことをしているわけはなく
自分勝手にやってしまったんだろうと。よくよく考えてみてください。大谷選手の気持ちを大事にするのは
どこへいったんでしょうか？？子供たちに「野球やろうぜ！」という熱い気持ちと共に贈ったグローブですよ。
なんで関係のない人が（あえて人と言いますが）その気持ちを無視して自分勝手な行動をとるのか。
市民のために見せてるんです？？はぁ～？大谷選手が贈ったグローブを使って自分の権力を誇示している
だけに過ぎないんでしょう。ちょっと信じられないです。

大谷選手に謝ってください！そして楽しみにしている子供たちにも謝ってください！
本当に市民に見せたいならば、自ら大谷選手にアポを取って展示の許可をもらってから
行ってください。そのほうがよっぽど市民から感謝されるしその行動こそが賞賛されると思います。

市が保有するものを市民に見せるのはどうぞ！ですが人が寄贈したものを展示するその発想が
理解できませんし、それを止めることなく進めてしまった市の幹部や教育委員会の方は何を
やってるんでしょうか。自分の立場が欲しいのもわかりますが、子供の心を傷つける行為を是認する
方たちに教育を語る資格などないと思います。

こんな怒りの文章を書いたところで仕方ないのですが、元野球人として言わずにはいられなくコメントしました。
なんせ「言いたい放題言います」という趣旨のブログですから！