ロボット技術を応用して整体!篠崎技術士事務所の日記

身体の状態をコンピュータ解析し、骨盤矯正やギックリ腰などを科学的に分析する新しい整体院です。

ロボット工学をより多くの人達のために・・・

2009-10-22 16:34:33 | 整体のできる技術士として
「日本のロボット工学(特に二足歩行ロボット)が、欧米方面で批判を受けてる。」
ある勉強会でそのようなことを耳にしました。

このブログを発信した目的の1つは、この批判に少しばかり反論してみたかったのも、ひとつの理由だったのです。

欧米方面での批判!
どのような批判が出ているのか・・・先生のお話を聞きました。

「研究コストが無視されている」
「遊びと研究が一緒になっている」
「走れるようになった!だからどうした?だから何なの?」
「宗教的な問題!人間をあのような形で表現するとは何事か!」

等・・・色々ありました。
まぁ考え方の違いによるものですが、特に二足歩行ロボットの批判はすさまじいものでした。
しかし二足歩行ロボットにも、良いところはたくさんあります。

まず人間の道具をそのまま使用できる。
道具や工場のラインを大きく改造する必要がない。
親しみがあり、一般の方にもロボット工学のすばらしさ、楽しさを伝えることができる。
二足歩行であること自体に意味がある。

こんな感じになると思います。

しかし私はやはり医学に活用すべきと思われます。
これだけの技術を病気の診断や治療のために、大いに活用すべきだ!
と感じております。

この問題を解決してくれたのが、治療院での活用です。
つまり整体治療にロボット工学を応用してみるのです。

最初は本当に手惑いました。
「どのように応用すればいいのか?」
「専門外の方に、どのように解り易くお伝えするか?」
以上の2点が一番大きな問題でした。

しかし実施すればメリットもあります。
整体といえば民間治療院です。
近所の方、近県の方など、今までロボット工学にかかわらなかった、一般の方々が対称になります。
「本当に身近な人々に、ロボット工学をお伝えできる、唯一の場所ではないか・・・・」
とさえ感じています。
つまり大学や企業の研究室とは、全く別の活用方法となるのです

「どのように応用するか?」
「どのように解りやすくするか?」
「どのように役立てるか?」
「負担の少ない測定法は無いか?」

考えた結果、動歩行技術のZMP(セロモーメントポイント)を活用することにしました。
つまり患者さんの重心位置に加速度センサーを取り付け、そこから床面重心位置を検出するのです。

実際に行ってみると、前後左右のZMP波形が、きれいに検出されました。

これを分析していくと、意外なことを感じ始めました。
(分かったのではなく、感じたのです。)

患者さんの病気を治してあげたいという気持ちと、ロボット工学の意外な関係・・・
とてもやりきれない気持ちでした。

私がどのように感じたのか・・・

申し訳ありませんが、このお話は次回に続くとさせていただきます。
(患者さんがお見えになるため・・・)

ロボット工学の先生方のご指導をいただければ幸いです。