2階のギャラリーを見終え、いそいそ1階のルーサイトカフェ
あの向こう側にまた違う時間が流れているのだろう
と思うとココロ静かにワクワクしてしまいます
注文は「抹茶バナナオーレ」
抹茶とバナナ・・・意外と合う! さっぱりしていて飲みやすい
カフェスペースをぐるりと見回すと古い家具が至るところに♪
机はもしかして反物を断つ時に使った板かもしれない・・・など想像
カフェスペースの入口から一段下がった席に陣取る
椅子もそれぞれに表情を出しています
木製のドアに嵌められているガラスも懐かしい~(*´ω`*)
広すぎず狭すぎず でも何となくがらんとした空間
それでも寒々しくないのはこの庭があるからかもしれません
白い鼻緒の四角い下駄は、誰の?
猫に餌をやるために使うのかしらん
板の間はヘリンボーンという寄木張り
明治・大正時代に建てられた洋館にこの張り方がたくさん採用され
クラシカルなイメージが強いデザイン
切子のシュガーポット渋い赤が利いてます
真鍮のドアノブの下の鍵穴ってどうしても覗いちゃいます
通ってきたので向こう側は知っているのに
覗いた景色は何だか違う場所のように思えます
まるで不思議の国のアリスみたいね、って独りごち
木のニスが剥げたような椅子
ガタついた机
時間が家具を育ててきたのかもしれません
昭和の芸者歌手「市丸」姐さんのお屋敷だった建物
電話スペースだったかもしれない場所に「柳橋から」という
市丸姐さんのポスターが貼られています
(ポスターの隣には「人力」の電話番号も!時代を噛み締めちゃいます)
お手洗いのドアノブ・ペーパーホルダ・蛇口
この十字のカランの使い方、知らない人もいるのでしょう
ひいおばあちゃんのお家の玄関にも似た竹の桟と上下が透明なスリガラス
もう、帰る間際まで懐かしい時間を過ごすことが出来ました
元気を貰って、また「生活」時間に戻ろう!