手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

「モンスターマザー」を読んでみた

2015年02月21日 | 日記

石川結貴さんの著した本に驚きました。

本当にこのような事が起こっているの? これは特異なケースではないの?など

目を疑うような以下の内容でありました。


子どもの変化 : 外でおしっこが出来ない子どもが増えている

 ・家のトイレが快適すぎて外のトイレは汚い臭い怖いの3Kになっている

 ・トイレトレーニングをしていない(いつかは取れる・親が面倒)

 ・男子はおしり丸出しで行う

 ・小用便器が恥ずかしくて使えない

 ・便座が冷たくて座れない

 ・和式便器の使用方法がわからない

 ・授業中無言でトイレに行く

 ・使用後、流さない

 ・半分のドアは覗かれそうで怖い(保育園・幼稚園)

 ・オシリを拭いてもらうまで待つ


服の着替えが出来ない

 ・ボタンがはめられないので、マジックテープやかぶるトレーナーばかり着る

 ・紐が結べない

 ・ファスナーをかみ合わせられない

 ・服の後ろ前・裏表が分からない

 ・服がたためない

 


その他(機械操作は上手くても、暮らしに必要な働く手の使い方が分からない状態)

 手を合わせる・手加減するといった精神面・心の成長が退化している

 できないからやらせないのではなく、しなくてもいい方法を与える子育てになっている

 母親は我が子ができないことに気づいていない

 ・蛇口をひねれない

 ・お箸を持てない

 ・折り紙、切り紙出来ない

 ・ボールを投げても、受け取れない

 ・安全ピンが使えない

 ・綱引きは手が痛いという理由で握らない

 ・コンパスが使えない(高学年)

 ・マス目内に字を書くと疲れる

 ・リコーダーの穴が塞げない

 ・ピアニカは重くて持てない

 ・針に糸が通せない

 ・布を真っ直ぐに切れない

 ・ネジが回せない(ワンプッシュで慣れているので知らない)

 ・背中が洗えない、身体が拭けない、タオルが絞れない

 ・包丁でで野菜が切れない

 ・雑巾を絞れない

 ・箒とちりとりが使えない


Σ(||゜Д゜)Σ(||゜Д゜)Σ(||゜Д゜)Σ(||゜Д゜)Σ(||゜Д゜)Σ(||゜Д゜)Σ(||゜Д゜)Σ(||゜Д゜)Σ(||゜Д゜)Σ(||゜Д゜)Σ(||゜Д゜)


本の内容は信じられない内容ばかりでした。

たまに病気なのでは?と思うくらいのものもあり、

もし本当なら、親は子どもに良い顔ばかりしていられません。

「日常生活で困らないから・普段使わないから」という理由なら

是非出来るような体験をさせてあげたほうが子どものため。

確かに親は面倒くさいし、大変に感じるし、イライラします!親だって「にんげんだもの」

それでも「色々出来たほうが大人になった時、本人が助かる」ことには間違いないんです。

手先が器用になると学業のUPにもつながると言いますし、

十数年前はみんなが普通に出来ていたことをさせるだけだと思えば、少しは気がラクかしら。


真っ直ぐ立っていられないコドモたち

2015年02月18日 | アトピーと健康

真っ直ぐに立っていられない原因は姿勢の悪さが大きな原因の一つだと言われています。

・゜・(●´Д`●)・゜・

日常の悪い姿勢が慢性化していることもあるでしょう。

腰を前にずらして椅子の背もたれに寄っかかっているような座り方、

柔らかいソファに沈むように座っている時間が長かったり、腹ばい・・・

そのような体勢でゲームをやっている。

足が床に付きそうなくらい大きいのにベビーカーで移動する子ども。

赤ちゃんの時は良いけれど、ある程度大きくなってからのベビーカーの座面は背中全体が丸まってしまっているように見えます。

((((;゜;Д;゜;))))

自律神経は背骨を通って全身に張り巡らされています。

交感神経は胸の辺り、副交感神経は首と骨盤から広がります。

つまり、今の子どもたちは真っ直ぐに立てないだけではなく

姿勢が悪い事によって、将来 自律神経に何らかのダメージ(障害)が起こる可能性が高いのです。

(´Д`υ)

姿勢が悪い原因は全身の筋肉がしっかりついていないことも考えられます。

人間は歩く生物です。

10人に1人がウツ病になると言われています。 子どもでさえ発症するのです。

ウツ病の治療にも歩くことが取り入れられているほど身体的にも精神的にも歩くことは重要なのだと思います。

歩くことによって筋肉もバランスよくつきます。

私の勝手ですが、3才以上の幼児のベビーカー使用を見るたびに少し心配をしてしまいます。

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自律神経の弱さはアトピーなどの他の病気も発症する可能性が高くなります。

子どもの将来の身体を大事にしたいVS今、子どもを甘やかしておく。

将来の子どものために親が選択する必要はあるのではないでしょうか?

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私は何度となく朝礼で倒れたことがあります。

先生にお姫様抱っこされて、足が生徒たちの方に向いていたため

パンツが丸見えになってしまったのが恥ずかしかったのだけ覚えています。

(´;ω;`) 

ではなぜ第2次成長期にフラフラと倒れることが多くなってしまうのか?

かかりつけのK先生に質問してみました。

  「成長する体と自律神経のアンバランスが引き起こすと思われる。

  自律神経は立っている時に足の血管を締め、頭に血を送れるようにする調整を行っている。

  身長が伸びればそれだけ頭への血流を強くしなければならないが

  自律神経がまだそれに追いついて行かない場合に倒れてしまう時がある」 のだそうです。

そういうこともあるのですね。

(。・´_`・。)


京都の秋(植物編)

2015年02月17日 | 日記

秋に行った京都で幾つかの植物を見つけました。

初めて見たもの、何度見ても感動するものなど素敵な時間を過ごせました。

JR嵯峨嵐山駅から山陰本線をなめるようにジオラマ京都JAPANの脇を抜ける途中「差し上げます」という、指の先ほどの小さな実。

何の実だろう?と訝しむ私たちにJRのオジサマ達が「豆柿言いますぅ」と教えて下さいました。

「date plum」は豆柿の英語名。

デーツとプラムを合わせたような味がすることから付けられたそうです。

「あげますゎ」と言ってくれたオジサマたちは「食べられませんけどぉ」と仰っていました。

調べると、渋が強いけれども霜が降りる頃に渋が抜けるものもあり、一部は食用に出来るそうです。

きっとここの豆柿は食べられないのでしょう。

大変可愛らしい秋の象徴でした。

天竜寺の近くの竹林の道。

風に吹かれサラサラと竹の葉の囁くような声を聞きながら歩くのはひとつの贅沢。

それにしても人が多くてかなわないなぁ・・・。 自分もその一人か、苦笑。

銀杏の色が軽くなり、夏の緑が終る。

ギンナンの実がなる雌は近くにはないようです。 きっと観光客が臭いと思わないようにしているのかな?

1896年に日本人が銀杏に精子が出来ることを発見した、生きる化石と言われる裸子植物。

あのギンナンの臭いは人の足の臭いと同じと言われています。 特定悪臭物質にも指定されている物質なのだ。

それでも美味しい翡翠色の実は毎年秋のタカラモノなのです。

紅葉の時期が素晴らしいのは、緑・黄色・赤の重ねが美しいこと。

一つ一つの色が綺麗、更に光と影の濃淡で奥行き感が出ることによって何色にも見える。

この色の配分を考えて庭を作った昔の人には脱帽です。 

桂川に掛かる渡月橋は木の組み方、好きですね。

こんなに華奢な木造の橋なのに人も車もバスも走ります。 スゴイことです! 

夏とは違う水の色。

山の紅葉と競うように川の色も複数に見えます。

枯れ草までもが風景の一つなのは秋だからでしょうか? 日本人の心情の高まりは秋にピークを迎えるのではないかしら。 

秋の七草の一つ、ススキ。 「尾花」「茅」とも言われます。 (茅葺きの屋根はススキで葺いているもの)

日本の情緒のような植物ですが、沖縄では枯れないそうです。

ましてや根っこはかなり強く、北米では侵略的外来種に指定されているのだそうです。

イネ科だからか?家畜のエサにしていた時期もあったそうです。 実はススキって何でも出来るヤツだったのですね~!

四つ葉のクローバーを探していたら、中心のクローバーの葉の形が面白くて撮りました。

ほうれん草みたいにギザギザになっています。 これには何色の花が咲くのでしょうか? 

カワウがお決まりのポーズをとっています。

1970年代には個体数が激減したようですが、河川水質向上に伴い、6万羽以上に回復したと言われています。

羽を広げると135cm(平均)になるので、結構大きい鳥なのだと改めて驚きました。

鵜飼いの鳥だもんね。

嵯峨野のお寺の敷地ギリギリに置かれた猫餌。 

キジトラ白猫が観光客を警戒したままムシャムシャと食べていました。

毛並みがツヤツヤしていて撫でたら気持ち良いのだろうと想像出来るノラちゃん。

何度も言いますが、猫に優しくできない社会はきっと人にも優しくない社会なのだと考えています。

ノラ猫だって生まれたからには生きる権利はあるのです。 

そのうち日本の雑種猫も和犬のように希少価値になっちゃうかも~?

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春夏秋、京都に行きそれぞれの楽しみもありますが

そのうち冬の京都・雪景色も体験してみたいです。 (Nからはモノ好きと言われています)

京都は何度行っても毎回感動があるので不思議な場所です。


[万病を治す冷え取り健康法] を読んでみた

2015年02月16日 | アトピーと健康

進藤義晴さんが書かれた「万病を治す冷え取り健康法」

本の中で幾つか「なるほど、なるほど」「わかる、わかる」と思った箇所の抜粋など。

覚え書き程度に記します。

 

「厄は身体の毒の棚卸」

     亡母に連れられて川崎のお大師さんに私の厄除けに行きました。

     若い時は特に気にする訳ではなかったけれど、19才(数えで行ったので実際は18才)の時はアトピーで初入院を体験。

     大厄とされる33才の時は義父が死亡。(周囲の弱い人に私の厄が飛んだと言われた)

     最近主治医から聞いた「厄年はホルモンバランスが崩れやすい年回りだから気をつけたほうがいい」という説は腑に落ちました。

     私のアトピーは特別なアレルゲンが判明していません。

     19才は卵巣の機能が安定する前後+進学(体と精神、自律神経にも関わるストレスが大きく関与したのでは?)

     33才では特に体調は問題なかったけれど、子育てや両親の体調など周囲からのストレスがありました。

     精神的なストレス・肉体的なストレス・食事のストレスなどを考えていくにつけ、思い当たるフシが多々多々。

     私にとっては身体の毒=ストレスによる疲弊だったのではないかと思えます。

「アトピーは強い毒が出ていくためのもの」・「肺、肝臓のガンになりやすい毒を中心に出している状態」

     確かに我家は癌家系。 (←一部医師からは「そんなのはない」と一笑に付される事が多いけど)

     私の主治医は、癌もアトピーも”性格”(自律神経の弱さ)が関与しているのではと話してくれました。

     他人に強く自我を出せない人は癌やアトピーになりやすいという。

     そのような「性格」が病気に関係すると聞くと、いわゆる「癌家系」というのもあながちウソではないのかもしれないです。

「掻くことによって皮膚の出口を開けてやる」

     アトピーが酷い時は掻くたびに滲出液が出て辛いのだが、掻かずにはいられないのだ~。

     滲出液が出ている時の体臭は「老人病院の臭い」と称されたことがあり、

     つまり体内の腐った(毒の)臭いということなのだろうと自分では思っています。

「お風呂に入って掻くこと」

     なんという気持ちよさ! これはアトピー経験者でなければ分からない。

     「掻いちゃダメ!」と抑制されるのは「狂え!」と調教されているようなものだと今でも思います。

     問題は入浴後の乾燥。まるで因幡の白兎!全身がアカギレ状態。

     天然オイルか純度の高いワセリンを塗りこんでしのぎました。

「薬は塗らない」

     医師が「用法用量を守れば薬は怖くない」というけれど、結局は他人に対しての言葉。

     私が9才から医師の教えを守って塗り続けた薬は、魔法ではなく毒リンゴだったのではないかしら?

     28才の半年間と42才からの9年間はアトピーの対処療法で処方される薬のオーバーフロー状態だったし。

     担当医師にだって各個人の状態・体調などは完全には理解されてはいない。

     人間の体だって100%解明されていないのだからソレは当然なのだ、と40才過ぎてから気がついた私。

     だから治療を医師に任せっきりにするのではなく、自分で自分の体の声を聞けるようにして、自分で守る必要があるのです。

「毒は性器の周辺、尾てい骨、仙骨の周辺、足の裏と指の間からよく出る」

     軽い湿疹の時は肘や首などから始まったが、酷い時は臀部から発疹が始まりました。

     性器の周辺からの排毒もあると思います。

     私の場合は粉瘤腫も多数あるためにそれらが頻繁に炎症してました。 これも排毒の一つなのかしらん?

「化繊の衣類で締め付けると出にくくなって、顔から吹き出ることになる」

     アトピーによる湿疹や炎症がある時は天然繊維の衣類でもかなりの刺激を受けます。

     化繊などは触れただけでも不快感を抱き、静電気の起きる冬には服売場を通過するだけでも体全体が居たたまれないほど。

     そうなるとオシャレなどは二の次になってしまうので女性としては悲しいものがあるのですが・・・。

「尻歩きの効用」

「下丹田中心に動かす体操『尻歩き』・畳一畳の中で前後進を繰り返すだけ」

     フローリングでは滑ってしまうときもあるので敷物か畳の上が望ましいようです。(体験談)

     結構汗かきます! なかなか続かないのが難点、かも?

「息が浅いと毒が出ない」

     腹式呼吸をするように常に気をつけるのだが、うっかりするとつい息が浅くなっている自分に気づきます。

     また座っているとウエストのある服だと腹部が押さえられて深く呼吸できないので服装選びも気を付けなくてはいけません。

     人間の毒は「尿」「便」「汗」「呼吸」によって身体の外に出せると言われています。

     深く丁寧に呼吸を続けるといつしかラクな呼吸に変わります。 まずは一安心。

     ”気病み”という言葉もあるくらい、悪い気(ネガティブな気持ち)も「毒」になると思えてきます。

.:♪*:・’゜♭.:*・♪’゜。.*#:・’゜.:*♪:・’.:♪*:・’゜♭.:*・♪’゜。.*#:・’゜.:*♪

自分におきたアトピーの症状によって、気になる本を読む。

知識を得ると同時に、自分の症状や体調と併せて噛み砕き取り入れる。

人によって味の感じ方が違うように、私と同じ考えや治療が合わない方もいらっしゃいますので

まずは自分はどのような身体なのか、自分に合う合わないを知ることから始めてみるのも大切だと思います。


「旅行者の食卓」で思うこと

2015年02月15日 | 日記

NHK「グレーテルのかまど」で取り上げられていた「米原万里さんのハルヴァ」が気になって、それが載っている「旅行者の朝食」を読む。

飾りの少ない淡々とした文章が心地よい。

ロシア語の通訳であった彼女、毒舌家とも評されるが言葉の選び方が的確で爽快感が心地よかった。

その本の中でなるほどと思った部分のみ抜粋した。

 

「料理上手は掃除下手、掃除上手は料理下手」 (「 」内は抜粋)

     料理上手とは、料理人の事ではないと思った。 いわゆる料理上手な主婦(母)のことであろうと推測。

     パパっとありあわせのもので名もないが美味しい夕食を手際よく作る人のことなのだろう。

     私もかくありたいと願う、決して掃除が上手ではないのだから。

「台所用具の価格とその使用頻度は半比例する」

     私は元から料理用具にはお金をかけてはいない。というより、数がない。

     それでも貰い物が集まり、鍋は大小6つ。フライパンは1つ。

     だんだん家族が少なくなってきた我家でも、お節・お雑煮のために大鍋2つは欠かせない。

     殆どの鍋はアルマイトかステンレスの安くて軽いやつを穴が開くまで使い倒す。

     逆に高額だった食器洗い洗浄機は便利と思うまもなく洗い籠になり、去年3000円でメーカー回収されていった。

「キッチンが立派になればなるほど、料理は粗末になる」

     良い例が魚柄仁之助さんでしょうか?

     私も綺麗な台所は憧れるが、実質的に無駄なく使えればそれで良い。

     あ!そうか。 料理は「キッチン」じゃなくて「台所」で作るほうが美味しいのかもしれない。

「料理を作るのにかけた時間と、それを平らげるのにかかる時間は反比例する」

     そうかもしれない。

     私の調理にかけた時間が、何も言われずあっという間に皿からなくなると

     嬉しい気持ちと裏腹に「もっと味わって、声に出して美味しいって言ってほしい!」と思い、ちょっと腹が立つときもある。

「失敗した料理は、手をかければかけるほどまずくなる」

     何をかいわんや。

「最大の注目を浴びるのは、常に最小限の努力で出来たもの」

     今までに注目を浴びたのは、山ほどのふかし芋。

     てんこ盛りのおはぎ。

     焼いただけのマグロの頭の輪切り。輪切りにしてあった鮪の頭が安かったので自宅で焼きました。かなりのインパクト!

     ・・・きっと米原さんが言いたかったこととは違うな。

「毎日おいしいご飯を食べさせとけば夫は午前様になりはしないし、子どもは非行になど走りませんことよ」

     料理の腕に自信のあるTさんのセリフとあった。

     私がほのかに傲慢さが見て取れるように感じるのは、Nが今日も午前様だからか?

「美味しい物を食べた時の幸福感、あれは人間を優しくします」

     確かにそうだけど、客観的な目で判断しなくてはいけないのが母子の関係だと思っている。

     外食は毒だとしているご家庭の子どもが母親の料理しか食べていなかったために小学校でも給食が食べられず

     毎日母親が給食時間に迎えに来ては自宅で昼食を食べていた男子を知っている。

     更に美味しい物しか食べていない山岡士郎・・・海原雄山・・・、あれはフィクションだ。

「女の子は美味しい物をたくさん食べさせて育てろ。でも男の子は、粗食で育った方が幸せになれるって」

     と友人のUさんが異論を差しはさんだと書かれている。

     ”男の子は粗食”というよりも「何でも食べられる」ことを重視して育てて貰いたい。

     結婚して、男性に好き嫌いがあった場合に調理する側としては必要以上に悩むからだ。

「愛は胃袋経由」というロシアの諺

     これってロシア発祥だったのか!

「イタリアやフランスの軍隊は(略)食事に対する要求水準が高いものだから、

 必ずフルコースで、1つ1つの料理も充実していないと、兵隊さんたちがら不満が出てちゃんと戦ってくれない。

 武器や燃料の問題より、兵隊の食事の供給が一大事だというのだ」

     ヘタリア(漫画)であったな、そのネタ。

     だからイタリアは弱くて、フランスはドイツに負けたのか?

ナポレオン方式を採り入れた「糧食は現地調達」であった日本軍も「食道楽で知られる大阪師団が、最も弱かったという説も」

     聞いたことがあります。関西系は戦闘に消極的で、東日本系は頑張り屋さんばかりだったので激戦地へ行かされたとか。

     強い兵隊は殺される可能性の高い戦地に行かされる、戦争とは皮肉なものだ。

「大英帝国、世界の警察の異名をとるアメリカ合衆国。おそらくアングロサクソンほど攻撃的で覇権を求めて止まない人種はいまい」

「大味で荒っぽい味付けと家畜並の分量」

「こういう粗食で育った人間は、世界各地、どんなところへ派遣されようと、食い物に不満を抱くことはあるまい」

「本国の食い物に魅力がない国(略)イギリスやアメリカの料理が美味しくなったら、世界はもう少し平和になるかもしれない」

     近代の戦争を鑑みる。

     戦争を少なくするため、和食の世界文化遺産認定は多少の貢献が出来るのかもしれない。

     食は文化なり。 平和のためにも日本人も食文化を見なおしても良いのではないか?と改めて思った本であった。