山法師
やま ほうし -ほふし 【山法師】
比叡山延暦寺の僧徒。特に,院政期の僧兵。 → 寺法師 ・ 奈良法師
やま ぼうし -ぼふし 【山法師】
ミズキ科の落葉高木。各地の低山に自生し,庭木ともされる。葉は対生し,楕円形で先がとがる。
初夏,小枝の先に白色花弁状の苞を四個つけ,中央にごく小さい花を密生。
果実は集合果で赤熟し,食べられる。
材は器具・薪炭材とする。[季]は 夏。・・・三省堂 大辞林 より
僧兵の姿は、白の五条袈裟を以って頭を裹んだ。裹頭(かとう)という。
法衣は墨の裳付、石帯で結び、白の括袴に白の脛巾、裳付の下には下腹巻という胴丸の鎧を着けている。
足には足駄をはき、腰には革包の太刀、薙刀を持っている。
叡山の林間に、見え隠れする白装束の裹頭は、里山に、白き花弁状を木の葉の上に置く木立を見つけて、山法師と名付ける。
白き花弁状は、花に見えて真実の花でないところは、相場の世界にする暗躍するという”山師”に似るところも・・・少しあり・・・。
100年前、日本からワシントンに贈られた桜の返礼として寄贈された。
日本に定着したハナミズキは、別名アメリカヤマボウシ。
やはり仲間か!確かに似ている。
○亡き友の記憶となりし山法師 裕
白雲木
エゴノキ科の落葉高木。山地に生え、葉は大きく円形で裏面が白い。
5、6月ごろ、多数の白い花が総状につき、垂れて咲く。
花びらは深く五つに裂けている。庭木にする。おおばぢしゃ。・・・デジタル大辞泉
白い花が満開に咲くさまが、 白雲のように見えることから・・・
学名:Styrax obassia
属名の Styrax はギリシャ語の「storax(安息香)」から。
この属の植物の樹脂から安息香(ベンゾイン)が採れることから名づけられた。
○孫悟空 白雲木の 花と馳す ・・大串章
これは実に楽しい。
孫悟空の乗った、確か”キント雲”の、形や色はよく知らないが、
白雲木を雲と見て、孫悟空が乗って馳せる姿に、「西遊記」を詠んだのだ。
花はよい香りがする。
・・・近くの公園で