S井さんに誘っていただき、
今日から高松美術館で開催の硯友会書道展へ。
今回は同人による臨書作品(古典を書写したもの)と名筆の拓本等が展示されていました。
特別陳列の拓本「蘭亭序」「楽毅論」のなんとすごいこと!
文字がまるで肉筆のように生き生きしていました。
書いた人、それを石に刻んだ人。
・・・すごいです。
臨書作品にはそれぞれ、手本の縮小コピーを付するという嬉しい配慮がありました(^_^)
ただ、出品者にはかなりのプレッシャーだったことと思います。
なにせ、原本との見比べをされるということですから・・・。
書道では、良筆に学ぶという意味で臨書が非常に大切なのだそうです。
永平寺七十八世
宮崎禅師さまは生前よく、
「一日真似をしたら一日の真似。
二日真似して、それで止めたら二日の真似。
ところが、
一生真似したら、真似がホンマもんになる。
真似が真似で終わらんようすることが大事や」と、おっしゃっていました。
真似を徹底することの尊さと、難しさを思った書道展でした。