流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

2010年03月29日 | 日記

国分寺町・橘池の南側にある山の遠景です。

仲の良い夫婦を表現するときに「琴瑟相和す」という言葉を使います。
今日は、そんなご夫婦の奥様のお葬儀でした。

お参りにうかがうと、いつもお二人仲良く琴瑟相和してのお迎えをして下さいました。

どんなに仲が良くても、
どんなに大切な人であっても、
必ずやってくるのが「別れの時」です。

桜の花をどんなに愛でても、やがては散っていくように・・・。

和尚にできるのは、
桜の花の美しさを心に残すように
お付き合いをいただいた方々、一人一人を心に刻んでいくこと。

・・・お参りの帰路、山に咲く桜を見ながら思ったことでした。
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