流雲片々   ~ 香川県・高松市 曹洞宗 祥福寺 ~

おりおりの風光とよしなし事を思いつくままに。栗林公園の南西、小高い山の中腹に閑居する禅寺和尚の雑記です。

蠟梅かぐわしく

2012年01月19日 | 日記
昨年のブログで紹介した
いただきものの着物や羽織
染め直しや 仕立て直しをして とても重宝しています

ご自分のものだけでなく
ご両親や、祖父母さまの反物になると
今では とてもお目にかからないようなものがあります
ただし、大変残念なことに、生地としてはとても弱ってきています

そのときに
繕いをお願いするのが悉皆屋(しっかいや)さんです
悉皆屋さんといっても、一般的には、呉服屋さんが対応してくれます

昨日の夕方遅くに
上衣の繕いを持って 悉皆屋さんに出向き扉を開けたら



蠟梅(ろうばい)の
なんとも かぐわしい香りがただよっていました

蠟月(ろうげつ=12月)に咲きだすから
あるいは
和蝋燭(わろうそく)の色に似ているから
蠟梅とも呼ばれるようになったのだそうですが
名前の由来など関係なく、なんとも、心にしみてくる香りでした (^_^)

そして
繕いを相談した結果は・・・
今回の繕いが最後かなぁ?ということでした (>_<)

そこで
ストックしていた喪服を洗い張りして
二枚目の仕立てを お願いしてきました
どんなふうに仕立てあがるのか また報告しますね
コメント
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